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アニメ艦隊これくしょん 第6〜10話感想 提督の言葉を意訳してみる  

気がついたら一気に話が進んでいました。やっと見れました。
7話で珊瑚海、8話でトラック島、9話でドゥーリットル空襲と、ほぼ実際の太平洋戦争の通りに推移しています。
ケッコンカッコカリ()とか、もう!クソだろこれwwという慨嘆とか怨嗟の声もわかる気がします。

大和回とか改2回とか、確かに見るのが結構苦痛だったのですが。。。。

やっぱ、好きだし面白いです。



艦これのアニメ、何で好きかなーと考えると、「人材育成物語が面白いから」につきます。
今回でかなり唖然としましたが。。。気にせずいきます。

ここ4回、見ていて思ったのは
吹雪って幹部候補(キャリア)として教育されてるよね?
もっというと、最初から前線指揮官ができる人材を育てるつもりで配属してるんじゃない?
ということです。



これは劇中ではわかりにくいです。登場する艦娘が秘書艦(と旗艦)以外に特に序列がないためです。
私は、吹雪だけ最初からエリート教育を施されているのかな、と思って見ています。
物語を作っている人がそう思って作っているのかは、微妙です。

私が勝手に「あの鎮守府の状況だとエリートが一人前線にいるとありがたいよな」と思い、「結果的に吹雪はエリート教育を施されているな」と感じているだけです。

今回の「夢に吹雪が出てきて色々話しかけてきた」は意訳しています。
自分でも無理があるのかなーと思いましたが、最後の命令書の内容を聞いていると、吹雪が解釈したものと、提督が言おうとしたもの、ちょっと違っているんじゃないかな?とは思います。あるいは提督のリップサービスか。

フィクションだし、劇中に出てきたものが全てなのですが、自分が提督の立場だと、話がわかる前線指揮官の存在はありがたいです。

吹雪がどういう人か、と言えば、
基礎知識がある、空気を読んで合わせられる、ど根性がありバカになれる、素直である、結果が出るまで人数倍の努力をする、人望がある、顔が利く、率先して行動ができる、戦略眼がある、秘密を守れる、失敗しても他人の足を引っ張らない、、、、と、主人公なだけにまあこれでもかとばかりに美質があります。主人公だからなんだけど。

仕事を頼む側から見ると、鍛えれば確実に伸びるし、頼んだ事はやってくれるだろうし、現場で機転が利くのが吹雪。
自分がいない場所でも、こういう人材が一人いれば安心感の桁が変わります。
皆様の職場やクラスにも、こういう人いたのではないでしょうか。

この吹雪の人となりは、書類上でもある程度はわかります(答案や成績に痕跡が出ます)。

ここ3話くらい見ていて、「提督は最初から、前線を任せられる艦娘を捜していたのではないか?」という疑惑を強く持っています。
アニメの話を作った人がそういう思惑があったかどうかはわかりません。
主人公だから、色々なところに連れてって絡ませてるだけかもしれないけど。


こうしたエリート人材は、かなり無理をしてでも育てる価値があります。
文字通りに一騎当千の活躍をしてくれるから。
提督が命令書に残した「吹雪が決戦の鍵になる」は誇張でも何でもないです。
戦略眼がある司令塔の下にチームの心が一つになった時、烏合の衆でも恐るべき戦闘集団に変貌します。
もとが精鋭であれば、尚更です。

だから、古今東西、どこの国でもそういうリーダーになりうる人材には色々な経験をさせます。
多くのキーマンを紹介したり、比較的安全な場所で(本人の能力を大きく超えて負荷がかかることはない、という意味で安全)権限を持たせてみたり、留学をさせてみたり、実地研修をさせてみたり、色々場数を踏ませたりします。
劇中の吹雪もこうしたキャリアを辿っています。
気がつけば鎮守府中に顔が広まっていて、キーパーソン(大和、長門、赤城、金剛)にも顔が利きます。
戦略レベルでも指揮ができて、今回で個人としての戦闘力もほぼ完成しました。
引き際を見誤る危険がありましたが、今回の大破で恐らく解消されています。


今回で吹雪が仕上がったのを見ると、今までの無茶な展開は、まあ、アリかな、とは思いました。
劇中での見せ方はいかにもまずいですが。。。。



これまでの10話で吹雪がどういう経験をさせられ、何ができるようになったか?を考えると、ワクワクするものがあります。
艦娘達を送り出す事しかできない鎮守府としては、「前線に吹雪がいる」というだけで、安心感が変わります。
アイツがいれば大丈夫だろう、と思わせてくれる、「たった一人でも戦場の空気を変えうるアイツ」が、吹雪。


そういう人材は、全軍の中でどういう扱いをすべきなのか?
全員の前で明言するというのも、アニメ9話のアレだといかにもやり方はまずいけど、アリかなと思います。
9話を見て、横山光輝の『項羽と劉邦』での、韓信の元帥拝命のエピソード(大元帥誕生)を思い出しました。
新参のぺーぺーの韓信という人が全軍の最高司令官に大抜擢されるのですが、そのとき、みんなの前で盛大に任命の儀式を行って任命されます。それによって韓信にハクが付き、皆が従うようになっていきます。
吹雪が特別扱いされても受け入れられるだけの下地は、ここまでの話で一応できています。実績を出しているから。
9話の長門の宣言で、吹雪が改になることが個人の目標ではなく鎮守府全体の目標に昇華されています。



