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まどかマギカ劇場版 「永遠の物語」 最速感想(追記)  

いちおー最速感想、になるのかな?

札幌の朝イチでみてきました
シネマフロンティアがありえないくらいにごった返してます。前編のときの比じゃない。
券かえねーフィルム交換できねーグッズかえねーていうかまず動けない。
ああこんなに人はいるんだねって感じです。あとで写真UPします。
後編はほぼ満員でした。あいてたの前の数席とかじゃないかな。つまり440人くらい入ってたと思う。


で本編。
バレるんで「続きを読む」に書きます。

タイムラインも一応とってます。需要あったらUPします。



※2012年10月13日19時10分追記 (この時間の追記分この色で書きます)
※2012年10月13日20時45分追記 (この時間の追記分この色で書きます)






いあ、前編見返して
「ガキのころにめぐり合ってたかった。人生変わってるかも」と思ったんですが

後編はちょっと失速しました。
これはしょうがなくて、前編はイントロと世界紹介も兼ねてるから見滝原の描写が多めで、俺はそこの映像美に惹かれました。
また、退場する連中の「限られた時間で心理をどう描写するか」とか、背負うものをもったほむらが、彼女の語彙で「どう伝えるか」とか、「まどかの逆転はどうやって成されたか」とか、そういうところで実に細かいところまで描かれてて、そこを見て激しく感動してたわけです。たるんでたわけでもないし。
前編だと8話分を圧縮していることもあり、「ここをこう削るか!」というのは、まさに総集編のお手本でした。

同時に、これは後編で新規画像が確実に入ることを意味するため、「どこをどう膨らませてくるのか」という期待もありました。

一方、後編はいわば解答編です。
キャラは杏子とほむらに絞られ、杏子の散華、ほむらの過去、魔女問題の解決が主眼になります。

杏子の散華はよかったです。彼女がさやかに対して淡々と槍を構え、笑って突撃する様子が加筆されていて、ファンじゃない俺でも泣けました。

問題このあと。そこまで盛り上がらなかった。見返すと変わるかもしれない。
より正確には、28分ごろにほむらの過去が描かれるところまでは胸アツでした。
新規シーンが加わり、ほむらの過去と今との連続が示唆されます。

でも、この先に新規シーンがほとんどない。
いや、コネクトは原作と同じタイミングで流れるし、歌の中にもハッとなる新規カットもあるけど。

マミのシーンが増えたわけでもなく、杏子の何かが増えたわけでもなく、流れがTV版のままなのです。
前半がかなりブラッシュアップされている分、コレは目に付きました。
俺がまどかとほむらのファン、というのもあるかもしれません。どうしても期待して細かく見ちゃうから。

もうひとつ、序盤の夢落ちが消えたことで、まどかとほむらの「縁」がわかりにくくなったこと。
アニメ版だとまどかに4週目の記憶があるから、ほむらとまどかのつながりが双方向。
劇場版だと「なぜまどかがほむらを認識できるか」「まどかの見た夢が何か」の具体的な説明がされない。
恐らくこうだろう・・・、まで。この消化不良が結構痛い。

あとやっぱ、ほむら登場前の教室のシーンの焼き直しとかコネクト2回使い回しとか、いや泣けるし、これでいいんだろうけど、水増し感は否めませんでした。
前編の「後編でどうやってくるんだろう」って期待が膨らんだ分、マイナスに作用しました。


また、新作の叛逆編。
これまた「痒いところに手が届いた」設定っぽいけど、蛇足になるんじゃないかなとも思います。
もちろん、どんどん上を狙うのはいいことだと思う。
ただ、新作を前提にしちゃうと、原作のほうの悲劇がちょっと薄味になっちゃうのです。
「えーまたリセットかけるんでしょ?」って。

もう一つ大きいのは、まどかとほむらの物語と最終局面に絞られたことで、必然的に見滝原の描写が削られたこと。
「行ってみたい幻想都市・見滝原」の魅力が相当減じた印象。



結構辛口に書きました。正直、前編の方が面白かった。
ただコレ、逆に言うとTV版のほむら編の完成度の高さの証左でもある。
足りない分を補足したのがほむら編以外の部分で、ほむら編はほぼそのまま勝負してきたわけだから。

あとオレの専門がまどほむなので、無意識にハードル上げてたってのがあります。
前半の部分ってあんまり見てなくて、新鮮なのが多かったんです。


で、ここまでだと悪口になっちゃうのですが、意外な伏兵がいました。
「ほむらがハグした一瞬でほむらの背負うものを正確に理解した」ことがまどかの魅力だと、私はずっと思ってました

