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まどかマギカ叛逆の物語感想その21(バレ注意) 「3年後のスレた世界から。」  

川崎のチネチッタ(http://cinecitta.co.jp/schedule/)で、劇場版まどかマギカのリバイバル上映をやっています。
先週まで前後編をやっていて、今週が新編『叛逆の物語』。

上映のたびに見に行ってしまうほど、私が『まどマギ』を好きか?これは強い疑問がありますが、
トランプ大統領に初めて肉薄した日本人になりかけたのが巴マミ(とキュゥべえ)という状況
「撮影禁止の筈のダライ・ラマと一緒にマミさんとキュゥべえが写真に収まる状況」
IMG_0091.jpg CIMG0955 (1)

なんてものを見てしまうと、2013年に「ほむらちゃんのためにこの世界を見て回る」とか思ってた人間としては、報告に行くべきだとは感じてしまいます。
自分のまどマギへの好き嫌いとかいう感情や認識は関係なく、恐らくは義理ごとなので。

2013年の公開から3年、コネクトに唄われる「壊れた世界」も叛逆の「逆さまの世界」も、現実が追い越していった感があります。

さて、あの頃みたいに無邪気に楽しめるのか?



見ていて、思ったことが二つ。
一つは、これは子供向けの微笑ましい童話なんだなと心から思えました。
いやテレビ版を最初に見たときから笑ってたけど。

中学生の少女の気持ちが暴走して引き起こす、ナイトメアとか魔女の災害。
変身して何かを成す女の子。
一番地味〜で弱そうなやつが一番曲者のプエラマギ・ホーリークインテット。
「インキュベーターの脅威」と無邪気に言っていられる世界。


この画面の中の世界だと、まだウクライナ紛争もISIS問題も国会前から尖閣に至る騒擾も、ましてやトランプ旋風も起こっていない。
だからこんな程度のことにクソ真面目に怯えていられるのか、と、不思議な気持ちになりました。
子供のままの気持ちの人が暴走する光景は、2016年の世界では少し見すぎました。
日本は言うに及ばず、イギリスでもシリアでもアメリカでも。

そんな世界でマミさんとキュゥべえが駆け抜けていく先では、「チャンスはいつも容赦がないな」と怯えざるをえないほどに、奇跡が立て続けに襲ってきます。


いきなり大臣に会ってしまうとか、大使館から連絡が来るとか、アメリカ大統領と接触できる可能性が出てきてしまうとか(その当時は候補でしたが)。
今日は今日で、ダライ・ラマさんと、「もし話す機会が”出来てしまったら”どうしよう」と必死に考えていました。

明らかに私という人間の分限を超えて、世界の奇跡そのものが降り注いで来まくっているのが今年。
リソース状況は今までで最悪なのに。
だから、5人変身シーンのほむらちゃんを見ていても「この子はうまく韜晦するなあ」などという捻くれた感想になります。


20131216010620.jpg



それが、感想の二つ目。
「暁美ほむらという危険人物にどう対するか」
マミさんの家でのお茶会のあたりから、どうにも気になりました。

BkR0znbCAAAqV1y.png


具体的には、このシーンから。
ほむらの様子を訝しんだマミは、ほむらの足に透明なリボンを巻きつけておきます。


ほむらちゃんが言ったのは、「マミさん、お茶のお代わり」だけ。
これだけで、リーダーのマミは、ほむらにリボンを仕込む。
確かにほむらの挙動は怪しい。いきなり髪型が変わって変な質問をしてきて、動きもぎこちなくなっている。
ただ、そこでマミがやった対応は行動の監視ではなく、道具の仕込みです。
リボンがどこまでできるかを考えれば、私たちの世界では睡眠薬を盛る+盗聴器+発信機を仕込むようなものです。
怖いですよマミさんorz

本当は怖い巴マミ!?