前にも書いたように、『艦これ』アニメの深海棲艦との戦いは、70年前の太平洋戦争での日本の連合艦隊が実際に戦った戦いをなぞるように推移しています。鎮守府を縛っている条件も、史実の日本海軍のようにかなり厳しいもののように思えます。


次に訪れるのが、日本軍が大敗して凋落のきっかけになったミッドウェイ海戦。
いずれ必ず訪れていたであろう、「司令部から見えない位置での」大規模決戦です。
基本、資源も動かせる戦力の量も、鎮守府は深海棲艦よりも劣っています。
リソースがカツカツの中で、どこを強化するか?


ということで、吹雪のケッコンカッコカリのシーン。
実際はこういうことが言わていてもおかしくはなかったんじゃないかなーって思ってます。


「ずっと前から待ち望んでいたんだよ。みんなのことをわかった上で僕の意を汲んで前線で動かしてくれる子を。
 僕の命令を聞くだけではなく、自分で考え戦場の先を読み、物怖じせずどんどん話しかけてくる子をね。
 経歴を見たときにビビッと来たんだ。僕が待っていたのは君だ、ってね。君と話す夢を見てしまったくらいさ。
 うちのみんなは優秀ないい子だけど、前線で僕の女房役ができる子がいなかったんだ。
 君ならばできると思う。前線で戦えない僕の代わりに、赤城たちを守ってやって欲しいんだ。
 経験がない?気にしないでいいよ。君のキャリアはここから作って行けばいい。」




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本当はこんな小娘ではなく、もっとベテランが育っていなければいけないはずですが。。。
あの鎮守府、指揮官できる人達いなさそうですよね。。。。吹雪が一番「マシ」だと思います。

「オッサンキモチワリーこと言ってんなー」ですが、指揮官がいるかいないかで味方の死ぬ数が変わります。
ていうか艦隊が負けると下手すると人類滅亡の可能性すらあるので、提督が吹雪を口説くべき必然はあります。


物語の見せ方としてはどうかなと思います。
でも、提督がそういう発言をしてもおかしくないだけの需要は、あの鎮守府にはあるように思います。
私以外誰もしなさそうな解釈ですが。


次回はいよいよ決戦のミッドウェイ。
この鎮守府で吹雪が育んできたものの真価が問われます。
これは、とても楽しみ。


今回6話をまるっとスルーしましたが、「カレーの材料を探しに行く」というしょーもないことのために駆逐艦だけで気軽に遠征にいけちゃう環境は、制海権奪回の賜物だと思います。



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コメント

慧眼です

面白い解釈ですね>吹雪士官(指揮官)候補生論
納得できる解釈ですし、そこまでいかなくても
第1話、2話くらいの頃は(実技は苦手だが頭はいいということで)
 「提督(うえ)は吹雪を隊長格に育てたいんじゃあ……」
という意見は、いくつか見た気がします。
(その後、如月ショックや第六遊戯会の影響か見かけなくなりましたが)
そういう意味では、Akemiさんの理論も、あながち的外れでも
ない気がします。アニメでの見せ方が悪いという点まで含めて……

(KCA) #eqP7eH0Y | URL
2015/03/12 21:22 | edit

人材育成物語としては、前クールからやってる白箱のほうが出来が良いと思えます。
視聴者の反感が吹雪に跳ね返ってるのを見て、共感を目的にして吹雪を配置したんじゃないの?と思います。

葉月 #- | URL
2015/03/13 06:30 | edit

Re: タイトルなし

>>葉月様
Shirobako、殆ど視聴したことがありませんが、聞き及んで友達に見せて貰った限り、「くらべるべくもない」ように思います(19話でした)。
『艦これ』はたまたま私が子供を奮い立たせる立場のときに見たことと、私が好きなタイプのサクセスストーリーだというだけで、世間一般にはかなり堪え難い内容に感じる人が多いのではと思います。
(作り手は吹雪主人公のスポ根路線で行こう、と考えていたのではないでしょうか。この軸はぶれてないように思います。狙い通り受け手に伝わっているかはともかく。)

コメントありがとうございました。

K.Akemi (旧:さわK) #- | URL
2015/03/14 02:00 | edit

Re: 慧眼です

>>KCA様
コメントありがとうございます。
たまに出てくる「書かずにいられない思い」のひとつでした。「こういう右腕前線にいて欲しいな」という思いがあり、また、子供に携わる現場があるので、子供をあそこまで動かせる提督のことは(フィクションでも)やはり畏敬の念を抱きます。
KCA様の3月の日々に、なにがしかのご満足の元となれば幸いです。


K.Akemi (旧:さわK) #- | URL
2015/03/14 02:07 | edit

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