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革命機ヴァルヴレイヴ最終回感想  

今年はアニメをかなり頑張って見ていました。
いつもは年に一回ガンダムとか、あと思い出したように昔のヤツとかしか見なかったんだけど。
てことでヴァルヴレイヴは全話見ています。最終回なので全部通した感想。

ヴァルヴレイヴのロボには縁があって、3月のACE、秋葉原駅でのデモンストレーション、そしてシンガポールでのヴァルヴレイヴナイトと、何度か遊んでもらっています。




ヴァルヴレイヴとの関わり自体が思い出の一部になっているので、アニメ自体の面白さとは別に思い入れがあったりします。



さて本編。
先月、11月の初めにシンガポールでアニメフェスィバルがありました。
AFAと呼ばれているもので、3日間で20万人くらい集まったりする、東アジア最大級の日本アニメマンセーイベントです。
中身はアニメコンテンツエクスポ+超会議+コミケ、です。アニメイベントが全部ぶち込まれた夢の祭典。
毎晩アニソンコンサートもやってて、マクロスのMay'nがずっと柱になって盛り上げてきていました。
TMとかFLOWとか蒼井エイルとかスフィアとか栗林みな実とか、そうそうたる面々が顔を連ねます。
その最終夜が、今年は「Valvrave night」でした。ヴァルヴレイヴナイト。Angela、水樹奈々、ElisaそしてTMが参戦して、昼間に30分くらいのトークあり、夜は2時間強の豪勢なイベントです。
コンベンションホールをぶち抜いて、1万人くらいすし詰めになって盛り上がっていました。

そのトークで、「ジェットコースターアニメを作る」みたいなことを聞いた覚えがあります。
シンガポールでは、確か1期の放映がこれからだったはずなので。

さて、最終回。
風呂敷は力技で収束させられたね、まーとりあえずまとまったね、てか何あれ?というのが大方の評価なのでしょうか。
ロボあんま戦ってねーよ、とか揶揄されてたのは見た覚えがあります。

全編通じて、これはロボットに乗るまでの話なんだな、という印象です。
ヴァルヴレイヴが強すぎるから。乗って戦うと、基本は一方的な勝利。
敵にも同格のロボがいるんだけど、ほとんど出てこない。

登場人物たちがどういう思いや葛藤を持ってロボに臨むか?
心の問題の方が大きくて、それがクリアされてしまえば、あとはおまけにすぎない。

物語を全部通してみると、意味が通る。
完璧な力を持ってるけど諦めちゃった大人を、不器用な子供が熱い思いでぶちのめす話なんだな、と。
その意味で、ヴァルヴレイヴはとても都合が良い兵器です。
人間の気持ちをエネルギーとしてビジュアル化して、ソレを食らって動く。

最終話の決着のつけ方に、よく出てます。
ハルトの一号機は自分の胸に手を当ててエネルギーをつかみ出し、刀にしみ込ませます。
そして、そのエネルギー刀を、思いをぶつけるかのようにカインに叩き付け、戦いを制します。
その「思い」がどれだけのものだったのか、あの一撃の重さを伝えるために、今まで23話分の積み重ねがあったと言っても過言ではないです。

面白いのが、カインに最後の一撃を浴びせるとき、「とどめだ!」の声が二人分重なっていること。
第一話で「譲れないものは半分こに出来まい」みたいなことをエルエルフが言っていました。
でも、一つしかない命とか身体も、彼らは半分こしてしまっています。
ハルトの死ですらも。マリエは看取ってもらえませんでした。でも、ハルトはあの戦い方をしたから、最後の時間をエルエルフと共有して、彼に笑顔を残しました。

カミツキであることを使いこなして、ハルトたちは不可能を可能にしています。
だから、ハルトの「みんなあきらめなかったんだ!」は説得力があります。

いや、彼らの革命で世界全然良くなってない気がするんですけどね。。。。

ってかドルシア総統が悲惨すぎます。
この戦争は彼のポカで始まりました。
彼のミスでクーデターが起きました。
この人、何だったんでしょうか。
マギウスに乗っ取られるわ、ノド切られるわ、気がついたら剣刺されて殺されてるわ、盟友だと思ってたヤツはいつの間にか別の生物になっているわ、なんかもう世界の不幸の全てを彼が引き受けてるんじゃないの?って気がしてきます。