ここまでやるとなると、マミはほむらのことを「実際にいきなり行動に移す危険がある人間」と見なしていたのでは?と考えてしまいます。


CdwDZ79UkAAzbce.jpg
(藤崎竜『銀河英雄伝説』、ヤングジャンプ連載中)


その判断は大正解なのですが、『叛逆の物語』で描写されている「マミの前のほむら」だけだと、違和感があります。
ああうん、上映当時は「ここで仕込んでたのか!マミさんすげー」とか言われてましたが。

自分がマミの立場であの能力を持っていたとして、ここまで備えるかな?と思いました。
ガン・カタに至るまでの流れにしても、マミはほむらに対し、最初から危険分子として接しています。
直前に描かれた杏子とほむらとの関係とは、大きく異なります。
最初にマミ先輩のところに挨拶に来るような「ものをわきまえた」後輩であるにもかかわらず、です。
もちろん、マミのこの過剰なまでの警戒は当たっているわけですが。(視聴者的には当たり前、なのです!)

続くガン・カタでは、ほむらは最初から容赦なく本気で攻めていきます。
あれ?プエラマギ5人衆だと、この人サポート役に徹してたよね?
牙を剥いたほむらは、アタッカーとしても相当「使える」ことをこれでもかとばかりに見せつけます。
なのに、マミは動じていない。
ほむらの戦闘力は、『叛逆』でメガほむとして見せていたそれに比べると、天地の差があります。
初見殺しと言ってもいい。

マミはこれを見切ったばかりか、自分のペースにはめ、追い込んでいます。
マミさんどんだけだよwという話です。

『叛逆の物語』の戦闘シーンに見られる、巴マミの成長


もちろん、「結界に入る前の記憶があった」でカタがつく話ではあります。
翻って、僕らが生きる現実では、ほむらのような爪を隠した危険な鷹に対応しなければならないことが多くあります。
それも、『叛逆』における劇中の情報だけで。

マミといるとき、ほむらはどんなことを「やらかして」いたのかなー?ということを考えながら見ていました。
些細なところで物に当たるとか、変なキレ方をするとか、「この子怖い」と思われるようなことをやっていたのではないか?


話が進むほどに、「うわぁ。。性格がアレな奴が力を持つと本当に厄介だな」との思いが募るばかり。
ああうん、僕ほむらちゃんに報告に来たはずなんですけどね。

結局マミはほむらの制圧に成功して、劇中で振り返っても、「危険人物の掣肘」としてはこの時のマミだけが成功しているように思えます(『多数欠』の八木橋生徒会長を彷彿とさせました)。


マミ「は」、と書きました。他にほむらを掣肘しようとしたのは誰か?物語には、他に二つの勢力が登場します。
一つが円環神まどか一派で、ご存知のようにこれは失敗しています。
もう一つがインキュベーター。これまた失敗しています。

叛逆の物語は、3つの勢力がほむらという危険な有力者をどう制御しようとしたかという観点で見ても面白いな、と思いました。
厳密には、円環一派の本隊とインキュベーターはお互いにお互いを主要な脅威とみなしていて、ほむらに対してはほぼ無防備です。

今回見たら、キュゥべえとほむらのやり取りの新たな面白さが見えてきました。
キュゥべえ、まどかをどうやって支配するつもりだったのでしょうか?
彼には魔法少女に対抗する武力がありません。閉じ込めたは良いものの、その先の決定打がないのです。
ほむらに詰め寄られて答えられなかったのは、嘘を隠していたというより、「やべ!こいつにキレられたら制御できねーよ」と思っていたのではないか、と思えてなりませんでした。
上映当時はインキュベーター悪ッ!とか、クララドールズ怖っ!とか、かなり思っていたように思いますが、
今回見返すと、彼らはバイオハザードでゾンビ実験をやっているモブ研究員のようにしか見えませんでした。

よくいるじゃないですか?
「実験体の暴走?大丈夫ですよ、この特性強化ガラスは絶対割れません(ドヤァ」とか言って冒頭で出てくる人。


そんな間抜けなインキュベーター一族はともかく、問題は円環一派です。
頭が切れ、兵も将も数が揃っている。
ミステリオーソ戦で「自分の魔力はまどかよりも勝っているのでは?」とほむらが気づいたとしても、なおハードルが高いです。

