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キルラキル感想 5話 銃爪(ひきがね) ―最終回を踏まえて―  

私は最終回まで見ちゃってるんですが、5話、いくつか気になった点があったので書いておきます。

最終回感想
最終回のアレについて。


ネタバレ注意。

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放映開始2か月目に突入の第5話。ブルーレイでは2巻に収録されています。
物語的には、ツカミが終わって本能字学園に流子のいる生活が日常になっての2話目。
ナゾの第三勢力が登場し、物語の枠組みが見えてきます。
新勢力ヌーディストビーチの黄長瀬紬の顔見せ、格付け、教師の正体の判明、など、まー流石キルラキル。
キーワードで鴫と蛤に「網をかける」なんてのも出てきます。

また、黄長瀬が「着流す」を彷彿とさせる音の名前、赤と黒の色を持っているのはポイントです。
彼に対応する美木杉が白と青、と、この男たちは主人公の姉妹の男版のようなコンビになっている。
(嗜好品もタバコと酒で対になっています)


新キャラがどのくらい強いのか?も示されました。モブじゃ勝てない、今の流子を圧倒、四天王とはやられない程度に戦える。
で、そのキャラの背景とか、それが物語の真相(=流子のルーツ)への手掛かりにもなっていくのですが。。。

そんなことはいい みんなどうせ考えるから。


もっと大事なことがあります。

今回は流子がエロかった!!!
エロかったんです!!色っぽかったんです!!!





ここ、とても大事なポイント。
最終回を見たときに、ああ5話見たすぐ後でよかったな、というポイントがいくつかありました。
これが5話の流子のエロと関わってきます。

ってか5話、とんでもない流れですよね。
学校に入って来た不審者が生徒を100人以上殴り倒すわ、殺しかけるわ、学校を派手に壊すわ、その挙句にトイレで女の子に暴力をふるって「服を脱げ」ですよ?

オッサンなにやってんの?w

キルラキル05



ポイントが、この回の流子は一貫して狩られる側だということ。
ただ負けるだけではなく、恐怖感と共に追い回されます。
普段は負けん気が強く物理的にも強い流子ですが、今回は弱者として描かれている。
というのが、心が怯えているから。
今回の流子は、とても女の子らしく見えます。意図的に強調されてる部分が相当あると思う。

キルラキルのエロ同人で流子にあんなことやこんなことをしたい場合は、この5話の描写はとても参考になると思います。
追い詰められた時の表情とか身体の描き方とか、結構エロいです。

ただ、そこはキルラキル。女の子を無意味に追い詰めたり辱めたりはしない。

流子も強姦される可能性を全く考えていないし、マコが立ち去ったことによって、「紬は客観的にも流子をレイプしようとしているようには見えなかった」ことが示されています。
流子はとても女の子っぽく描かれてるし、描写もエロいんだけど、物語の中での性的な生臭さは否定されています。

だから、この話の最後の流子は「怖かった」とは言わないし、もっと強くなりたい、という形でこの経験を糧にします。

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この、流子が女の子であることが強調されたことが、二つの意味を持ちます。
一つが、鮮血がどういうヤツかがはっきり示されたこと。今回は鮮血回と言っても良い。

鮮血、かっこよかったです。ひたすら男らしい。
常に流子の身を案じ、気遣う。自分が紬に勝てないのはわかってるんだけど、その中で最善をしようとする。
それがそういうプログラムだから、とかではなく、彼自身の感情でそうしているように描かれています。
流子が女の子になって弱体化した分、鮮血の男らしさが補っているわけです。

鮮血に対する紬と流子のギャップも良かったです。
「鮮血の声は流子にしか聞こえない」ことが同じ話の中で描かれていることが、紬と流子に真逆の解釈をもたらします。

コレ。

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「お前だけでも逃げろ!」が聞こえている流子には、自分をかばってくれたことがはっきりわかる。
紬には何も聞こえていないから、服が流子を見殺しにしようとしたように見える。

