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アルドノア・ゼロ感想 15話感想 「スレイン  は   父     た。」  

放映後から何回か見返しましたが、理性で文章を書くことはいましばらくは無理そうです。
また2週間くらい冷却期間を置くと違うのかもしれません。


面白かった分析はTogetterにまとめていきますので、モチーフとか考察を楽しみたい方はそちらをどうぞ(皆様今回も冴えまくってて面白いです)。

今回は感想だけです。ザーツバルムとスレインについて。




表題。
スレインは今回大事な者を切り捨てるわ叛逆するわ父親殺しをするわ、
ザーツバルムは満足して死ぬわ、養子宣言をするわ成長を認めるわで色々言いようがあると思います。
織り交ざった愛憎はそれだけで一つのドラマです。

TL上の感想を散見していて、自分が史官だったら、今回の出来事をどう書くのかなあ?と、ふと思いました。

史官とは職業で歴史を記録する人です。歴史家と似てますがちょっと違います。
「スレインが逆賊を弑した」「ザーツバルム伯は義子のスレインに弑された」
「ザーツバルム伯は事故死した」「ザーツバルム伯は界塚伊奈帆によって討たれた」
どの立場で誰のために書くかで、色々ありうると思います。

私は、

「スレイン火星人の親がいた。」

これが一番しっくりきました。全部ひっくるめて(反転表示で全文見えます)。
細かい感情は言葉にするのが野暮です。本編を見て、聴くのが一番だと思います。
声優さんの演技にも、キャラの表情の描き方にも、力がこもっています。

スレインはザーツバルムを助けたときから、いつかは討つ気だったと思います。
スレイン自身の理想に照らしても、愛に照らしても、正義に照らしても。
ザーツバルムから受け継いだものに照らしても。
オッサンを討たないのは、私情に過ぎません。
スレインの唱える未来のためには、姫を殺しかけた者は、自分の手で討つしかない。
“天寿”も含め、他人に殺させるわけにはいきません。

では、スレインはザーツバルムを殺したかったのか?これはNoだと思います。
伊奈帆の神の左目も担保しています。「スレインは嘘をついていない」と。

「殺したくないけど仕方ない」という言葉で言えるものでもないと思います。
ここは言葉での説明ってできるのかなあ。できるかもしれないけどしたくないです。

今回のスレイン、感情を叩き付けている子供にしか見えませんでした。
劇中でスレインが子供に戻るのは、ザーツバルムの前でだけです。
ザーツバルムに対しては涙を見せ(12話)、今回は「だまれ!」と激情を見せる。

sureinn1_5.jpg



トリルランに対しても、クルーテオに対しても、ハークライトに対しても、伊奈帆に対しても、姫に対しても、ここまでは見せない。

スレインはザーツバルムに心を許していて、一方ザーツバルムもそういうスレインを受け入れています。
激情、自分を殺すに至った背景、そこまでの葛藤、ザーツバルムは全て「ゆるして」いるんじゃないかなあ。

15父と子
15父と子2
15父と子3


この顔、キレる息子を心配し、話を真摯に聞こうとする親父にしか見えなかったんですよ笑
謀殺の時に何度か、ザーツバルムはこういう顔になります。
最初は驚くのだけど、すぐに真顔になり、スレインの言うことに耳を傾けようとしています。

スレインの方も、ザーツバルムが自分の話を聞いてくれる人だということを本能でわかっていると思います。
だから、言わなくていいことをわざわざ言って、感情をぶつける。

あの二人にはそういう絆を感じました。
スレインという子供が見せる甘えだと思います。
(ただ消すだけなら「スレイン腹黒ー」で済むのですが、わざわざ感情をぶつけるのが、ねえw)
で、最後はああいう形の死別しかないというのは、ザーツバルムにも直感的に伝わったように思います。

今回スレインがザーツバルムにかけた言葉、固有名詞を変えるとそのままザーツバルムにも当てはまります。

「僕があなたに忠誠を誓うと、本気で信じたのですか?
 アセイラム姫殿下に引き金を引いたあなたを、僕が許すと思ったのですか?」


だって、スレインもザーツバルムと同じことをやってるもん。(これは多くの方がお気づきと思います。)

そこに至る積み重ねは置いておきます。
皆様が感じたものや、先に紹介したまとめにあるつぶやき群の中のどこかに答えの断片があると思います。
ちょっと付け加えると、前期の最終回のときに殺されてなかったおかげで、ザーツバルムは彼が人生で得た多くのものをスレインに伝え、その結果も多く見届けることができたと思います。

振り返ると、13話でカタフラクト操縦、14話で政治理念と、いずれもザーツバルムはスレインに合格判定を出しています。
で、集大成としての謀殺。
全部ひっくるめて「悪くない」。


ザーツバルムとスレインのやり取りを見ていて、子供のころの自分は親からはこう見えていたのかな、と思う部分が多々ありました。
これは、当時の自分に言葉で通じさせる自信がないです。
知り合いでスレインの年頃の子供たちが何人かいますが、彼らに「親に愛されてるんだよ」、って言っても、これまた、伝わる自信はないです。
そういう聞き分けの良いイイ子ちゃんがいたら、逆に警戒します。その子は自分を偽っている可能性があるから。
聞き分けられるとしたら、よっぽど環境が良い子か、親の苦労を間近で見ている子だと思います。