これ、違ってました。
前編で良い感じに魔法少女物語に焦点が当てられたことで、真相が判明しました。
一瞬で理解したのではなく、まどかのたゆまぬ努力の成果です。

まどか、最初から「みんながどうすれば仲良くできるのか」「魔法少女の能力をどうすれば有効に使えるのか」「ほむらはどうしてそうなのか、彼女は何を言いたいのか」、という、ポジティブなことしか考えていない。
キュゥべえの持ち出してきた契約システムと、今魔女がいる状況に対して、決して絶望せず思考を続けているのです。

で、頭を必死に絞って、目を背けず、ずっと情報を蓄積しています。

この結果、ワルプルギスが来る直前の最終局面で、事態の「真相」を知っている登場人物(?)が3人登場することになります。

ひとりが全部を知っているほむら。次に情報を持っているのがキュゥべえ。
まどかが、この二人と同等の話ができるところまで意識が追いついています。
真相とは、魔女システムのカラクリと、ほむらの正体。
この点、杏子「やってみなければわからないだろう!」と杏子と一緒に戦った経験が効いてくる。


ここを意識してみると、まどかの表情の変化の描写が白眉でした。
いや、ほむらのジェムを浄化する(つまりほむらにウソをつく)ときも一瞬空を見る表情があって、コレも新規だと思うんですが(ここは直接関係がない。白眉だったポイントで関連して思い出しただけ)、


ほむらが抱きついたときのまどかの表情

ここで、震えました。

「ああ、この子は完全に状況を理解したんだな」って感じでした。
勿論、ほむらはまどかが理解したことに気づいていない。


いきなり理解した、じゃなくて、最初から伏線があった。
そのつもりでキュゥべえとの問答とか、前の周回での契約とか見ていくと、面白い。
キュゥべえの言うことが「ついていけない。納得できない」から、ついていけるように情報を集めて、納得のいく答えを出す。

まどか、魔法少女にならなくてもちゃんと主人公しています。

逆に、前の周回のときの契約だと予備知識がないから、間違った答えを出してしまう。
その穴が今次周回だときっちり潰されています。

魔法少女になったまどかが、弓を「敵」ではなく「空」に向けたのも、そういうことなのかなーとも思います。

動き出したら、とっさの反応は魔法少女より早いのがまどか。
TV版より更に大都会になった見滝原の戦場で、最短距離でほむらの元までたどり着く。
ハンカチで血をぬぐうシーンの追加、あれはよかった。あのシーンの地味なエロスが凄く良い。
ハンカチはメガほむがドラム缶を殴るシーンでもさりげなく敷かれていて大活躍。



面白かったのがワルプルギス戦と地球を取り巻く呪いとの対決。
まどか、変身してからどっちもきっちり潰しにいってたんですね。爆笑しながら見てました。
戦闘力が圧倒的過ぎます。
原作どうだったかがちょっと記憶にないので、確認してみます。


あと、幻想空間でのまどかとほむら、ちゃんと光のドレス着なおしてました。
裸じゃなくなってますw

しかしまあ、声の入れ直しとか絵の描き直しとか、コレ、好きな人にはたまらないんだろうなあって感じでした。
後半はモロ、まどほむの物語でした。
俺はテレビ版でさんっざん夢中になってたから、逆に赤青黄の3人印象が強まった感じです。

ああ、最後のリボンほむらの演技は凄かったです。見事に穏やかな声になっています。
ただ、ほむらがどうしてあのように穏やかになったのか?ここは逆にわかりにくくなったかも。


※2012年10月13日19時10分追記
「始まりの物語」が家族のシーンを削りまくっているから、先生とお母さんのシーンを入れる必要があったかは疑問。

杏子がさやかの死体をホテルに安置するシーン、テレビ版でも照明落ちてたっけ?劇場版では照明がついてなくて、杏子が不法侵入している感が増している。→と思ったらテレビ版でも不法侵入してるのネ

杏子、といえば、流血シーンがより直接的描写に。内蔵をやられたのか大量出血。
救いもクソもないんだが、彼女が魔法少女として誰かを守ったのも、誰かが体を張って彼女をかばったのも、恐らくコレが初めて。
TV版だとまどかが割って入ったであろう事は示されるが、まどかが直接的に庇う描写がなかった。
直後に杏子が死ぬこととあいまって、ここは胸アツだった。
杏子がこの「渇望していたであろう二つのもの」を手に入れたこと、淡々と笑って死んでいったこと、杏子の独白の描写が両者が交じり合う絵ではなく実際の回想になったことで、「杏さや」の救いではなく、「魔法少女・杏子」の救いの側面が強くなった。



