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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ感想 9話~10話 処女と、童貞と、“ささげたはじめて”。  

見てなかったわけじゃないんですが、相変わらず感想書きづらい。
毎回とてもよくできていると思います。安心して見られる。
人も世界も描かれているので、だからこそ「あー俺わざわざ何も言わなくていいや。安心して仕事できるわw」と思ってしまいます。

今回はゆるーく行きます。発作的に何かを思い出したらぐばばばばっと書くかもしれません。

。。。言ってるそばからちょっと思ったんで書いてみます。このシーンについて。

orphans10_010b.jpg

ということで、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ感想 10話「明日からの手紙」(と9話「杯」)いきます。


まず、さらーっと雑感。メインテーマだけご覧になりたい方は

orphans10_014.jpg


の画像が出てくるところまですっ飛ばしてください。



9話はほかの方の指摘で納得いくものがいくつもあったので、特になし。

前回が結婚式とセックスのメタファー、というのが何か所かで指摘があって。
私が思ったのはバルバトスも一回剥かれて「本来の」晴れの衣装を纏っているなー、とか。
同時に、「本来の」姿にここでようやく「成って」いる。
そう考えると、名瀬の船と行き合うようになってから今回までの3回のまったり展開が”家族”としての出発なのかなーと思います。
ああ、あとオルガとミカがともに「我」の字を当てられ、意識するようになったのは重要なポイント。

で今回はアトラだけしか覚えてません(爆)
アトラを苦界から救ったのがミカで、かつ、「食べ物(いのちの糧)をくれた」のもミカなので、アトラがミカをあそこまで好きになるのも、前回のアミダとの会話でパンと即答するのも納得。

あとはクーデリア絡み。
子供同士の家族や疑似家族は好意的に描かれるけど、では大人はどうなのか。
今回のクーデリア両親以外にもテイワズのボス、クランク二尉、マルバと、何人かの「年上の親」が出てきて、それぞれふれあいやすれ違いを見せています。
このあたりはインクエッジ(@02Curry)さんが書かれていて、たとえば、

クランクと死んだ隊長(名前忘れました、1話でやられたヤツ)とアインの疑似親子関係がミカ、オルガ、クーデリアたちになぞらえられる、とか
オルガはマルバのことを結構認めていた、とか
テイワズのボスのたばこの吸い方に、彼の本当の性格(使えないものを容赦なく切る)が描かれている、とか

ああなるほどねーなことが書いてあるので、私はオルフェンズはそれほど力を入れずに見ています。


ただし、今回あえて注釈つけたいのがアトラの過去。
今回映像で紹介されたのはアトラが「実際に思い出しているもの」です。
彼女の思い出す世界には、身近にセックスがあり、死があり、貧困があります。
でも、お嬢様育ちのクーデリアがイメージするものが、果たして同じなのでしょうか?

暴力
orphans10_003.jpg

貧困
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格差、セックス
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orphans10_007.jpg

(描写がホント気合入ってると思います)

orphans10_008.jpg

一晩さまよったアトラ。「ちょっと抜け出した」ではない、「ここじゃないどこか」への旅立ち。



アトラのセリフを振り返ってみます。


初めて会ったのは10歳の時です。
私が最初にいたのは女の子ばっかりのお店だったんですけど、
稼ぎのあるお姉さんたちと違って小さかった私は雑用ばっかりで、それもあんまりうまくできなくて
毎日毎日失敗して、そのたびに怒られていじめられたり殴られたり。
何か失敗すると、何日も食事を抜かれて
どうしてもおなかがすいて眠れなくて、私はお店を抜け出したんだけど

(過去シーン挿入)

それで、事情を聞いたおかみさんが私を雇ってくれることになって(以下略)


字面だけ追いかけると、かなり違った印象になります。


今はやりのセックスのメタファーはオルフェンズでも随所にありますが(ってインクエッジさんが書かれてました)

だからこそ、まず間違いなく処女であるクーデリアがイメージするものと、アトラが実際にたどるはずであった未来の、ギャップは重要なのではないでしょうか。
クーデリアが想像しているものは末っ子シンデレラのような境遇のアトラかもしれないし、「ぬけだして」が字義通りお店をちょっと抜けた程度で、死ぬ思いで脱走したのかどうか(アトラは荷物を全部持っています)はわからないかもしれない。


orphans10_002.jpg


クーデリアの表情が変わるのが「私が最初にいたのは女の子」の部分。あとの「ばっかり」以下では表情が変わっていません。
娼館だと悟っての驚きなのか、アトラも身寄りのない「かわいそうなこども」だと知っての驚きなのか。
私は、前者と見せての後者だと思っています。
アトラが体を売る寸前だったことをわかっていたら、聞き終わったクーデリアが「うらやましい」とは言わないと思うのです。


