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ガンダムAGE感想 47:青い星 散りゆく命 (2)  

本命の感想行ってみます。
ジェットコースターのような話だったので難しい・・・
と思いきや、これまた、見返してみても実に味わいのあるお話でした。


まず、ゼハートとザナルドに焦点を当ててみてみます。
昨日の戦場で、彼らは何を見ていたのか?

今回は予備知識が必要なお話になります。
ちょっと手間かかっちゃいますが、お付き合いをお願いいたします。
46話感想のラストの、戦いの流れの概要だけ頭に入れておくと、ゼハートの怒りがわかるかと思います。

凄く長いです。分けることも考えましたが、分けない方が多分わかりやすいです。
時間は・・すみません、20分見てください。読むのに多分そのくらいかかります。

彼らが生きた時代を、私なりに言葉にしてみました。


※2012年9月10日23:20 人物配置図を追加。



今回は「ザナルドめ、いらんことをしやがって!!!」の一言に集約されます。あくまでゼハート視点。

この「いらんこと」のおかげで連邦が一気に有利になったのが、今回です。
ということで、今回はザナルドやらかしちゃった回


では、ザナルドは何をしたのか?
勝手な思い込みで、ゼハートが想定していた役割を放棄し、戦力を無駄に使いつぶした
です。


具体的に見てみます。

前回の展開はこちらをご参照下さい。
二行でまとめると、
ゼハートは「連邦軍を要塞砲の射程に引きずり込み、一掃する」つもりで戦っていた。
で、「そのためにガンダムとかディーヴァ隊が邪魔になる」ので、これを自分以下の最精鋭で食い止めようとしていた。


逆に言えば、彼の用兵は「要塞砲がもう一回発射できる」ことを前提にしています。
連射できなかったときの保険も一応あって、それが今回ゴドムが出したグルドリンです。

そのグルドリン、進める方向が限られること、前にのみ無駄に強力なビームが撃てることから、対艦攻撃機だったと考えられます。連邦でいうと30話のAGE-3のランチャーみたいな役どころです。
飛んで撃てればいいだけなので、練度が低いパイロットでもそれなりの戦力になる、動く砲台です。

また、ゴドム・ダイナムという人は、ファントム3の生き残りです。
彼は「何かに隠れて」相手を奇襲する戦法が得意な人です。
グルドリンとの相性は悪くありません。ただし、「隠れる場所」があって「援護してくれる味方」がいれば、です。

どちらもないのにあそこまで戦えたのは、ひとえに彼の腕でしょう。
彼が当初乗る予定だった機体は、46話での形状から指揮官用のダナジンであったことがわかります。


46ゴドム機ゴドムダナジン



34話の出撃でも、ゴドムは部下をつけてもらっていました。
このゴドムの待遇とグルドリンの機体特性を考えると、本来であれば、練度がもっと低いパイロットがグルドリンに乗り、ゴドムのダナジン率いる部隊が援護する形で運用されていたものと思われます。



また、ゴドムと同じタイミングでディーンたちのXラウンダー部隊が出撃しています。
このあと、アルグレアスたちが「要塞前に急速に防衛ラインが構築され」「側面から攻撃を受けている」旨を述べています。

前回ゼハートも「想定内」といっており、突撃してきた連邦軍を包囲することが彼の作戦だったようです。
要塞砲がダメでも、第二攻撃隊には強力な対艦攻撃機があり、護衛するのに十分な戦力も揃ってました。
第二攻撃隊に対処できる連邦の戦力も、ゼハートのレギルスやレイルたちの第一攻撃隊で足止めしておけます。


でも、フリットのAGE-1グランサやアセムたちがいるじゃないか!!!
これも対策が可能です。左翼のザナルドが右翼と同じように包囲をかけていれば。


まとめると、
右翼から、ゴドムのダナジンやXラウンダー部隊に守られた対艦攻撃機が、
左翼から、ザナルド以下ザナルド隊の精鋭(地球侵攻の主力になったベテラン部隊です)が、
そして、中央からはゼハートの子飼いの精鋭部隊が襲い掛かる。
コレで連邦軍を包囲したまま一定時間を稼ぎ、最後に要塞砲で吹き飛ばす。


ゼハートはこんな作戦を立てていたものと思われます。図にするとこうなります。


47連邦軍の盤面-001
47ゼハートの盤面-002



ところで、「第一攻撃隊!」とか当たり前のように言われても混乱するかと思います。
47話時点でヴェイガンの誰がどこにいるのか、まとめてみました。


47補足図



なお、このゼハートの布陣は月面の戦いの反省を踏まえたものでもあります。

あのときのゼハートは、艦隊には遠距離からのコロニーデストロイヤーでの攻撃、接近してくる部隊には自分とレイナによる迎撃、それでも敵艦が手に余る場合にはレイナをぶつける、という形で考えていたものと思われます。

ポイントは、レイナに時間制限があったとことと、当時はレギルスがまだ存在しなかったこと。
そして、ディーヴァのフォトンブラスターやラ・グラミスのディグマゼノン、あるいはプラズマダイバーミサイルのような一発逆転兵器がなかったこと。

また、ゼハートの想定外だったものは、FXの戦闘力とレイナの時間制限の短さでした。

このため、ゼハートは一敗地にまみれ、貴重な人員を多数失いました。
この損失は現在の戦いでも地味に痛手となって効いています。
とくに、レイナは一人で対艦、対ガンダム、対MS隊全てこなせるエースカードでした。

そのレイナが死んでしまったので、彼女の対MS戦闘能力をXラウンダー部隊が、対艦攻撃能力をグルドリンが、それぞれ肩代わりしています。

また、FXの戦闘力にはレギルスの早期の出撃で対応し、要塞砲についても何らかの手を加えて連射可能にしているようです。
このように、ゼハートは連邦軍相手にきちんと準備をしていました。その策には、レイナの鼓動がちゃんと息づいています。



では、ザナルドは何をしたのか?彼はクーデターまでは起こしませんでした。
ゼハートやフラムも、攻撃をかわすだけでザナルド隊を撃墜まではしなかったようです。

彼は何をしたのか?

