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ガンダムAGE感想 20:赤いモビルスーツ  

AGEシステムの秘密を突き止めたゼハートが、システムを奪取すべく新型MS・ゼイドラを駆ってディーヴァに襲い掛かります。
ということでゼイドラ顔見せ回。ゼハート仮面(笑)VSアセムの第一ラウンドです。

戦闘がひたすら熱かった以外は気になった点があまりありませんでした。
・・・が、
このサイトっぽく追いかけていきます。


今回のメインがアセムVSゼハートであり、AGE-2VSゼイドラ、なのは言うまでもありません。
しかし、その裏のアスノVSガレットの対比の方がむしろ気になりました。


今回からデシルが再登場し、アスノとガレットの2世代合計4人が出揃いました。
この4人、かなり面白い対照になっています。

まずデシル、何故か32歳の魔中年。コールドスリープで子供のまま、とは行かなかったようです。
温存云々とか言っているのでゼダスも貰えなかった?模様。
しかもガンダムに粘着ではなく、なぜかゼハートに粘着しています。

なお、今回冒頭に登場したゼダスRは「改修された」とされています。
ゼイドラは「最高レベルのXラウンダー用の機体」と説明されていますから、

改修ゼダスで十分な(自分ではとても優れているXラウンダーだと思っている)デシル
<<<<改修ゼダスでも物足りない本物の優れたXラウンダーのゼハート


という図式が成り立ちます。そして、その優劣がデシルをいらだたせている模様。

つまりデシルの「ボクの力すごいでしょ。ボク無敵だよォ」は人類世界最強云々ではなく、まず身近の気になるヤツに反応してしまうものらしい。
この関係は、アスノにおけるアセムの立ち位置に近いです。

ガレット家では1代目<<2代目なのに、対するアスノ家では2代目<<<1代目となっています。
そして、自分の社会的な役割を認識して本来の敵を見据えているのは、アスノ家の1代目のフリットとガレット家の2代目のゼハートの2人です。

それぞれの1代目2代目の差については、
デシルとゼハートの差については、Xラウンダーとしての能力の高さの差です。
一方、アセムとゼハート、フリットの差はXラウンダーとしての能力を出しているかどうかの差、という形で劇中で表現されています。能力発現が遅い分をウェア換装でどうにかごまかしていって、最後の最後でアセム覚醒といった筋書きになっていくのでしょうか。

逆に言えば、AGE-2とゼイドラの機体性能自体は互角であるように見えました。
アセムが太刀筋で相手の正体を見切るとか、「"私"って何だよ!」とゼハートにつっかかるとか、ちゃんと痒いところにも手が届いていました。2刀対2刀、銃撃対銃撃をそれぞれ制していき、最後にダメ押しでXラウンダー能力でカタをつけたのも「おおお!」でした。そしてBGMも、ちゃんとユリン戦のときの音楽、つまり心を通わせた者同士の削り合いのテーマを使っていました。


一方、何もしないでただリンゴかじって文句を言っていた魔中年が見苦しいのは言うまでもありません
ただ、彼の見苦しさを通じて見えてくるものもありました。

今回のゼハートの行動は、ヴェイガンの戦士としての規範にかなっているのではないか?ということです。
思えばデシルもかなり好き勝手をやっていて、味方を撃つわ飽きて勝手に帰るわガンダムは見逃すわ、彼がリゼルカントに何をチクろうがまず相手にされないように思います。


ではゼハートが何をやったのか?
「司令官の私」としてガンダムに1:1の対決を挑む。その際に自分の立場、意思、目的を全部明言しています。
最後の最後で一人称が「俺」になっちゃっていますが。公私の使い分けには明確な一線を引いています。
「友達じゃなかったのかよ!?」というアセムの問いに対し、否定も肯定もしていない。なぜならどちらも嘘になるから。

こうしたゼハートの挙動は、「俺は目的を背負った戦士だ」という彼の立ち位置と矛盾していないように思うのです。
名乗りを上げ、自分の立場を表明して過去の関係を清算した上で戦いに臨む。
こうした行動は兵士や軍人としては問題ですが、武士、騎士、戦士といった戦うエリートにとってはむしろ必須の儀礼です。
ゼハートはわざわざ、自分から戦士だと明言しています。それはダズも見ていたはずです。