評議会はまずコイツをどうにかすべきだったんじゃないのか。


とはいえ、評議会はジオールにヴァルヴレイヴを作られた時点で詰んでいたようにも思います。
ヴァルヴレイヴは、その構造も戦闘力もマギウスにとっては危険すぎます。どのみち接収しなければなりません。
でも接収の過程ではおそらく本編みたいに情報が漏れるはずです。どこかで評議会の存在はばれていたとおもいます。
あんなものが評議会がノーマークのまま作られてしまって、制圧も評議会がドルシアに出し抜かれる形で行われています。
つまり、ヴァルヴレイヴに関しては評議会は人類に対して完全に後手を踏んでいます。あんな致命的なものなのに。

ってか、ああいうものを最優先でキャッチして潰すための評議会のはずなのに。
どのみち、評議会システム自体が寿命だったようにも思います。
ああうん、そのためのカインだったんだろうけど。。。

だから、ハルトやエルエルフ、あるいはアードライのような、変化(革命)を求める気持ちの若さ自体は、多分正しい。
で、阻止するのが完璧な力を持った大人のカイン、というのもわかりやすい。
完璧をぶち破るのは熱い気持ち。
そして、ヴァルヴレイヴは気持ちの熱さを「表現してくれるマシン」(どこのゼータガンダムだよw)。

カインの弐号機は12-13話で登場したときより遥かに強くなっているんだけど、「気持ちの熱さ」の一点で、カインはハルトに及びません。だから、敗れ去ります。

荒削りの若き血そのもののような赤&黒の一号機に対して、清らかさと荘厳さを持った白の二号機が立ち塞がるという構図は面白いなーと思いました。


この話が24話かけて貯めに貯めてきたものは「気持ちをどこまでたぎらせるか」なのかなーと思います。
ハルトの、だけではなく、咲森学園のみんなの気持ち。
一番強いハルトと軍師のエルエルフには、立場上みんなの気持ち(期待)が集まります。
受け手が二人いるんだけど、エルエルフは適合者ではありません。最後はハルトに託すしかない。
エルエルフもハルトにはナマの感情見せてたしね。ハルトもソレを良く理解していた。いや、姫様のことはちゃんと伝えろよとは思ったけど。
かくして、全員の思いが24話かけて最終的にハルトという個人に収束します。
ヴァルヴレイヴの戦いはルーンを使います。ハルトは積み重ねた思いを削り、叩き付けながら戦っていくことになります。

一方のカインはカインで、マギウスたちの歴史の守護者であるかのような口ぶりで立ちはだかります。
実際、彼と弐号機はマギウスが現在動員しうる最強の手札だったと思います。
彼にも思いがあるし、守るものがある。
だから、ダミーの6号機やコピーのイクスアイン機は寄せ付けません。

でも、彼には半分こする相手がいません。そういう相手を作ろうとしてこなかったから。
だから、カインの気持ちは「何かと引き換えにしてでも!」というほどは強くなりません。


では、なぜ半分こが必要で、血が滾るのか?これは世界が変化しているからだと思います。
それがヴァルヴレイヴの研究が進んだり、評議会の対策が遅れた理由でもある。
変化についてはアキラが述べています。「世界はつながりすぎた」。
だから、もう嘘ではごまかしきれない。


もう一つ面白いのが、「革命」の先の世界が、決して綺麗には描かれていないこと。
理不尽な魔女狩りがあり、アルス大統領のような汚い大人はそのまま権益を守り、王統派と咲森学園もお互いにお互いを利用し合います。人類は戦争からも自由になっていない。
なくなってからが悲惨な様を見れば、カインが守っていた世界(秩序)は、確かに良く機能していたのだと思います。

