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おりこマギカ考察 ―「杏さや」との関係―  

今日のテーマは、まどかマギカのサイドストーリー、『おりこ☆マギカ』について。
誰も言及してなかったんで書いときます。今だから読みたい『おりこ☆マギカ』。

なお、現状で私の手元には、おりこは中国語のバージョンしかありません。
日本語では感想ブログを見たり、ニコニコでの最初の15ページを読んだだけです。
より精細なことがわかったらもうちょっと細かく書くかもです。


oriko1


おりこについては、「本編のアンチテーゼ」やら「美国織莉子は暁美ほむらの対になる存在」と言われていました。
私もそう思っていたのですが、ツイッターの「#フォロワーの誰かが目を輝かせる画像貼る」タグでおりこマギカの画像を貼ろうとしたときに、ふと疑問がよぎったのです。


おりマギは、もっと複雑な構造なのではないか?

そのつもりで見ると、面白いものが見えてきました。


バレがかなりあります。未読の方は注意。





きっかけは、この画像です。おりマギ好きの人のために、二人の最後のページの画像を見たとき、

oriko4

あれ?


あれ?ですよね。

私はこの本のラストの絵を見たはずなのですが

oriko1


一瞬、ハノカゲ先生のコミック版『まどか☆マギカ』と間違えたかと本気で思いました。

でも、この二人、おりことキリカです。
この二人です。


 oriko7

紛れもなく、同じ漫画。


つまり

oriko4 イコール oriko7 です。


おりこ本編を読んできていると、ラストのこの画像はおりことキリカにしか見えないはずです。
でも、そういう先入観を取っ払うと、これ、

oriko4

まるっきり杏さやじゃないか!!!!


よく似てますよね。


コレは偶然なのか?
たぶん、違うはずです。

なぜキリカの髪がショートなのか、なぜキリカだけが見滝原の生徒なのか。
なぜ、おりこの境遇がああなのか。
また、おりこはロングスカートのお嬢様と言うイメージなのに、この後姿ってほとんど杏子ですよね。
それに、キリカの配色も。
そう考え出すと、色々引っかかる点が出てくるのです。


おりマギはまどかマギカ本編のアンチテーゼである。
ならば、それは白と黒、つまりまどかとほむらと対になるようにキャラを配置しただけなのか?


どうも、この「容姿」を手がかりにすると、おりことキリカ(おりキリ)はムラ黒江版の杏さやのように見えてきました。
そういう先行研究はないし、ムラ黒江先生の発言を見たわけでもないけれど。

おりことキリカはまどほむだけではなく、杏さやと対になる存在としても機能しているのではないか。
これだとマミが余りますが、マミにはゆまがいて、「みんな死ぬしかないじゃない」を「いつかは今じゃない」で真っ向否定しています。


面白いのが

「ちとせ ゆま」   と 「ともえ まみ」
「みくに おりこ」  と 「さくら きょうこ」
「くれ きりか」   と 「みき さやか」

対になる人たちは語感(音数)がかぶって、韻を踏んでいます。コレ、偶然なのか?


おりこがほむらの「やりなおしてまどかを助ける」を否定し、「今しか生きられないたった一つの世界を守」ろうとしたのは周知の通り。

でも、行動を見ていると、キリカとおりこの行動、杏子とさやかのアンチテーゼにもなっています。
さやかはソウルジェムの秘密を知り、自分がもう死んでいるゾンビだ、何もできない、と嘆く。
自分は馬鹿だ、と絶望して魔女になる。

一方、キリカはジェムにヒビが入る、という形で、やはり自分が死んだも同然だことを知ります。
そして、おりこの願いのために自分の意思で魔女になる。

まどマギ本編の杏子さやか編を振り返ると、このおりキリの行動は対比になっているように見えます。
似たような条件だけど、まったく違う行動をとる。

面白いのが、おりこのソウルジェムは杏子と同じ位置にあります。
キリカのジェムは背中の真ん中、つまりさやかのソウルジェムと前後が逆。
また、服装も一見異なりますが、おりこの服は杏子同様の「神官風」で、スカートが二重構造になっていて前が開く形です。キリカの場合は「左右非対称」というさやかの特徴を色濃く受け継いでいます。
対応関係がある、と言ってもいいと思う。ただし、これはゆまとマミでは見られません。

また、劇中の魔法少女たちの中でただ一人リボンをつけてなかったのがさやかで、杏子も最後にリボンを解いてさやかと心中をしますが、おりキリでは、リボンの代わりに「帽子」が二人をつなぎます。

具体的には




なお、さやかの生存中に杏子の声が届くことはありませんでしたが、おりことキリカは心がしっかり結びついています。


こう踏まえると、「魔女になった片割れ」を取り巻く状況の中での振舞い方も面白い。
おりこは杏子の槍に貫かれて動きが止まったところを、ほむらに撃たれてソウルジェムを砕かれます。
つまり、対比になっている相手二人によって討たれているのです。



なお、この状況

oriko2

このときのおりこも、「らしくない」顔をしていますよね。一番のハイライトなのに。
説明何もなくて髪の毛それっぽく塗ったら、さやかを庇う杏子に見えませんか?