では、なぜほむらの叛逆が成功したのか?
状況を振り返ると、ああこれ管轄の境界なんだな、と気づきます。
円環まどかが迎えに来る神聖な儀式なので、現役の魔法少女二人は儀式の場から距離を置いています。
迎えるのは円環自身の仕事だから、お供の二人もまどかから離れている。
瀕死の魔法少女がまさかトチ狂って攻撃してくるとは、誰も考えていないわけです。
マミならばそこまで気が回ったかもしれないけど、円環まどかによるお迎えイベントはマミの管轄ではない。
このように、チーム円環は引退組・現地組・ご本尊が物理的にも意識的にも離れ、僅かな隙ができてしまっています。
なお、薄眼を開けたほむらは、まずマミと杏子の位置を確認しています(笑)。
この円環一派の絶妙の隙を突く形で、ほむらの叛逆が成功します。

なんでこんなことをしたのかなー、と思うと、「まどかにひとりぼっちで辛い思いをさせるくらいなら、自分が代わりに」というのが動機だったようには思えます。
大人になりたくない子供たちの物語のようにも見えますが。


ほむらが望んだこの世界は、本質的な矛盾を抱えています。

彼女が望むものは、まどか(達)が幸せに人間として暮らすことです。
しかし、まどか(達)が人間として健全に暮らしていったなら、それは彼女達の成長をもたらします。
いずれ、彼女達はほむらの作った鳥籠から巣立とうとするはずです。
ほむらは簡単に「いずれ敵になるかもしれない」と言ってしまっていますが、いざ実際にそんな状況が起きた時、まどかとほむらはどうなるのか?

ほむらの愛情が「ちょっと偏った親みたいだな」と思えて、非常に気になりました。
親と子ではなく、例えば上司と部下だったり、庇護国と復興地域だったり、政治家と民衆だったり、それぞれで似たような状況は起きるように思います。
そしてそれぞれ、利害関係と「望ましい」結末が違ってくるはずです。

いざ自分がほむらの立場だったら?まどかの立場だったら?
それが実際に目の前で起きかねかったりしてみると、おとぎ話として気楽に見られる一方、まどマギはもう他人事じゃないんだなという真逆な感想も抱き、なんとも不思議な気持ちでした。
確かに、劇場版まどマギの前編を観終わった時の感想は「なんで自分はこっち側に座っているんだ」という怒りではあったのですが。


当事者感覚、と言えば。
早乙女先生の「黙示録のラッパが」のセリフ、彼女の教えている内容に鑑みると、「この先生は本当に”いますぐ世界に通用する英語”を教えていたのかな?」とは思いました。
※現在の日本の水準で行くと、見滝原中学校は御三家レベル(中学受験での偏差値73+、高校受験でのSクラス校上位)です。
また、杏子は2016年基準で行くとテレビではなくYoutubeの見過ぎで宿題をサボるように思います。

てか、ほむらはダライ・ラマにぶっ飛ばされそうだなこの人とか思って見ていました。

Cg9A66dWkAAMfKx.jpeg CIMG0957 (1)


ということで、垣間見た2013年は不思議なものでした。
懐かしい顔ぶれと同窓会をやったようなものかな。
振り返れば劇中の多くが自分ごとの「使った覚えのある経験」になっていて、改めて初心を思い出して。

不思議、といえば。
先月に『君の名は』を入館したものの始まる前に席を立って帰ってきたなんてことがあったんですが
まどマギで同じことをやるかもねwとか言ってたら発券手続きエラー&手動での再発行により物理的に阻止されました。
やっぱり、人知を超えた義理ごとを人間の感情でごちゃごちゃ引っ掻き回すのはよろしくないのかも知れません。


なお、今回もコミケに受かってしまったので、なんか出すかもしれません。
出したいもの、伝えるべき話はたくさんあるのですが、予算が。。。。

また見たくなったら川崎チネチッタへGO!


本ブログ外の過去考察はこちら。
まどかマギカ叛逆の物語・ミステリオーソが流れるシーンを見返した感想と、派生して巴マミの強さ、叛逆の真因について。
『叛逆の物語』の戦闘シーンに見られる、巴マミの成長
青の楽園・ひたち海浜公園(28日23時20分更新)

その他のキュゥマミの冒険?はこの辺です。











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