デシルの待遇を見ていれば、ヴェイガンのルールが割と「何でもあり」なのは一目瞭然です。
それでも司令官に抜擢されていて、ゼハートに与えられている権限はデシル、ギーラ、メデルの誰よりも大きいです。
ということは、単にパイロットとしての資質だけではなく、人格や規範の面でもゼハートは「ヴェイガンの基準で」優れていると見られているのではないでしょうか?
AGE-2の喉元に剣を突きつける構図も今回が2回目ですが、1回目はヴェイガンの友としての警告、2回目はヴェイガン司令としての警告、という理解でよいかなと思っています。

ウルフの押さえに回ったパイロットたちが予定調和的に動いていることから見ても、AGEシステムの奪取前にまずアセムとの関係清算、がゼハート艦隊全体の暗黙の了解だったようにも取れます。デシルがトチ狂ってるだけで。

そもそもガンダムの異常な強さは前回でヴェイガンの皆も身にしみているはずです。
自分から先頭に立って危険を引き受ける好青年>>リンゴかじって文句言ってるだけのオッサン
というのは共通の認識になるはずです。

ただ、ここも劇中でもう一押し描写が欲しかったところです。

とはいえ、救世主、軍人、戦士というアイデンティティの描き分けはより鮮明になったように感じます。



今回、デシルとゼハートの「飢え」の差も興味深かったです。
デシルは自己顕示欲を満たす敵を欲していました。
ゼハートは自分の能力についてこれる環境を欲していました。
似たような対比の構図はいずれ、フリットとアセムでももっと描かれてくるはずです。



この他小ネタ。
・ディケはいい奥さんを捕まえたのネ。アリーサがひたすらかわいいのはそういうことだ!
・ゲイジングの宣伝てこ入れキター
・コールドスリープされていたXラウンダーは複数形。今後Xラウンダー部隊が出てくるかも。
・食べられるうちにがっつり食べておいて大正解。さすがウルフさんSASUGA!!


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コメント

本当の感想です(あっちでは、省略しすぎてますが・・)

ゼハートはずっと前線にいたのかなって思いました。
Xラウンダーも最適化されてあの時点では最強になったと思います。
デシルはほっときましょう。あとでキーになりそうですが・・
AGE-2とゼイドラとの戦いは、たぶん性能的にはAGE-2の方が上だと思われ、
経験の少ないアセム対実戦経験の多いゼハートのとの戦いとなっており、結果はゼハートの勝利、戦略的にもゼハートの方が優れており、あらかじめ自分の周りに伏兵を並べておき、ゼハートとアセムの戦いに他のやつが入ってこないようにしていたと思われます。

ゼハートも人間ですので、本人は気がついていないが、学校生活で味わった友人との絆のため甘いところがあり、今回は、今後の作戦もあるため忠告で終わったと思います。次の作戦では本気でガンダムを鹵獲もしくは破壊を目的としており、アセムには危険だから「友人として警告するから速やかにガンダムから降りろ」といっていると思われます。

それがメインな話で、あとは恋愛ものをちょっとかませてみたって程度でしょうか。
尺がないのだから、描くところを描いてほしいけど、「・・・・」

いかんせん生で見られなかったし・・・パソコンの不調で・・

ヤス@たぬき #- | URL
2012/02/28 15:12 | edit

>>ヤスさん
ゼハートのバックグラウンドはよくわからないですね。
ご指摘どおりであるかもしれないし、ないかもしれない。
劇中では、どちらだ!と断定できる証拠がないです。

さわK #- | URL
2012/03/04 01:42 | edit

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機動戦士ガンダムAGE #20『赤いガンダム』

デシル … このネタ何人が使っただろうwww しかしほんと、嫌なおとこになりましたなぁ。以前はまだ可愛げがあったのに。 アリーサ、君はそこそこオヤジに似ているから安心し

ゼノタのブログMk-II | 2012/02/28 00:22

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