ヴァルヴレイヴでは革命を大々的に謳っていました。でも、その革命は良いことだけをもたらすわけではない。
欠点もひっくるめて、革命。

それでも。
―嘘の上に成り立った完璧な世界を、一度ナマの気持ちをぶつけてリセット(革命)しようぜ?ー
世界は、こんなにもつながってしまっているのだから。


これが、ヴァルヴレイヴのいいたかったことなのかな、と思います。
放映前からの力の入れ具合、歌っている人たちの熱気、シンガポールのヴァルヴレイヴナイトの盛り上がりを見てきて、
ハルトやエルエルフ、あるいは敵味方で命を散らした若者たちにだぶる人間たちを、見た覚えがある。

あのアニメを作った人たちの「今という時代に、俺たちはこうやって世界にアニメを発信していくぞ」という思いをそのまま体現した、決起宣言ともいうべきアニメがヴァルヴレイヴ。
少なくとも、歌を歌っている人たちには、そういう熱さがありました。
最近「Preserved Rose」でプロとアマの違いが比較されていたけど、気迫の桁が違っていました。
オリジナルは、魂にぐいぐい食い込んでくる。聴かずにはいられないパワーがある。

ヴァルヴレイヴが表現していたのは、そういうエネルギーだったように思います。
スーパーの商品をぶっとばすショーコとか、いきなり歌い出す咲森学園とか、学園祭とか。
意味なんてないけど、なんとなく(みんなで)バカをやって、あとになってそれがたまらなくいとおしくなる時期。
理屈の整合性とか世界の都合とかはともかく、「今のアツい思いに寄り添う」という一点で、ヴァルヴレイヴは楽しかった。
振り返って、そう思います。

言い換えると、ヴァルヴレイヴは「青春のエネルギー」をとにかく叩きつけた作品なんじゃないかとも思う。
一瞬の今を生きる。正しいか、とか、効率的か、とかはどうでもいい。
いきる。あがく。その熱さを、とにかくぶつけた作品。

あわせて、劇中で何度か出てきた200年後の帝国の成り立ちについて。
ヴァルヴレイヴが描いてきたものは、「人類が他の種と出会ったときにどう接するか」という問題でもあります。
評議会式の共存は非常に良く機能していたんだけど、ハルトたちが否定しました。

ハルトたちの革命が成ったのは、彼らが人とマギウスの新たな共存形態であるカミツキという答えをもっていたことと、ヴァルヴレイヴという圧倒的な武力があったからです。
とくにカミツキの存在が大きい。人がマギウスを排撃したのは自分たちが襲われたり食べられたり心を乗っ取られたり、つまりは自分が自分であることが侵されるからです。
その点、カミツキは人に仇なさず自己完結が出来る。
また、ハルトとエルエルフが最後に一瞬だけ示したように「気持ちの共存」も可能です。

ハルトたちがマギウスとの間で示した道が、人類が他の生命体たちと接触していく歴史の第一歩になったのではないでしょうか。
「帝国」の始祖はファウンダーと呼ばれていました(12話)。創設者という意味です。
後世でのサキたちの境遇は、人類が銀河に進出した時代、このファウンダー(カミツキ)たちが異星人との接触の局面で大活躍した結果なのかな、とも思います。
ハルトの「半分こ」を実際の形に出来るカミツキの存在により、人類の生活圏が大幅に広がった。
52を数える多種族を内包する位に。あの広さの版図を行き来できる位に。

現実を振り返ると、確かにソレに近い状況は私自身が経験したことがあります。
ヴァルヴレイヴへの熱い気持ちは、言葉・人種・宗教を超えて実際にシンガポールのAFAにいた1万人位は共有していたと思う。
銀河帝国が在る宇宙は、いまの地球の縮図でもある。

さて、僕らはモジュール77になりえるのかどうか?
世界のみんなは、確かに急速につながりすぎてしまっているのだけれど。


しっかし。。。この話、見事に貧乏人ばかり死んでエリートが生き残りましたね。南無。



【オマケ】


3月 秋葉原駅にて アルティメットキュゥべえ

QVrave.jpg


11月 シンガポールにて アニメフェスの一番手前、入り口入ってすぐの場所に火人がいました。


















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