守られる側と守り育む側では見えるものや感じることが違っていて、両者の感覚の断絶はまず埋まらないと思います。
これは親になってみればわかるかもしれないし、守る立場になると分かるのかもしれませんが、
子供の時には、まずわからないものなのではないでしょうか。


そういう、話を聞いてくれて守ってくれる人を弑したスレインが悪い、とか、そういう人を殺すからスレインも心が痛んでいるんだよ、とか、そういうものだけでもないと思うんです(どっちも正しいけど)。
それぞれに譲れないものがあるし、ぶつかるべくしてぶつかる。
我慢して折り合いをつけたり、力でごり押ししていくのが大人だと思います。ホンネを隠しながら。
本音を隠せず感情を出しちゃうのが、子供。ぶつけていいかもしれない相手が、家族。
スレインも不器用ながら、自分を演じ、本心を隠しています。
でも、ザーツバルムに対してだけはスレインは心をぶつけてしまう。

虚淵さんが「スレインは大事なものを切り捨てて英雄になっていく」と言ったそうです。ホントかどうかはわかりません。
劇中でスレインが多くのものを偽り、誤解をされ、孤独に歩を進めて行っているのは事実です。
これからも、彼の行動は多くの誤解を生んでいくでしょう。

スレインがなぜそうしたのか、今後なぜそうしていくのか。
ザーツバルムだけはわかっていて、許したのだと思います。
わかってくれる相手がザーツバルムだったということも、スレインはわかっていると思います。
だから殺さない、とかでもない。


この二つの光景、実は気持ちが繋がっているように思います。

capt_1954-650x366.jpg
15スレイン


スレインがタルシスの能力で数秒後に死にゆくザーツバルムの光景を見たのと同様、ザーツバルムの方も、自分の持っているものを多く伝えたスレインが巣立ってゆく光景を思い、送り出したのではないでしょうか。

物理的に不可能?いやいや、伯爵の服、あのサイズでどうして置いてあったの、って話がありますよね。
「(あとを継がせることは)前々から決めていた」って言っていた伯爵さん、いましたよね?w
そうであっても、おかしくはない。

スレインの纏った赤は、ザーツバルムが託した卒業証書でもあると思う。


ザーツバルムにその気持ちがあったらあったで、スレインには伝わっていたと思います。
伝わっていてもスレインの選択が変わることはないだろうし、ザーツバルムにもそれはわかるのではないでしょうか。
スレインがそういう選択をするヤツだと事前に誰かがチクったとしても、ザーツバルムの選択も変わらなかったんじゃないかなあ。。。

だから、「父の遺志を継ぐ」と言うスレインは、一人だけど孤独ではない。
彼の覇業には、一人、強力な理解者がいたと思うのです。


そういう、ホンネの自分を全て赦してくれる人は理解者と呼ばれたり、恋人と呼ばれたり、親友と呼ばれたり、あるいは信者と貶められたり。色々呼び方がありますが、大事な相手です。
時代や人種を超えて多くのドラマのテーマになる人間関係です。

今回の話の場合は、「親子」がしっくりくるなと思いました。お互いに宣言してるし。

なお、伊奈帆だとお姉ちゃんもこの「大事な人」の関係だと思います(男親と部下のスレインに対し、女親と友達の伊奈帆という対比構造も面白いですね)。
あと、ライエの「火星人だから」という自虐に対して今回何が起きたか、は、「地球人というだけで憎いがな」と言っていたザーツバルムとの対比になるとは思います。

ただ、今回は考察とか気づいた点は他の方にお任せします。ツイッターで私もつぶやくけどw
面白いなと思ったものは、次回の放映近くまでTogetterにまとめていきます。

なるほどなあとかその通りだなあと思うことが多くありましたが、自分の「感想」とは違うと感じます。
私自身が思っていたより、ザーツバルムとスレインと、2人の不器用な関係が、私は大好きだったようです。

なので、
スレインには火星人の父がいた。

今回の私の感想はこれで十分です。
あとの言葉は、蛇足でしかありません。


15心の痛み
15父




【内容を見返したい方向け】
※バンダイチャンネルにリンクします。(DMM経由)
第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 第十話
六話までの詰め合わせパック


インクエッジ(@02Curry)さんのツイート
相楽さんによる、2期感想まとめ 
15話感想まとめ
14話感想まとめ 
13話感想まとめ 


アルドノアゼロ感想 12話
アルノドノアゼロ感想まとめ 11話


公式サイト
アルドノアゼロ世界における通信の意味


過去感想まとめ(私が火星軍を最初から心配している過程が克明に記録されています)
10話感想まとめ
OPについてのメモ(いずれ記事にします)
その後の相楽さんとのお話 (今まで出てきたメタファーの大体の意味が解説されています)
名称の由来
7話までのおさらい
スレイン対伊奈帆のやりとりについて



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