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マギアレコード感想 〜マギレコから見えた、世界のかたち〜  

『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝と銘打って、スマートフォン用アプリ『マギアレコード』(http://magireco.com/)が8月22日にリリースされました。

とりあえずやってみて、メインストーリーを一通り走りきった感想と考察のようなものです。

マギアレコード(マギレコ)とは、何か?


※今回は考察記事になります。
※攻略については一家言はあるのですが、ここではあえて触れずにおきます。
 これから書く記事に直結します。


最初に結論いきます。
マギレコは、まどマギの神話を再定義・拡張するためのプロジェクトである。



プレイしていて、何はさておき、

『まどマギ』というコンテンツのステージを上げに来たな

と強く感じました。


言い換えると、

本腰入れてまどマギをブランディングしにきたな


「まどマギとは何か?」と言われれば、答えは「アニメシリーズ」になるはずです。
まずテレビのアニメがあって、爆発的な人気が出て社会現象にまでなったので多くのコラボ商品が出て、翌年から2年にわたって劇場化されて、その後も細々とグッズを出し続ける名作コンテンツ、です。
今も根強い人気と評価がある。

一方で
・物語が完結してしまっているので、続きが出しづらい(ファンはそれを切望しているものの)
・スピンオフ漫画やコラボの人気が振るわない
といった問題があり、まどマギの人気は「今までテレビ版と劇場版のアニメに出てきたもの」の人気に限定されていた感があります。これは、「虚淵玄以外の手になるものをまどマギと認めるか?」という問題でもあると思う。

つまり、魔法少女5+1人と、キュゥべえと、魔女と、イヌカレー世界と、音楽。
魔法少女も「少女」だから、時間を動かしづらいし、続編も作りづらい。

コンテンツとしては下火になっていた感があります。
人気は根強いけど、新規のファンが爆発的に増えるわけではないから。


翻って、マギアレコード。
やってみたのですが、まあよくできていて、
・テレビシリーズと本編のBGMが効果的に挿入される
・新規BGMもいい感じ。
・ドラマのテンポが良い
・ライブ2D(2次元の絵が色々な仕草をする)すげえよ!!
・ムービー気合入りまくり!

・何より
イヌカレー空間が動く!
イヌカレー空間の中に入れる!
イヌカレー空間で魔法少女と一緒に戦える!

魔女きもいよ!使い魔殴ると死にかけるから動物虐待みたいでかわいそうだよ!!

など、ツイッターのトレンドモーメントで言われていた”実質まどマギの続編”という評価は至極妥当な内容でした。

この辺りは、この記事を読んでいる方であれば先刻承知のことと思います。
プレイしてみようかな、という方はやってみることはおすすめします。
ただし、めちゃくちゃ時間を取られます。


さて、ここからが本題。
マギアレコードをプレイしていて、上に書いた「まどマギというコンテンツの構造的問題」に対して攻めてるなーと感じました。

マギアレコードには多くの魔法少女が新規に登場します。
舞台も、今までのアニメの舞台だった見滝原や隣町の風見野ではない「神浜」という全く新しい街です。
そして、「ドッペル」という新しい概念が登場し、神浜の世界が魔女システムとは違うルールで動いていることが示唆されます。
そのシステムの謎を、新たに主人公として用意された「環いろは」と、既存シリーズのキャラと、それぞれの視点で解き明かしていくことになります。

今回リリースされたのは「つかみ」にあたる部分で、テレビシリーズだと3話までといったところ。
衝撃的な展開が出てきて「おおおおおおお!」となったところで、ヒキです。
ここまでがどうにか出来たから、夏休みが終わっちゃう前に慌ててリリースしてきたのかな?


内容もドキドキで、新キャラはそれぞれに魅力があって、既存キャラも格を落とさないように描かれていて、物語も考察の余地がたっぷりあるのですが。。。

最大のポイントは、

ソーシャルゲームでの展開に耐えうるように理論的な補強がなされたこと

のように感じました。

(ああうん、まどマギに削られる金と時間をできるだけ最小化したいってプレイ中ずっと考えてたんです俺w)

上記のまどマギの諸問題に対し、これまでいくつかのスピンオフゲームが作られたり、外伝が作られたりしています。
でも、まどマギの熱心なファンの間での人気にとどまってしまう。
それでもよかったのだと思いますが、アニプレックスはまだまだお金を稼ぎたかったようです。