つまり、ムラ先生版で

orimagi3

の、「いいよ、一緒にいてやるよ」のシーンを焼き直しているのではないか?

※本作の発表時点ではまどかマギカの劇場版は上映されていません。従って、「杏子を庇うまどか」はまだ明示されていません(暗示はされている)

また、本作の最後でおりこはキリカの体の破片を使い、まどかを殺して自分たちの生きている世界を守り抜きます。

そして、もう助からない、あきらめてもいい状況から「親友の形見」で奇跡を起こします。
これは、ほむらの戦う動機である3週目の「交わした約束」で起きたことと同じ現象です。



一方、三人目のオリジナルキャラ・千歳ゆまも、魔法少女になった経緯が巴マミとダブります。
両親に突然先立たれ独りぼっちになる。そこに「杏子」と「契約」が絡む。そして巴マミと同様に「いつかは魔女になる運命」という残酷な現実を突きつけられる。


いっぽう、美国織莉子は「世間のために尽くす父」「その父を誉れに思い、手伝う娘」「父の失脚による孤独」という条件が杏子と重なります。そして、「魔法少女になって彼女の願う世直しを行う」。
その織莉子が出会うのは、「家族が構ってくれないショートカットの娘」呉キリカ。

こうして見てくると、『おりこ☆マギカ』は、『まどかマギカ本編』とよく似た条件を持った人たちの違う選択の話であると言えそうです。
何が違うのか?意志の力だったり、人の繋がり(絆)の力だったり、出会う順番と立場の違いであったり。
だからこそ、アンチテーゼと言われるのでしょうが。

このアンチテーゼも、
1:魔法少女織莉子の行動によるほむらの否定
2:人間・織莉子とキリカの行動による杏さやへのカウンター
3:ゆまの選択による巴マミの早計な断定への疑問、
といった形で、少なくとも三重の構造になっているようです。



おりこは面白いなと思っていたのですが、思っていたより更に意欲作だったようです。
現状中国語版しか手元にないので、日本語版を探してみます。


ここまでの結論では
おりこ☆マギカはまどかマギカ本編を再合成しようとした試みである。と言えそうです。
なお、かずみ☆マギカもベクトルが異なりますが、同様の試行をしています。


『おりこ☆マギカ』、今はニコニコで試し読みができます。
絵にクセがあるのでちょっと読みにくいですが、全2巻、『叛逆の物語』の前に読んでみるのも面白いかもしれません。


リボンについては 魔法少女まどか☆マギカのリボンの話(Togetter)


蛇足ですが、おりこはみんな目つきが悪くて最高です。

oriko8




 





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janre: アニメ・コミック

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コメント

ゆまに関してはまどかの要素も、詳しくいうと必要とされないことに対する恐怖、まどかのコンプレックスを強めた物があるってのは大前提の方……でしたっけ。最近気付きまして。

結局それで契約してしまったゆまに対する杏子の反応、そしてループの終盤以外にまどかが契約した時のほむらの反応の対比を見て見たかったなと思いました。

#- | URL
2013/01/28 21:39 | edit

>>-さま
コメントありがとうございます。ゆまはDV受けてた描写ありましたね。
まどかだと「大事にされたのはわかっている」って言っています。
また、自己を確立した上で社会の役に立てないことを怖がっていたので、また別物なのではないかと思います。
ただ、おりマギでそこを斟酌されていたかはわかりません。
というのが、ほむらは人の死にちゃんと悲しむ気持ちが本編でも残っている描写があるので、表情を変えないでおりこを殺せるのはちょっとおかしいように思うのです。

ところで、ほむらはそもそも何回飛んでいるのでしょう。
戦闘力の成長具合でいくと、劇中の周回が文字通りに5回目でもそんなに違和感はないなと思います。
擬似的にはキュゥべえを射殺したあたりや杏子対さやかのあたりで大体見て取れるのかな、とも思います。
あのあたり、平静を装いつつ、ほむらは結構頑張って表情作ってセリフ言っているようにも思うのです。

さわK #- | URL
2013/01/28 23:13 | edit

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