ただ、服は寄生虫だ!に対する流子の言葉は、この話で紬に対してはまだ出てきません。
この時点ではまだ、反論もしづらいでしょうし。

なお、ここでマコが「一張羅(=たったひとつしかないもの)だから」「モノ(人間じゃないモノ)でも友達になりうる」と言っているのもポイント。キルラキルは違いや多様性を大事にする話。


ということで、ともすれば今まで流子の付属品扱いだった鮮血がキャラとしてぐぐぐぐっと立ったのが5話。
女の子に対して、それを守る男として。
人間・流子に対し、対等の意志を持つ存在としての鮮血が強調されました。


ただし、流子の「女の子」の部分には、もう一つ対になるモノがあります。流子自身です。
セーラー服鮮血を着ているときの流子と、神衣鮮血を発動させて戦っているときの流子。

きっかけは、家族団欒のここを見たとき。

りゅうこヒロイン



ああ、流子って70年代~80年代前半の正統派セーラー服美少女でもあるんだね、と思いました。
で、気になってバトルモードを見て、ああなるほどねえと。

キルラキルでよく目にするのは、70年代風学園バトルを女の子でやってみた、って話。

おとこぐみ(これを女の子でやってみよう、とかだったはず)


確かに流子は学園モノのヒーローだよな、と思ってました。
容姿に注目すると、戦うときは髪が逆立つし赤くなってるから、車田漫画とかバビル二世みたいに、70年代後半~80年代前半の正統派ヒーローの造形を受け継いでいるわけです。

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(車田漫画)               (バビル二世)
おとこざか ばびる



普段も目つきが厳しいし露出度が高いし、何より本人が活発な性格なので、女の子としての流子にはあまり「ステレオタイプなセーラー服ヒロイン」臭はしません。


りゅうこヒロイン


でも、こうして見るとああ正統派ヒロインじゃん、と思いました。
髪の毛と服の処理で、同じ人間にうまいこと二つの面を持たせています。

では、流子はどういうときにヒロインになり、どういうときにヒーローになるのか?
これは平時と戦時です。授業中(普通の学校生活)や、マコと家で一家団欒しているときは女の子としてくつろぐ。
バトルモードになると、髪の毛が逆立って流子はヒーローになる。

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こうなると、疑問が出てきます。
流子と対になるのは皐月。彼女の中にも、ヒーローとヒロインの二面があるのではないか?

この答え、最終話を見るまでまで思い浮かぶものがありませんでした。
皐月にも女の子らしさはあるのかもですが、髪の毛に伴う外見上の違いを見た覚えがない、
っていうか、そう言えるほどそもそも見ていない!!!


これ、最終回で答えが出ました。
皐月は常在戦場だったわけです。家の中でクーデターを起こすわけだから、当然。
流子との対比を考える時、皐月には「家とのしがらみ」が多かったわけですし。
最終回で決着がついた後にいみじくも言っています。「これで鬼龍院の血脈から解放される」と。

皐月の「平時」は、物語の最後、戦いが全て終わったときに訪れます。
全部終わって、やっと皐月も女の子としての顔を見せる。

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ということで、流子の女の子回だった5話は、特に強く印象に残りました。
最終回を見る直前に見たのがこの話で、よかったと思います。
まとめると、
第5話は流子の女の子の面が強調された。
その結果、キルラキル中のヒーローの要素が二つ浮き彫りになった。

といったところでしょううか。



最後に。。。
乃音いいですね。縫とちょっとノリがかぶるんだけど、しめるところをちゃんときっちりしめる彼女の真摯さは大好きです。

もう一つ。。。
今回の流子と紬の再戦時、煙の中から「人衣一体!」の掛け声が轟いてから二人が切り結ぶまでの流れ、熱い!!!
何度見てもいいですねアレ。



以上、まだ非日常が日常だったころの、彼女たちの青春の一ページを振り返ってみました。














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