まどマギというコンテンツで儲けたいのなら、人気をできるだけ続かせて、シリーズのブランドを定着させたい。
そのためには、多くの新規キャラとか、スピンオフとかが作れる余地があった方がいい。可能ならば虚淵さんの手を離れて。

そのためには、絶大な人気を博した既存アニメをどうするか、という問題が出てきます。
まどマギのアニメは理論的にも物語的にも高度に完結してしまっていました。だからこそ人気を博したのだけど。

その旧作世界の再定義(打破ではなく、付け加えることでの再定義)が、マギレコの狙いのように感じました。

”神話”として多くのファンを惹きつけ、ファンの思考のスタンダードになっていたのはアニメでの物語です。
だから、まどマギはアニメシリーズとしてまず定義される。

ならば、”神話”自体を新たにソシャゲ用に書き換えてしまえば、まどマギ世界はてこ入れどころか更なる人気が獲得できる可能性がある。
そうすると、まどマギとは何か?と言われた時に、単なるアニメを超えて、ソシャゲやアニメで展開している別のナニカになる。
マギアレコードというプロジェクトは、そういう賭けのように感じました。

ソシャゲ用の神話、つまり、ソシャゲでユーザーが「当たり前」として馴染んでいたものを、まどマギ世界に当てはめて理屈をつけていく作業です。

・なぜ、プレイヤー同士が戦う闘技場システムがあるのか。
・なぜソシャゲ用の物語の舞台が用意されえたのか。
・なぜ、モンスターとのランダムエンカウントがあるのか。
など、など。

アニメのコラボゲームでアニメの中のものをゲーム的に説明することは多いです。
マギレコが違うのは、「最初からゲームベースの、アニメと対等になりうるまどマギ神話を作るつもりでいた」っぽいところです。
最初はアニメだったんだけど、アニメ「も」やってるプロジェクトのレベルにまで引き上げた、というべきか。

この点、マギレコは最初から「覇権」のためのプロジェクトだったと思われます。
覇権アニメを更に上の次元の「覇権」に押し上げるための。
おそらく、「覇権」ソシャゲにはなれると思う。


さて、表題にもどります。「世界のかたち」
コレ見たくてやってたようなもんです。アプリ自体は21時間走った後で一度削除したりしてます。

(横浜を舞台にした魔法少女の奇跡だったらリアルの方が面白かったし。。。。ゆゆゆいの方が好きだし。。w)

キュゥマミと一緒に動いている以上、まどマギネタは避けて通るわけにもいかないけど。
午前4時に急かされてリリースになぜか気づく羽目になってましたし。
どのみちまどマギからは逃げられない以上、犠牲を最小限にするために走ってます。。。時間取られすぎるよあれw。

ただ、
「ああこれ”まどマギ”を書き換えに来てるな」と気づいた時点からは、「現時点でのほぼすべてのユーザーが見ることを想定された」ストーリーは全部見るようにしました。
つまりメインストーリー、アナザーストーリー、いろはとほむらの魔法少女ストーリー。

理論的補強や書き換えをするなら、どこまで明かすのか。物語をどう閉じるのか。
つまり、「この”新たなまどマギ”は、いつ終わらせる予定で作られているのか。」

一通り走ってああなるほどなー、でした。
新旧世界が交わって新システム出てくる、(バレなので白で表示しています。反転で見えるようになります。)
という最高に盛り上がるところでヒキ。

アニメの続編と考えれば、BDを楽しむようにストーリーの1章1章をアニメの1話みたいな感じでじっくり堪能していけば良いのだと思います。そうできる程度にはボリュームがあって作り込まれている。
ソシャゲの例にもれず、最低1年は引っ張れるコンテンツなのではないでしょうか?
覇権を取れそうな程度には、よく作り込まれている。


一方、作られていた当時には想定外だったものが色々出てきています。
「アニメとアプリが連動して一つの神話世界を構成する超強力なプロジェクト」というと、まずけものフレンズが出てくるのが2017年のこの時代。
マギレコは恐らく覇権を取れると思いますが、本来マギレコが得るはずだったユーザーの時間とお金のかなりは、けものフレンズに流れるのではないでしょうか?
また、まどマギが取った覇権は、けものフレンズの人気の前では色褪せてしまう結果になるようにも思います。
(なお、きららファンタジアは未チェックです。やっぱ見ておいたほうがいいのかな。)

