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平沼カナエの先の我妻由乃、我妻由乃の先の古崎由乃【未来日記雑記】  

『未来日記』全巻とフラグメンツ、『花子と寓話のテラー』全巻、思わず一気買いしてしまいました。
漫画を大人買いするのは『蒼天航路クロニクルズ』以来2回目です。
『ネウロ』ですら全巻買う気にはならなかったのに、びっくりです。


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とか言ってるそばからドラマの由乃の配役が決まったみたいですね。
世界観が似ている全く別の周のゲームとして、古崎由乃も我妻由乃とは別物と考えた方がよさそう。

読んで気になったことを、ざっくり、つらつらと。

結末バレを前提の記事です。バレが嫌な方はUターン推奨。

みねね様が可愛すぎて生きるのが辛い…!という事でこの作品のヒロインがみねね様だと再確認した「未来日記」第20話!もう西島さんに対する印象が激変するような回でしたよ…なんて男らしい人なんだ!ネタバレありなのでご注意ください。...
アニメ 未来日記  第20話「データ転送」感想



『花子と寓話のテラー』と併せて読むと、『未来日記』のウリは謎解きや世界設定ではなく人間の心の物語なのだと改めて感じます。サスペンスの皮を被りつつ、中心はあくまで由乃の救済です。

ただ前半はバトルロワイヤル色が強いです。
連載当時だと由乃の正体と目的がわからないため、彼女が敵か味方かわからない緊迫感があり続けたのだと思います。ところが後半は人間賛歌が一気に押し出されてしまうため、デスノートみたいな話を期待していると肩透かしを食ってしまうのではないでしょうか。

また、由乃自体がとても優秀な軍師でありパートナーなので、ゲームの目的と由乃の意図がわかっている場合、由乃の見え方ががらりと変わってしまいます。


設定とサスペンス部分を切り出すと再構築(改善)の余地がかなりあるので、ドラマも面白くなると思います。


『花子と寓話のテラー』は『未来日記』のプロトタイプのような作品でした。
どちらも、世界を構築した大きな力に対し、主人公とヒロインが人間としてあがいて自己を作り上げていく話です。
そして、どちらも人間の気持ちのつながりが強調されます。

ただし、『花子』が家族愛と男女の愛情だけなのに対し、『未来日記』では友情という要素が大きく絡んできます。
友情のほかに、男女の愛に対して世界の仕組みや家族の愛も牙をむき、『未来日記』では「愛」に対する試練の強度が格段にあがっています。
そのぶん、テーマの「気持ちがつながる感動」が強調された格好になります。

ヒロインの設定も「ポジティブ」「行動派」「大金持ちのお嬢さん」「親の愛情をいっぱいにうけている」「その愛情を受けるべき半身を喪失している」点で共通しています。『未来日記』だと能力と主導権の面では主人公とヒロインの関係が入れ替わった格好。ただし、これも『未来日記』になると作者のテイストが強調されてきます。

どうも、えすのサカエという作家の底流には世界や人間への肯定があり(だから強く惹かれたのですが)、どんなに陰惨で病んだ話でも大味に強力な「陽」の方に話が行ってしまうように思います。

まとめると

『花子と寓話のテラー』 = 家族愛、男女の愛 VS セカイの仕組み
『未来日記』      =   男女の愛   VS 家族愛、友情、セカイの仕組み


となります。

全てが敵に回ったことで男女の愛がより多く試されるようになるのが、『未来日記』です。


新要素の友情は大きなポイントで、友情を象徴する秋瀬或というキャラクターは我妻由乃と好対照を成しています。
どちらも頭が非常によく分析に優れ、容姿が端麗で、腕が立ちます。
作戦立案、先の読みあい、出し抜きあい、直接的な武力対決、主人公の心の天秤、時には仲間を切り捨てる非情さ、と言った要素で両者の能力は拮抗していて、かつ、よく似ています。また、どちらも主人公第一で行動もしています。
このように、多くの意味で由乃の好敵手となるのが秋瀬或です。

また、或は由乃と対になる存在としてもデザインされています。
イメージカラーが由乃のピンクに対して或は水色。
性別が女の由乃に対し、或は男(ホモキャラとしても描かれています)。従って両者の提示する「愛」は微妙に異なるものになります。
先制する攻撃戦闘に特化した由乃に対し、相手に手を出させて受け流し、後の先を取るのが或。
※或は何度も由乃を退けていますが、自分のスタイルを崩して「積極的に攻撃に出た」ときに由乃に敗れています。

