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鉄血のオルフェンズ感想 1期最終回 いっしょうにたったひとりの、ともだち。  

最終回感想の第二弾です。

前回は、この最終回で消されちゃった?かわいそうな人の一人、アインについて言及しました。
・彼は物語の最初から鉄華団の対極の存在(手が汚れていない少年兵)として描かれていた
・クランクが鉄華団に対して行おうとした救済の続きをやろうとしていた
・”かわいそうなもの”として手を差し伸べようとする者は鉄華団の敵。対等に見ていないからこそできることだから。

この辺りが骨子になります。今回はガエリオの涙について。
以前にひねくれてるとか軽薄とか書いたことを本当に申し訳なく思う好漢でした。

この人、なんで消されたんでしょうね。消されなくちゃいけなかったのかな?

ということで、今回はガエリオとマクギリスについて。
全てのガエリオファンの心が、どうか安らかになりますように。




最終回を見ていて、ガエリオにはひたすら感動しました。彼は輝いていました。すごかったです。
何がすごいって、この人

心が折れない。


絶望するたびに、絶望のどん底に行くのと同じ速度で正義の怒りを増幅させ、パワーアップしています。

彼はまどマギキャラだったら3回は魔女化しているはずです。
自分がはめられてギヤラルホルンの凋落に手を貸したこと、マクギリスが自分とカルタを利用したこと、そして妹について。
片やマクギリスは悪人顏で微笑むし、ガエリオの攻撃を全てひらひらと受け切ってガエリオをなぶるし、幼女を手中にしているし、もうなんか救いないです。一見。
結論から言うとあの戦い自体が救いだったと思うんですが、後述します。



で、凄かった点のその2

その怒りが正義の怒りである

こと。
正義なんて一番人を殺す概念だし、人間の数だけあるものだとも思うんですが、ガエリオの怒りは澱みのない正義って言い切っちゃっていいと思います。
古今東西どの世界でも多分通用する、正義。絶対正義って言っちゃってもいいんじゃないかな。

なぜか?
ガエリオは他人の尊厳のために怒っているから。


マクギリスに対しても、殺そうとしたかどうかは怪しいところです。
ああうん、あの攻撃受けたら普通は死ぬけど。
憎しみをぶつけていたようには見えないんですよね。
むしろ「おかしくなってしまった友人を糺す」ために「馬鹿野郎!目を覚ませ!」攻撃をひたすら叩き込んでいるように見えました。
唯一決まったガエリオの攻撃が「マッキーの頬を張るパンチ」だったのはポイントだと思います。


で、重要なのはマクギリスがまったく驚いていないこと。
あれだけ嬲るようなことを言いまくってるのに、ガエリオはどんどんパワーアップして攻撃してきます。
驚異的タフネス、というより、ある意味異常な精神構造だと思います。
完全に「正統派ヒーロー」の行動そのものをしていたように思います。

これは普段のガエリオからは想定しにくい行動のように思います。
軽口を叩き、他者を侮蔑する言葉を吐き、力のあるものに腰巾着のようについて回り、ともすれば軽薄に見えるのがガエリオ。
そんなガエリオがあんな覚醒をしたら、普通はビビると思います。

でも、マクギリスは動じていない。
もっと大事なのが、最後は目をそらさず真正面から受け止めていること。


つまり、マッキーはガエリオがああいう男であることを知っていたわけです。
予想していた行動だから動じなかった。
では、そういうガエリオを、マクギリスはどう評価するのか?

侮蔑ではないと思います。覚醒させて踏みにじる、ではない。
でも覚醒させる必要はあったように思います。覚醒させ、全力を出させた上で討つ。
これが私人マッキーとして、どうしても必要な過程だったのではないか?

※「最後の嘘」でのガエリオ描写も、ガエリオの人となりを示す布石だったように思います。
 マッキーは、ガエリオのああいう本質を知っている人間だと思う。



これは、彼がカルタの気持ちにも気づいていたこととも関連します。
気づいた上で蹂躙している。なぜなら「ずっと怒っていた」から。
マッキーは、自身で言うように嘘は一言も言っていないと思います。ただ、怒りが大前提にあったのだと思います。

つまり、初対面の時から彼は世界を全否定していた。
だからガエリオもカルタもイズナリオも、彼の救いにはならなかった。
そんなところなのではないでしょうか。

では、マクギリスの動機は何なのか?

この先は私は判断ができないです。
状況証拠で「ほぼ間違いなくコレだろう」という推測はあります。
でも、2期全部見ないとそれでいいのかがわからない。明示されてないから。

これが、前回の記事で書いた「”オルフェンズとはなんだったのか?”が実は不明」と関連します。
マクギリスの暗躍は描かれても、動機が描かれていないのが1期。2期でどうなるかがわからないので、評が下せない。
鉄華団の物語が一定の解決を見ても、世界の都合を決める男が何を考えどう動くのかが未知なのです。
つまり、「オルフェンズとはなんだったのか」は鉄華団の問題としては答えが出ていて、世界全体の問題としては未解決、ということになります。

とりあえず、マクギリスには強烈な動機があった、としておきます。

他人のために怒るガエリオのことだから、その動機を聞いたら、やはりマッキーのために怒ったのだと思います。
マッキー以上に泣いて、マッキーのために尋常ならざる力を振るう鬼神と化したのだとも思います。

だから、殺すしかなかったのではないでしょうか。

怒りが共有できるものだったり、尊厳が修復できるものであれば良い。
でももし、もう既に粉々に踏みにじられていて、もうどうしようもないものだとしたら?
そのどうしようもないものは、ガエリオのような男にだけは見られたくなかったのだと思うのです。
ガエリオはどうしようもなく正しく、強いから。
怒るガエリオを見るだけで惨めになるかもしれないし、そのように怒れなかった自分自身を思い出すのかもしれないし。

