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我妻由乃は健全な女の子なんだ!といってみる【未来日記】  

懲りずに『未来日記』ネタです。


そして懲りずに我妻由乃ネタ。
私は由乃が大好きなんですが、私と同じ理由で彼女を好きな人を見かけたことは、実はありません。
なんでだろう?と考えていくうちに、由乃はヤンデレでもストーカーでもないという結論に至りました。

もっというと、由乃は言葉(よくしらないけど)の仲間ではなく冴羽リョウの仲間だと思ったのです。


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これまたネタバレ前提なので注意。

というのが、由乃は実は、雪輝が嫌だといったことはやらない人です。
例外が雪輝の安全に関わるときと由乃自身のアイデンティティに関わるとき。
そういう意味での筋の通し方が好きだったのですが、重要なポイントがいくつかあります。

・雪輝は由乃に「いやだ」という意思を表示せず、独白と態度だけで嫌悪感を示す場合がとても多い。
・このため、由乃は雪輝が嫌がっていることに気付いていない場合が多い。
・雪輝が真っ向から「いやだ」と言った場合、由乃は意思を押し付けていない。
・そもそも、由乃に対して「お前のそれがおかしいんだよ!」という指摘がなされたことが殆んどない。
・雪輝が嫌だと言ったことを由乃は繰り返していない(ちゃんと学習している)。
・由乃のストーカー行為、ヤンデレ行為は対雪輝に限定される。
・由乃が雪輝以外の存在に対してストーカー的な行動を行ったことはない。

演出が意図的に「かわいらしい女の子」と「不気味な行動」のギャップを強調しているのですが、こうしてみてくると全く別の像が浮かび上がります。

つまり、由乃はコミュニケーションの方法を知らない人なのではないか?
彼女の家庭環境を考えると大いにありそうなことです。一方、彼女は対外的には「何でも出来る優等生」と見られています。なまじ他の方面の才能が死角なく優秀なので「こんな基本的なことがわかっていないはずがない」として、「ストーキングや不気味な行動にも意図がある」と誤解されてしまいやすいように思います。
これは我々の日常でも割とあることです。

もうひとつは、由乃と雪輝(とか他の日記所有者全員)との、根本的な認識の違いです。
由乃は二周目なので、「日常」が7月28日に全部崩壊することを知っています。だから、日常のルールに従ったり、日常を保持することに、彼女はあまり重きを置いていません。
でも、雪輝たちには7月28日に起こるもののイメージはないから、日常がこのまま繰り返すと漠然と信じています。

タイムリーな例でいくと、2011年の3月10日の東北に行くことが出来て、今はもう会えない人に会えたとして、311を知っている私たちの「逃げて!」という叫びが果たして通じるのか?という問題です。

つまり、由乃にとっては桜見市は「戦場」で、4月22からの日々は「市街戦」になります。
そして、世界は永遠に続くものではなく、3ヵ月後にはもうなくなってしまう限られた日々になります。
2周目世界では、恐らく由乃だけがこの認識を持っていたはずです(ムルムルはそこまで考えていない)。

私たちの目に日本の日常に見えている桜見市は、由乃には東南アジアのジャングルに見えている、といったところでしょうか。

彼女の極端な思考の描写や、極端な選択を迫る場面は、戦場だと考えると合理的です。
そして「戦場」での由乃が取る戦術は、ストーキングやじわじわくる精神攻撃ではなく、要所への圧倒的な戦力での奇襲・強襲です。



なので、今回冒頭で紹介した

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につけられた「切ろうとするな!殺すことだけを考えろ!」というキャッチコピーは、図らずも正鵠を射ていることになります。
これは、桶狭間で信長が命令したとされている内容でもあります(首をとることにこだわるな)。


問題をまとめます。
・基本的なコミュニケーションのやり方について、誰も由乃に指摘をしていない。
・同じ世界同じ場所を生きていても、由乃は「制限時間のある戦時」の感覚で生きている。雪輝たちは「永遠に続く平時」の感覚で生きている。

と考えると、ポイントが見えてきます。

愛情表現のやり方を知らないからストーキングや監禁の問題がおき、戦場だと認識して行動するからギャップが生じてきているのです。
たとえば先のようにジャングルとか、全く別の国の戦場で、地元民のゲリラのものすごく賢い美少女としてだと、由乃は自然な存在になります。たまたま戦場が一見日常そのものの場所で、由乃が日本人の日常にかなり高度に溶け込んでいる存在だから、エキセントリックに見えてしまうだけです。

もっと言うと、由乃は迷彩服を着て登場するだけでイメージががらりと変わるはずです。
ためしに想像してみて下さい。しっくりくるはずです。


そうです
由乃は健全な女の子なのです!!!!!

言い換えると、由乃はヤンデレではなくむしろ野生児というべき存在なのです。そして、桜見市という世界の中で彼女は中学生としてではなく熟練の戦士として行動している。

してみると、未来日記は「戦場を生きてる女の子」と「平和な日本で生きている男の子」が出会って仲良くなっていくという健全なストーリーが不健全っぽく描かれているだけの話である、と言えます。

実際、由乃の問題点を雪輝が指摘し、認識が共通してくると二人のギャップがどんどん消えていきます。


そう考えた上での由乃の類型というと、『シティハンター』の冴羽リョウが浮かびました。
冴羽は新宿の街中でトラブル解決を行っている凄腕のガンマンです。毎回ストーカーやら悪の組織やらに狙われている美女(ゲスト)がやってきて話がすすみます。
冴羽は女に目がなく「もっこり~」と叫んでしょっちゅう襲い掛かります。普段はただのエロキャラなのですが非常に優秀で、ここぞの時にはスマートに悪を倒していきます。
この冴羽、幼いころに飛行機事故で両親をなくし、内戦下の異国で傭兵として生きてきた人間です。だからあんな性格になったのだ、という説明がされます。

描写のされ方は違うのですが、「日常に溶け込んだ戦場側の人間」、「溶け込めていない部分のギャップの出方」や「戦場で培われた形質」が由乃と冴羽では共通します。


ということで

我妻由乃は21世紀のシティハンターだったんだ!!!!!

という結論にしておきます。


ただし、由乃が雪輝に恋をしたのも、日記所有者に選ばれたのも、殺人を犯した「あと」です。
・・・・・やっぱり不健全かorz

コミュニケーションについてフィードバックしてくる相手がいなかった以上、当然の帰結ではあります。
また、ここまで踏まえても「我妻由乃は優秀な戦士である」という評価は可能です。


なお、『未来日記』で冴羽に当たるのは雨流みねねなのではないか?という指摘は可能です。
ただし、みねねにとって桜見市は「戦場」ではなく「安全な町」です。みねねは「戦場を体験したことがあるだけの人」です。
確かに落ち着き方とか主人公への位置付けは近いのですが、みねねは最後まで「平時」の感覚からは脱しきれず、それで体を損なったり致命傷を受けたりしています。









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どうでもいい蛇足。
私が由乃を好きな理由。



くるってるのは

この熱さ。
もちろん美少女補正はあるし表現方法にも問題はあるのですが、このポジティブさが人として最も大事なものだと思っています。



ところで、なんで「あがつまゆの」じゃないんでしょうね?
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コメント

Wow~~!!! I love how you portray Yuno like this!!! I really love Yuno, and after reading your brilliant article, I love her more and more~~~

Yeah, she's perfectly 健全な女の子。。。
他の人は彼女が知っている事実を知っていないから、
ゆのは誤解されているんだね~

Lee #- | URL
2012/11/20 13:50 | edit

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