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アルドノア・ゼロ感想 19か月後の戦場の希望。  

2期の第一話(通算の第13話、EP13)を見返した感想です。
寝ないとまずいんですが、今寝ちゃうとこの気持ちは残せない。
アルゼロにはこういう良さがあります。

見返して、

ザーツバルムがオルレインのために起こした戦争は終わったんだな

と感じました。

あわせて、2期の地球と火星の戦争は、1期のものとかなり違うのではないか、と思いました。
そしたら、なんだかとてもホッとして、この作品をまた好きになりました。

ホッとした理由が、今回のテーマです。



結論行きます。
アルドノア・ゼロの2期は、人の気持ちが繋がっている。
味方同士でも、敵味方の間でも、世代の間でも。
これがホッとした理由です。

結局みんな生きてたじゃんwwww とか、
サイボーグwwwww とか、
姫様幽閉wwwwww とか、今回の感想、いろいろ言われてますが、

「すれちがい」と「つながり」で考えると、きれいにまとまりそうです。
1期では、人の気持ちはすれ違いまくりました。
姫様は空回りするわ、助けに来た騎士たちは勘違いしたまま無駄に殺されるわ、味方同士でも争うわ、暗殺しようとするわ暴走するわ、皆さん気持ちがほとんどかみ合わない。

その挙句が、皆殺し(皆殺し詐欺)エンドです。

では、あの戦いは無駄だったのか?ヤキモキした時間を返してほしい?

大丈夫です。たぶん。

今回の13話で示された情報で、根拠が二つあります。
一つがスレイン対ザーツバルム。もう一つが伊奈帆対ヤーコイム。


まずその1。
伊奈帆とスレインが、ザーツバルムの引き起こした戦争を終わらせていることです。

今回のスレインとザーツバルムのやり取り、振り返ると、

15:34で、「フッ。。。撃て。スレイン。」とザーツバルムが言います。

ところが、スレインは引き金を引きません。
「我等に仇なす地球の兵士は始末しました。
ようやく、心が決まりました。
これまでと、そしてこれからのご無礼を、どうぞお許しください。…ザーツバルム伯爵。」

ここまでなら、まだオッサンの想定内だったと思うのです。

ここからがスレインの真骨頂です。
「城内には、すでに多くの地球軍が侵入しています。
 タルシスで脱出しましょう。
 …アセイラム姫を連れて。」

スレインの顔13


「今あなたを救えるのは僕だけです、伯爵。
 志半ばで死ぬか、アセイラム姫と共に生きるか
 …ご決断を」


ココ、声優さんの演技も力が籠っています。


スレインの呼びかけに、ザーツバルムはこの表情で答えます。

オッサン13



これが16:40。ザーツバルム、1分で“落ちて”います。



ヤバい。これはヤバい。
これ、スレインが何を考えているかとか、伯爵が何をどう思ったかとか、とりあえずどうでもいいです。
必要ならいずれ語られるだろうし。その辺は何でもいい。

ポイントは、
・スレインが、伯爵を「志半ば」と断じていること。そして、
・伯爵を運命共同体として扱おうとしていること。

士は己を知る者のために死す、と言います。
伯爵は、あの場所で死んでもいいと思っていたはずです。

彼はスレインをとても高く買っていました。
重要な機密を話し、自分たちを脅かしかねない力も与えます。
そして、スレインに自分を撃て!とも2度指示しています。

しかし、スレインは伯爵のしようとしたことと動機を「志」と高く評した上で、今死ねばそれを全うできない、と断じます。
スレインのこの言葉は、ザーツバルムは予想だにしなかった筈です。
彼にとっては、彼の物語はここで終わるはずだったものです。
でも、スレインはまだ続きがあると言い切っています。だから、自分たちと来いと。

タルシス脱出以後、ザーツバルムの志の物語の先を知っているのはザーツバルムではありません。スレインです。
銃を突きつけ選択を迫った時点で、スレインはザーツバルムの予想を超えたと思うのです。


過去に生きたザーツバルムという男は、ここでスレインの言葉によって殺されたのではないでしょうか?
2期のザーツバルムと共に在るのはスレイン、レムリナ、ハークライト。みな未来のために戦う若者たちです。


自分が見込んだ子供が自分が予想もしなかった可能性を示し、一緒に来いと言う。
言い換えると、
自分の知ってほしい姿を知っているヤツが、知ってほしい形での自分を必要としている
でもある。

こんなことされたら、ワクワクしませんか?


ここに来るまでに、戦士ザーツバルムはその乗機ごと伊奈帆に撃破されています。
1期の戦争の元凶・ザーツバルムは、
伊奈帆の武力によってその武力を、スレインの心によってその心を、それぞれ無力化された

とも言えます。

どちらも、この2人の少年にしかできない事です。
イナホは「またともに戦えるのか」と艦長に言われるほどの大才です。文字通りの生ける軍神。
スレインは火星の騎士たちが驚嘆したハートの持ち主です。世界を敵に回しても、たった一人ででも姫を守る漢。
お互いに気付いていないけど、「ザーツバルムを終わらせる」という点で、2人は共同作業をしています。

2期にも確かにザーツバルムは重要な役どころで絡んでそうですが、もうこれはスレインの戦争なのではないでしょうか。
誰が一番権力や武力を持っているか、とかではなく、誰のヤリタイコトが最優先されるか、という意味で。
火星軍の主導権は、スレインにあると思うのです。


面白いのが、今回の火星陣営が仲が良い事。
スレインに助けられた輸送船団のクルーたちは、友軍が来たことでもそれがタルシスであることでもなく、救援者がスレインであることを知ったときに安堵の表情を示します。