また、マギレコのコンテンツ自体も、爆弾を内包しています。
ここまで凄いプロジェクトでも、現場はカツカツだったようで、求人の情報がツイッターで流れてきたりしていました。
「春にリリース」と銘打っておきながら流れに流れ、ようやく夏の終わりの今リリースです。
これは予定外だったようで、プロモーションの漫画が描くことがなくて3ヶ月ほど困ってました。
リリースされたものも、ストーリーは「つかみ」の部分までです。

「てっぺんを取るつもりで最初から大量にリソースを突っ込んだもの」でも、こうなっている。
(徹底的に理論補強をした上にイヌカレーの画像を動かして大々的に宣伝した上に雨宮天を投入しているので、「本気」だと思います。)


また、物語世界拡張ができるようになったことは、描かれる情報が飛躍的に増えることを意味します。
魔法少女たちが暮らす場所、魔法少女の喜怒哀楽、生活スタイル、様々な情報が出てくる。

今までのまどマギアニメは「情報が少ない」ことで、近未来的でかっこいい街並みや劇中世界のミステリアスさを保っていることができました。
マギレコでは少女たちの情報がたくさん出てきます。それはシナリオ書き手のリアルが晒されることでもある。
まどマギのスタイリッシュな魅力を保ったまま、世界を拡張できるのか?
言い換えると、ボロが出ないように質を保っていけるか?
キャラが増えるたびに問われていく問題だと思います。


もう一つが、環境の変化。
テレビシリーズや劇場版が企画された頃に比べると、世界情勢が激変しています。
日本は急速にビンボーになり、気がついたらミサイルが降ってくるかもしれない国になりました。
日本の看板ともてはやされたアニメ産業は、ここ数年で奴隷的に酷使される現場の状況が問題視されています。
その一方で、お隣の中国では日本のオタコンテンツが大ブームになり、潤沢な予算の元で人材が育ってきている。

マギレコが狙う「覇権」は、勝ち得たとしても、とても限定された世界でのものなのではないか?
日本でトップにはなるかもしれないけれど、それゆえに今の日本の限界をそのまま示してもいるように思います。






ということで、まとめると
・マギレコはまどマギというコンテンツが抱える問題を解消し、アニメを超えて更に広くブランディングできる可能性を持っている。
・その可能性は諸刃の剣でもある。
・「広く」自体も、案外小さい限界があるかもしれない。


になります。



最後に、「理論的な補完」とゲーム攻略について。(以下ネタバレです)





















・理論について
ごちゃごちゃ考察すると記事1本いけると思います。
今画像を作れる環境にないので、手書き画像とツイートへのリンク引用でお茶を濁しておきます。
一連の考察()ツイートはこちらから(https://twitter.com/chiqfudoki/status/900550880654573568)。

DH-L3wtU0AAPcTo.jpg


直感的には「魔女ができるまで」の話なのかなーと。
アニメ本編のバラの魔女を彷彿とさせる女の子がいたっぽいし。
まどかが理を書き換える前の、魔女として殺されていった者たちの記録(レコード)だと思って見ています。






・攻略について



"Follow me"(私をフォローしろ!)ですw
IDはHWCF6XJ6
フォローされる分にはこちらの認証も人数制限もないので、どうぞ。

という半分冗談はさておき、マギレコは基本、とても時間を食います。
また、レベルとレアリティの差がモノを言うゲームです
なので、初手から有望なキャラに経験値全振りが大正解です。

時間を大量にとられるのは目に見えているので、初回優遇チケットやガチャを使ってとにかくガチャを引き、強いキャラが出ればよし、出なければ事前登録のほむら、それもなければ強いフレンドのキャラを借りるのが現実的な手になります。
(リセマラをされる場合はノウハウが確立されているので検索すると出てくると思います。)

私のキャラのレベルで一通りの攻略はゴリ押せます。なので、最悪の手段として、助けにはなるはず。
フレンド検索でも、現時点で既に最終盤まで余裕でいける強さの人がごろごろ出てくるはずです。
(初日にレベル80カンストとか、いました)

DH_CO5yV0AAxG1f.jpgDH_CO53VYAAUMsc.jpg





・オマケ
22日の朝4時すぎに、気がついてしまったんです。。。。
彼らに急かされたのかもしれません。義理ごとみたいなもんだし。

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