ゲームの勝者として神となった由乃に対し、デウスが用意した監視者だった或。
どちらもゲーム外の超越存在で「デウスの力を超えたもの」です。どちらも、「愛」に基づいた強い意志でゲームのルールを越え、自己の居場所を戦い取っていきます。
孤独で雪輝以外の全てを否定する由乃に対し、リーダーとして仲間を増やし、協力して事を成す或。
そして、両者の行動原理は「雪輝第一」であり、雪輝が彼ら自身の存在理由を規定もしている。

ガンダムなどのロボットモノでいくと、由乃が「少年がめぐり合ったものすごく強いロボット」で、或が「そのロボットと対になるライバル機」といったところ。ガンダムUCでのバンシィとかガンダムWでのエピオンのような感じです。劇中でも由乃は或たちとの対決の回数が一番多いです。

では、或が女だったらどうなっていたのか?

或のネックの性別が消えて理想の恋人になるので、これも面白い対決劇になっていたと思います。
ただ、或がホモだということを除いても「主人公を助けようとする友人たちのリーダー」の役割があるので、友情を代表するキャラが別に用意されていたように思います。
そして、物語の結末はそれでも同じになると私は思います。


if、といえば、今更ながらに見ると8th(上下かまど)のキャラ立てがないのがどうにも勿体無い。
かまどは、孤児を保護してお母さん代わりになっていた人のはずです。
終局で彼女を守ろうとしたのも、殺そうとしたのも、どちらも14歳の子供たちでした。
物語のテーマを考えると、最後に雪輝と対峙したときに、彼女の保母としての面がクローズアップされなかったのが残念です。
大人として親のように雪輝と由乃を叱ったり、頭をなでるというエピソードがあってもよかったかなと思うのです。

「つらかったんだな。あんたたちの嫌なことはおかあちゃんが全部受け止めてあげる。
 ・・・子供たちが安心して生きていける世界を作ってくんろ」
という形でつなげればいい。
なでられても抱きしめられても、それでハッとなって心が動いても、結局雪輝と由乃は8thを殺すでしょうし。


ただし、かまどが死ぬ間際のシーンのメインは或がメッセージを伝えることにあります。尺的には難しくなります。
また、改めて読み返すと『未来日記』では「選択」が繰り返し強調されている話です。

ですので、かまどを友人たちが「人間の鎖」でかばう時点で
「うちらの親は死んでしもうたけど、まだやり直せるよ。な?みんなで助け合っていこうな?」みたいなことを日向が言ったり、かまどが「かわいそうな子だったんだね」みたいに雪輝の境遇に同情して涙を流す、とかを入れたうえで

「狂った夢にすがるのか、今ここにいる仲間を選ぶのか、目を覚ませ天野!」(見開き)
と日向が叫ぶような形で選択を迫るとシーン映えしたように思います。
で、高坂が反対しようとするのをまおちゃんが黙らせる。

これは今からでもアニメに入れてほしいです。


アニメ、といえば。
7thに屋根裏に追い詰められたときの「だから好き」は原作を読んで初めて納得できました。
物語のキーが「由乃はどうして雪輝のことが好きなのか」にあるので、ずっと気にになっていました。
だから全巻買ってしまったようなものです。
かなり重要なステップのはずですが、あれはアニメだけだと意味が通りません。



買って読み返してみると、3周目デウスが由乃に協力した理由はやっぱり「由乃を放置しておくのが危険すぎる」だったのではないかと改めて思えてきました。
12巻で雪輝が由乃(1周目)を助けに戻ってきた時点で「デウスの力の半分を持っている」はずの9thみねねが本気ムルムルに一蹴されています。
ですが、この時点での由乃は「不安定」かつ「記憶改ざんしまくり」という、十全とは言いがたい状態です。

不完全な状態ですら手に負えないので、記憶を取り戻した3周目由乃が2年の準備期間をもって挑んできたら、日記所有者全員を動員して総がかりしてもデウスの勝ち目は全くなかったのではないでしょうか。






【オマケ】
ここで、ふと思い至りました。
我妻潮萌えというジャンルを提唱してみます。(続きます







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tag: 由乃はなぜ両親を監禁したのか  我妻潮萌え  我妻潮  我妻西果  古崎由乃  未来日記-ANOTHER:WORLD- 
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コメント

そうですね。何故か「由乃」という名前だけ変わってないというのがネックなんですが別物と頑張って考えます

R #- | URL
2012/03/12 18:47 | edit

>>Rさま
書き込みありがとうございます。
そもそも由乃を「人間」が演じられるわけがない!と考えれば気が楽になります。

さわK #- | URL
2012/03/13 06:06 | edit

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