身代わりのお姫様のレムリナを見るザーツバルムの眼差しは、どこかあたたかい。
また、この陣営はスレインがこういう表情をできるチームです。

すれいん13

アセイラム姫への処置には相当コストと手間暇がかかるはずです。
だから、スレインのしようとしていることは周知されているはずです。
そのうえで、スレインにはこの表情ができる居場所があるわけです。


なお、前期最終回のときに表情が描かれなかったスレインが次に顔を見せるのが、この、ザーツバルムに選択を迫るシーンです。
伊奈帆にしてもスレインにしても、それぞれに変化を遂げています。

スレインの顔13



一方の伊奈帆もまた、衝撃的な登場を果たします。
最初に顔が映らなかったのは、視聴者と伊奈帆の見えているものを共有させるためだったのかな?
スレイプニールの頭部は前回の終わりで破壊されています。
また、今回登場したスレイプニールの左目は、伊奈帆の目線と繋がるかのような動きをしています。
これも、いずれ明かされることでしょう。

ポイントは、その目を使った彼が、戦いの結果もたらしたものです。
それが、私が2期が人の気持ちがつながっていると感じた根拠のその2です。

伊奈帆は、ただ倒す以上の倒し方で火星騎士を倒しているのです。
今回討たれた火星騎士・ヤーコイム男爵は自分の負け方に納得し、伊奈帆を褒めて死んでいっています。

攻めてくる時、ヤーコイムはこう言います。
「さあ地球人よ。アルドノアの力にどう抗って見せる?」
問いかけているわけです。

ライエややられ役の人は闇雲に撃ちかけるだけでした。やられ役の人はあっさり凍らされてしまいます。

ところが、伊奈帆は冷静に分析し、真っ向から突っ込みます。すごいよ左目!
その無謀とも取れる特攻姿勢を見て、ヤーコイムは「面白い」と言います。
決してバカにしているわけではなく、本気で感心しているようです。
そして、伊奈帆に華麗な動きで懐に詰め寄られるとフッと笑い、

「お見事」
と言って討たれます。

公式サイトの彼の表情集がこれです。

Character_026-2.jpg

この表情集と見比べると、死に際の顔が彼の中で相当良い部類に入ることがわかります。


ヤーコルム13
omigoto13.jpg


セリフと表情を合わせて追いかけると、伊奈帆はヤーコイム男爵の出した「アルドノアにどう抗うか?」という問いに対し、満足される答えを出したものと思われます。
両者は敵同士で殺し合っていますが、コミュニケーションも成立していたわけです。
これも、前期にはなかった関係です。


勿論戦争ものだし虚淵作品だし、モブはギャグのように容赦なく死ぬので今後も色々死にまくると思います。
でもこの世界、2期になって随分希望が増したなあと感じました。

1期はすれ違いまくってどうしようもなかったのですが、2期は「きづかい」がキーワードになるように思います。
(対置されるのが「仇なす」かな?相楽さんがご指摘されてました。)
実際に他者を認める人たちが、2期になると13話だけでも非常に多く登場します。
(スレインに助けられた輸送船団、スレインとハークライト、偽姫レムリナとザーツバルム、レムリナとエデルリッゾ、艦長と副長、ライエと女子2人、ライエとインコとイナホ。)



また、伊奈帆が偽姫の演説に対して「レイリー散乱」と言うのも、6話を見返すとああなるほどでした。
ご記憶の方も多いと思います。姫がこの顔をした時です。

まだです-001

姫様が間違いを正されてこの表情をしたのを知っているのは、視聴者以外は伊奈帆だけです。
アセイラム姫、実はかなり性格がキツイ。
間違ってあんな悔しそうな顔をしたものを、その後も堂々と言えるとは思えません。
でも、そのことを知っているのは伊奈帆だけです。

アセイラム姫の替え玉のレムリナはとてもうまく擬態していて、デューカリオンのブリッジの同僚だったニーナや、姫の近くで感情をぶつけ合ったライエですら騙されます。
そもそも、スレインがゴーサインを出すわエデルリッゾが認めるわなので、とても優秀な筈です。
でも、姫の志に最も寄り添った伊奈帆だけは騙せない。


こうして見ていくと、1期のラストがなかったかのようにみんな生きている理由が見えてきます。
死んだらおしまいだけど、生きている者達には変化や相互理解の可能性があります。
お互い必死に頑張ってもすれ違うのが人間。だから悲劇や戦争が起きる。
でも、生きていれば次の手が打てます。

登場する人たちがどんな思いを持って何をしようとしていたのか。
その気持ちが、どう交わり、どう作用しあっていくのか。
アルドノア・ゼロの2期は、その「次の手」をじっくり描いてくるように思うのです。




【内容を見返したい方向け】
※バンダイチャンネルにリンクします。(DMM経由)
第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 第十話
六話までの詰め合わせパック


アルドノアゼロ感想 12話
アルノドノアゼロ感想まとめ 11話
イナホとザーツバルムが父子だという説

公式サイト
アルドノアゼロ世界における通信の意味


過去感想まとめ(私が火星軍を最初から心配している過程が克明に記録されています)
10話感想まとめ
OPについてのメモ(いずれ記事にします)
その後の相楽さんとのお話 (今まで出てきたメタファーの大体の意味が解説されています)
名称の由来
7話までのおさらい
スレイン対伊奈帆のやりとりについて



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コメント

虚淵はもう関係ないんだよなぁ

#- | URL
2015/01/13 16:31 | edit

Re: タイトルなし

>>名無し様
そうなのですか!
虚淵さんは3話まで、とは聞いたことがありますが。。。

コメントありがとうございます。遅くなって申し訳ありません。

K.Akemi (旧:さわK) #- | URL
2015/01/19 08:30 | edit

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