両者の認識の差がどう重要なのかは、鉄華団とクーデリアが何を成し、どこに落ち着くのかという結果を踏まえた上でないと判断できないものではありますが。。。。

ああうん、クーデリアの処女が重要。。。とか言おうとしたんだけど、そんなことより!
ちょーーーーーー重要なものがあった、ような、気が、します。



ということで、本題。



orphans10_014.jpg


ここ。
アトラの話なんだけど、後ろで流れてるやりとり、ミカの「はじめてのおつかい」のようにも取れます。
時間が微妙にずれそうだから、何ともだけど。
おばさんとも旧知のようにも見えるし、今回初めてパンを買っただけで、「たまたま」ミカがそこにいたようにも見える。

私が最初に言いたかったのは「三日月とアトラが知り合ったとき、そこにオルガはいない」だったのですが、
子供のミカが外の世界で「はじめて」大人同様に仕事をしたとき、ついでにアトラを助けた、ともとれる。
ミカはアトラの素敵な王子様なんだけど、「はじめてをささげた」のは実はミカの方だったのではないか?

面白い描き方だな、と思って見ていました。
まとめるとミカとアトラの絆は運命的なもので、その関係はオルガからは独立しているといったところでしょうか。




はい、まだるっこしいのはいいよ。
あのショッキングな1話冒頭。

orphans01_001.jpg


「ねえ、次はどうすればいい?オルガ。」

地面に倒れたミカは、立ち上がることのないまま、オルガの声を待ちます。
兵隊にとって、殺人はときに「童貞を捨てる」と呼称されます。
CGSの仕事は傭兵。あのシーンは仕事だったのかもしれないし、違うのかもしれない。
男同士の絆、の関係。



今回。

orphans10_009.jpg


初仕事?のあとのミカは、自分の意思で立ち、動き、人を動かし、命を救います。
男と女の、異なる絆の関係。
セックス連想してもいいし(アトラは水商売の雑用をしていたわけだから、あの家族の連想はごくごく身近な発想だと思います)、

orphans10_012.jpg

同時に、食物を通じた命と命の原初の関係でもある。

つまり、第一話冒頭の殺人と対になるのが、今回のアトラとミカの出会いのシーンだと思うのです。

戦士ミカの「はじめての仕事」を規定した相手が、オルガ。
人間ミカの「はじめての仕事」を規定した相手が、アトラ。


こうなると、今回のオルガがいかにも硬派な童貞のように描かれたのも裏の意味があったのだなと思います。
血に対応するものが肉のメタファーであるパン(キリストの肉体を擬したものなので)、というのも面白いですね。
なるほど、9話でアミダが出した「パン」とアトラの「パン」は、同じに見えてたとえるものがまず違っていたのか、と。

オルガ式の「血が混じる」をアトラ×ミカの絆に組み込んだ初夜を描くと最強の薄い本ができる気もしますが、

今回はアトラの処女防衛話のように見せて、
実際に「初めて」を行ったのはミカで、その結果命が育まれていた、そんな話だったのではないか?
そう、思うのです。

orphans10_010.jpg

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コメント

ここまでの内容で気になりましたが、三日月が相手の命を奪うことをためらったり、
動揺する様子は表面上見せていませんね。
「相手の命を奪いたくない」という趣旨の発言もなかったような…?
(クランクに介錯を頼まれた際は頭をかいて考え込むように見えましたけど)
三日月が死と隣り合わせの環境で育ち、何度も地獄を見たからそれができるのでしょう。

ペン打ゴン #nJgWjNM2 | URL
2015/12/08 00:52 | edit

Re: タイトルなし

>> ペン打ゴン さま
前回は失礼いたしました。
ご指摘の点はその通りだと思います。躊躇なく殺りにいくのが三日月。
ただ、現状だとまだ「第一話冒頭のエピソードが何なのか」が明かされていないので、三日月の人となりについてはまだ断定はできないかなと思います。これからも大きく変わりうるキャラ。

K.Akemi (旧:さわK) #- | URL
2015/12/12 22:09 | edit

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新・00をひとりごつ | 2015/12/07 06:26

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