杏子と言えばもうひとつ。彼女にとって「自分が天涯孤独の魔法少女だ」というのは引っかかっているようで、これは最初からまどかと共にいるさやかとの大きな差になっている。


これは「You are not alone」と密接に絡む。強固がらみの描写が増強されたことで、劇中に登場する全員にとって「魔法少女でない時点で」まどかがすでに守るべき神輿として機能しているのだ。
まどかを背負う戦場、それは同時に死亡フラグでもあるのだけど。

「たった一つ最後に残ったものを守れば良い」として、杏子がほむらにまどかを託した。
守りたいただ一つ、は、あの瞬間の二人にとって共有しうるものだったのではないか?とも思える。



システム的には、魔法少女に随伴してくる魔法少女以外の存在や、魔法少女が徒党を組んだ状態はキュゥべえにしては想定外のようである。なんでこうなったのか?といえば、キュゥべえがまどかに目をつけたこと、ほむらがキュゥべえを追い込んだこと、という二つの原因がある。

後者はスペアがまだまだあるはずなので、突き詰めるとキュゥべえが欲をかいて「まどかがさやかと二人でいる」時に構わず話しかけてしまったのがまどかの快進撃の遠因なのかな、とも思える。

ほむらと杏子がさやかの死体を持って線路を走り、まどかと話すくだりのほむらの目の動きも秀逸。
ほむらは決して、杏子を捨て駒になどしていない。


もうひとつ面白かったのは、劇中での高さの扱い。
マミのマンション<さやかの病院<杏子の展望台<杏子がさやかを安置したホテル と段階的に上がっていって
ほむらとまどかだけ例外的に家が地面の高さなのだが

さいごに、ほむらが一番高いビルから飛び降りる形で町に降り立つ。

つまり、
マミのマンション<さやかの病院<杏子の展望台<杏子がさやかを安置したホテル<リボンほむらが降り立ったビル

となる。イレギュラーだったほむらも、理の中に組み込まれたわけだ。

なお、ここでほむらの弓がまどか同様「上に炎が起つ」描写は、TV版に比べてよりわかりやすくなっている。



そんな感じかな。終わったあとで拍手をしてみた。タイミングは新作の予告のあと。
ちょっと唱和が起こって嬉しかった。

「ひかりふる」の最中でも良いかなと思ったけど、みんな新情報を楽しみにしてるはずだから全部終わったあとがベストだと思う。拍手に包まれた会場もあるそうなので、みんなでコネクトしたい方はやってみるといいかも。ちょっと幸せになれるよ。


てことで3回見てきました。前編が120点で後編が85点といったところでしょうか。
点数の違いはスピード感。前編と後編の杏子散華まではキャラの心情にがっつり感情移入しつつ、同じスピードでハラハラドキドキの疾走感がありました。後編はちょっとたるんだ感じ。
ほむら編はTV版の速度と完成度のままで、赤青黄の人らがスクリーン用に盛大に飾り付けられた分一気に株を上げた結果だと思われます。


じゃあ何でこうなったのか?ですが、
コレは売り方の問題があって、「どこで区切るんだろう?どこが新しいんだろう?何が変わるんだろう?」というワクワクも、今回のまどマギの映画という商品には組み込まれていたように思います。
だから、前半と後半の長さが130分+110分という、「事前情報からじゃ推測しにくい」区切りになった。
そのしわ寄せが110分で4話ぶんをやらされることになった後編にきた感がある。
その意味で、一番楽しめたのは後編を待っている間だったと思う。

でも、待っていてよかったな、と思える作品だった。
気持ち悪い逃げも媚びもない素晴らしい作品だったと思う。
今が旬のこのお祭り、とても楽しかった。まどマギのピークは今日だったのかもしれないけど。
平和で技術の発達した時代に生まれたことに乾杯。 




後編初日、2012年10月13日の札幌の入場状況(20:20時点)
朝から500人とか並んでました汗
10:00 455人満員 当日券売り切れ
12:20 455人満員 当日券売り切れ
16:50 455人満員 当日券売り切れ
19:10 約320人
21:30 約200人 これからもうちょい増えるはず



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