マッキー、幼少時に「自分の誇りのために無謀な喧嘩をしてくれるガエリオ」を一度目撃しているんじゃないでしょうかね。
で、それをガエリオの本質だとも思っている。
なんでマクギリスがガエリオと付き合っていたのかなって何度か思ったんですが、利用価値と同じくらい、彼の人間としての強さに対するリスペクトがあったように思います。
もちろん、リスペクトに伴う嫉妬や劣等感もあったのだろうけど。

だから全力を出させ、攻撃を全部受け切って、その上でトドメを刺したのではないでしょうか。
それがマクギリスとしての決別だったのだと思います。
あそこまで心が折れない者を踏みにじれるようじゃないと、その先の何も成せないでしょうし。

もう二度と会えないからこそ、全力でぶつかる。
中途半端なままガエリオを騙し討ちで消すと、却って引きずってしまうように思います。
そしてマッキーの動機はおそらく内面のもの。「マクギリスの”野望”」なんて大それたものではないと思う。
拳で泣いてたんだよ、うん。

最後にガエリオに別れを告げる時、マクギリスの表情が不自然なところで切れ、引きの絵になっています。
この時、彼はどんな顔をしていたのでしょうね。
泣いていたのか。それとも笑ったのか?

これは2期まで通して見ないとなんともです。


でも、マッキーはガエリオのことを友人としても人間としても尊敬していたとは思います。
だったら共存すればいい?いやいやそんなに甘くないから。
リスペクトしていて、親友だと思っているからこそ、ああいう結果になったように感じています。

一言でまとめると、ガエリオはマッキーの良心の象徴だったように思います。
輝いていた少年時代の象徴でもある。
修羅の道には、不要のものです。わざわざ塗りつぶさなくてもいいとは思うけどね。
やっぱオルフェンズ、極道ものだわ笑


では、マクギリスの動機は何なのか?
この先はかなりエグいネタで、本編の見方が決定的に変わる可能性があります。事実である保証もありません。
蛇足みたいなものなので、ご興味のある方は反転して表示してみてください。







マクギリス、イズナリオの寵童だったと思うんです。つまりホモセックスの相手。

18話でイズナリオがやっぱり金髪の少年を帯同していて、おや?と思いました。
同じ話ではカルタの艦隊が登場して例のスローガンを唱えまくっています。
同じ回に出した意図を勘ぐると、「好みの容姿の者を周囲において寵愛する」ことはファリド家でもあったのではないか、と。

正直、このくらいしかマッキーの動機として納得できないんですよ。彼なんでも出来る立場だもん。
ガエリオもカルタも扱いやすく誠実な友人で力持ってるし。

マッキーが登場時(ガエリオカルタとの初対面時)からイズナリオのお手つきだった、と考えると、納得はできます。
つまり、「堂々としろ」とカルタに言われても、尊厳のために怒ってくれるガエリオがいても、マッキーは誇りは持てない。
初対面時に誇りは既に蹂躙されて、死んでしまっているから。

本編を見返して他の人物について描かれる「最初から汚れていた」とか、「汚れている者に救済は侮辱」だとか、「綺麗な身体を良しとし、異物が入った身体を侮蔑する地球人の描写」だとか、「血が混じって固まる者が家族」だとか、そういうものとはまあ整合するな、とは思います。
って思うとイズナリオの杖が男根のメタファーに見えてきますorz
セックスのメタファー自体も「いさなとり」やら「盃」であったりするので、初めてでもない。




全く別の動機が2期で用意されるかもしれないし、なんともわかりません。
「愛玩物として扱われることが我慢ならなかった」って形で言われるかもしれないし。
あるいは『サツリクルート』みたいに緊急輸血用の「血液パック」としてのみ存在を許されていた、みたいな全く別の動機が用意されるかもだし。

この辺りはなんともわかりません。



ともあれ、「傍から見ているだけで、人を弄んで」いたマッキーも、ついに己の手を汚します。
それは大人への第一歩なのか、それとも破滅の入り口なのか。
答えは2期を待たないとわかりません。


ただ、
彼が死んで「あちら」に行ったとき、待っていた彼らにたっぷりと絞られることだけは、変わらないように思います。

orphans_final006.jpg










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コメント

お久しぶりです。
ガエリオが死亡した前提の内容ですが、1期では明確に死亡した描写がないんですよね。
胴体を刺されたキマリストルーパーが倒れたり、エピローグで泣くアルミリアにマクギリスがかけた言葉からそれを示唆させている程度で。
コクピット内でガエリオが吐血してうなだれたり、2期で葬儀や墓参りの描写があればはっきり死んだとわかるのですが…。

ペン打ゴン #nJgWjNM2 | URL
2016/06/13 00:29 | edit

Re: タイトルなし

>>ペン打ゴン さま
重要なご指摘ありがとうございます。
放映終了間もない頃「ぼかしてある」ことはポイントだ、という指摘を目にして、なるほどと思いつつ頭の隅に止めてあります。
現在はカバネリのみ視聴しておりますが、コミケ受かってしまったのでここではあまりできないかも。
引き続き宜しくお願い申し上げます。

K.Akemi (旧:さわK) #- | URL
2016/06/13 13:02 | edit

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2016/12/25 23:24 | edit

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2017/02/19 01:50 | edit

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新・00をひとりごつ | 2016/03/29 00:03

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