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ガンダムAGE感想 11:ミンスリーの再会(2回目)  

決戦に向けて動き出す前のキャッキャウフフ回です。
フリットがユリンと再会し、チョコバー(グアバラン)の顔見せがあります。
ディーヴァがアルビオンになるように仕込まれる(笑)のもこの回です。

ユリンについては第2話の2回目の感想で書いたので割愛します。


今回のポイントは、まずフリットの第二(第三)の日常について。
フリット=アスノという人は、ここまでの人生で3つの世界を生きています。
ひとつが、生まれ育ったオーヴァンのアスノ家。
ふたつめが、ノーラでブルーザーやバルガスに囲まれて学校と基地を行き来していた日々。
エミリーやディケもこの世界の住人です。
みっつめがウルフやラーガンなど、戦争の中での「帰るべき場所」にいる人や、戦争を通じて絆を結んだ人たちとの交流。
ユリンやグルーデックやボヤージがこれに当たります。

今回は、その三つ目の世界での平和な状態が描かれました。
このあとに必ず悲劇を伴うはずの平和です。悲劇の深みを増すための描写ともいえます。

また、物語のテーマである「救世主」と、その対立概念としての「軍人」を考えると、この二つ目の世界と三つ目の世界の微妙な距離感が重要になってきます。


また、今回はフリットがシリーズを通して初めて「子供らしく笑う」回でもある。
確かに部分部分でガキくささは出てるのですが、年齢相応に笑うシーンはここだけです。
その笑顔を見せる相手はユリンのみ(ウルフも見ている可能性はあります)。

「ユリンであってエミリーではない」のも大きなポイントです。
エミリーが知っているフリットは、何かに取り付かれたようにひたむきに頑張る少年。
フリット編の後にエミリーがフリットの体を確保しても、彼の心はユリンに持っていかれたままで終わる気もします。
そう流れてもおかしくないだけの伏線が、ここで張られています。


ただ、他の登場人物とユリンの絡みがありません。2週間の描写が濃いようで実は薄い。
他の状況証拠から見ると、4隻の友軍艦の幹部級と顔見せをした上でブリーフィングをしているはずです。
12話の対グアバランのときに4隻が援軍の形で出てきたのも、このときの打ち合わせの効果でしょう。

また、決戦時に味方機がビーム拡散コーティングとドッズライフルで武装していたのも、この2週間の準備の結果と思われます。

コレ、ドッズを量産してラーガンたちに持たせろ!という番組最初の方からのツッコミの答えにも一応なっています。
というのも、ドッズライフルの素材がなかった可能性があるからです。

第2話の時点でノーラから持ち出してきた資材を全部使ってしまった場合、以後補給をするまでドッズは一丁しか作れない可能性があります。グルーデックが連邦から補給するとは考えにくいので、補給が可能になるのはファーデーンでザラム(とエウパ)の協力を取り付けて以降です。
一方、ファーデーンではAGEシステムはタイタス生産→スパロー生産と動いています。余裕があるとすれば9話でマッドーナ工房にいっているときなのですが、この後の戦闘ではエウパもザラムも既製品の武装で戦っています。
そして、エウパとザラムにもディーヴァとAGEの技術が行き渡るのはアンバット戦からです。

ただ、補給の制限と敵の進化を前提とした場合、手の内をさらけ出しすぎるのも問題です。
実際、UEはかなりの速さで敵に対応した進化をしてきます。

こういう裏事情があったとしても、一応説明はつきます。
ただ、これまた劇中での描写が非常に地味なのがネックですが・・・
見れば見るほど、スタッフ側の認識と、ソレを実際に視聴者に伝える段階でのギャップが致命的だと感じます。

ていうか、ファーデーンでフリット確かライフル投げ捨ててましたよね・・・(苦笑)


もうひとつ、ユリンについては大きな情報が出てきます。「両親と弟がいたが、みんな死んでしまった」という家族情報です。死んだのがどういう状況で、何でノーラにきたのかは語られていません。

ただ、制作側がわざわざ「弟」というセリフを組み込んできています。
また、劇中でデシルとフリットの対立構造は大きな軸になっています。
今後もUEとフリットが深い因縁で結ばれていくことも示唆されています。

そう考えると、ユリンとデシルは血縁なのではないか?
フリット編でユリンが死ぬことで、デシルも「姉さんの仇」としてフリットに劣らぬ重さの因縁を背負うことになります。
そこまで描いてくると面白いですね。

それにしても、ユリンのことはディーヴァのチームは誰も気づいていないのでしょうか。
この辺りの描写が不自然なのも、AGE不評の大きな理由になっているように感じます。



最後にチョコバー(グアバラン)がらみ。
「ディーヴァの中でグルーデックは発見できませんでした」だそうです。
連邦の追っ手にびくついてるはずなのに、ディーヴァも呑気なものです。グアバランが有能なだけかもしれませんが。

ポイントは、次の12話で「ディーヴァを無力化する最も楽なことは出航前に制圧することだ」と言われているにも拘らず、今回みすみす野放しにされていること。グアバランが型にはまった軍人ではなく、彼なりの興味とこだわりを強く持ってグルーデックを追っていることが示唆されており、12話の展開の伏線にもなっています。


なお、今回待ち構えていたグアバランの気配を感知したのはウルフとグルーデックの二人だけです。
ラーガンは全く気づいていませんでした。12話になると逆にラーガンの方が反応が良いシーンが出てきます。
ラーガンとウルフの対比という点でも、地味に見所が多いように思います。

艦長救出については前も書きましたが、グルーデックはフリットを完全に煽っています。
ただ、今回の話でウルフが「チームを信じて任せている」旨のことを言っています。グルーデックにしても、出たとこ勝負ではなくそれなりに準備をしています。だから伏線があったのかも・・・
と言いたいのですが、本来ならこういう状況も想定できているはずなので、符丁とかなり対応策がないのはおかしい・・・のですが、

ミンスリーでは、グルーデックの強制力が完全に消えています。
なし崩し的に巻き込まれた感のあるクルーたちが、本当の意味で「逃げることも出来る」状況になっています。
残された者たちが「自発的に決断した」という事実は、彼らが「大人たち」の中核になるアセム編以降も効いて来る筈です。

アダムスにしても、グアバランに泣きついて逃げるチャンスありました。でも、彼はとどまることを選んだ。
描写不足のせいもあるのですが、ミンスリーで誰も欠けることなく2週間後にディーヴァが出航したことは、志士たちが決意を固めたことの証左、と解釈することにします。

なお、この回のフリットの「僕らがやるしかない」はとても説得力があります。
子供かどうかという以前に、現状ではUEとまともに戦って勝てるのが彼らしかいません。


最後にちょっと気になった点。
公式サイトを見ると、2話でグルーデックに拘束された「本来の」ディーヴァ艦長・ディアンは34歳の大佐です。
34で大佐、というのは軍事に詳しい人ならピンと来ると思います。めちゃめちゃエリートだったはずです。エリートの中のエリート。連邦が20世紀後半の先進国の軍隊みたいな軍であれば、出世頭みたいなヤツだったはずなんですね。

傍証としてグアバラン中佐が38歳。14年前に娘が7歳だったグルーデック(中佐)が40代半ば。
グアバランも相当な切れ者として描かれていますし、特例で副司令まで上り詰め、周囲から嘱望されているグルーデックも中佐。ディアンはその更に上だったことになります。
そんな人間がエリート風を吹かせ、命令を無視して大量の人民を見殺しにして逃亡しようとしています。

グルーデックが「連邦は腐敗している」と吐き捨てるように言い続ける根拠が、こんなところにも垣間見られます。
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