本来左翼から回りこむはずのザナルド隊が中央の第一攻撃隊を押しのけ、取って代わった。

これだけです。

結果的に犠牲は出ていないし、部隊の配置がかわっただけ。
レギルスは下がっちゃったけど、精強のザナルド隊で代替は可能!!!文句ないだろう?


いえ、大問題です。


ザナルドにより、ゼハートが作っていたタイミングが全部狂います。
FXを押さえるはずだったレギルスは後退を余儀なくされ、そのぶんFXが前進してきます。
レギルスの代わりにザナルド艦隊が正面に入りますが、連邦は右の脇腹の心配がなくなります。
安心して左と正面の敵に備えつつ、フォトンブラスターの準備をするだけでよくなります。

また、「ザナルド造反?」で状況が錯綜したことにより、第二攻撃隊の出撃が早まりました。
このため、ゴドムがグルドリンで出ることになり、突出してしまいます。
Xラウンダー部隊も、他の戦闘団との連携がないまま接敵することになりました。
そして、この二つを迎撃したのは、アセムたちとアビス隊でした。

アセムたちはともかく、アビス隊は本来は第一攻撃隊がマークについていました。
でも、ゼハートが退却したため、大きな隙ができてしまったわけです。

つまり、ザナルドの暴走によりアビス隊がフリーになり、また、第二攻撃隊が不十分な状態で出撃することを強いられた

ここまでが、ザナルド暴走の第一の結果です。



ザナルドの暴走により、ゼハートは余計な仕事が増えてしまいます。彼は指揮のため本陣を離れられなくなりました。
これでレギルスという最強の駒が使えなくなります。
これは、敵の最強カード、キオのFXが自由に動けるようになったことを意味します。

もう一つ、前線の状況変化を読み、柔軟に指揮ができる人間がいなくなってしまいました。
ザナルドで一応の互換が可能です。ただし、かなり劣化した互換です。今回の状況では致命傷になりました。

同時に、フラムとレイルが戦闘に専念できなくなります。これは第一攻撃隊の戦力の大幅低下を意味します。
のみならず、第一に比べると寄せ集め感の強い第二攻撃隊も、指揮がないままバラバラに戦う羽目になります。
その代わり、新手として精強のザナルド隊が連邦軍の中央を脅かすようになります。
いっぽう、連邦軍は戦線を左と中央だけに絞れるようになりました。


47前半の状況-001





結果はどうなったか?
連邦軍は、損害を出しつつXラウンダー部隊もゴドムも撃退します。
グルドリンは活躍してセリックを拘束しますが、連邦艦隊に辿り着くこともキオのFXを拘束することもないまま討ち取られてしまいました。
Xラウンダー部隊も、ジョナサン、オブライト、キオの3人とアセムに迎撃され、全滅した模様です。
つまり、第二攻撃隊はほぼ壊滅です。

また、ザナルド艦隊は中央に展開して連邦軍を押し込もうとしますが、ディーヴァのフォトンブラスターの格好の餌食でした。これまた壊滅的な打撃を受けています。
ザナルド艦隊の壊滅により、連邦とヴェイガンの戦力比が逆転します。
いまや健在なのは第一攻撃隊だけですが、決定力を欠くために敵の圧力を受け止めるだけで精一杯です。

こうして見てくると、ザナルドの暴走により全軍の連携がなくなり、戦力が半減してしまったことがわかります。


47戦況の推移-001


47終了時の状況-001




でも、問題の本当の原因は別にあります。
それを理解するため、まずはザナルドがゼハートに比べ何が劣っていたのかを見てみます。

36話時点では、指揮官として戦場の空気を読むことも、個人としての戦闘力も、ザナルド>>ゼハートでした。
地球で大艦隊を率いて連邦相手に押し込んだのも、総指揮官はザナルドだったと思われます。
能力は決して低くない。むしろ高い。本編中では今回まで一回も負けていません。
ザナルドもその実績に自負があったでしょうし、ゼハートの事を格下にも見ていたと思います。

今回の戦闘で明暗を分けた要因は、二つの兵器に対する理解の差に過ぎません。
ディグマゼノンとフォトンブラスターです。
ザナルドは、ディグマゼノンが再度撃てるとは思っていません。
ディーヴァのフォトンブラスターのことも、見たことはありません。知っていたとしても知識ででしょう。

このため、「何で部隊を中央に展開させてはいけないのか」つまり、「なんで包囲しなければならないのか」ということへの根本的な理解がおかしくなります。そもそも勝利条件への認識が変わります。

大量破壊兵器でなぎ払おう、のゼハートに対し、ザナルドは従来通りの艦隊戦(MS戦)で片をつけようとしていたのです。だから、通常戦力としては最強の彼の部隊を、彼が重要だと考える「中央」に惜しげなく投入する。
フォトンブラスターの威力も知らないから、異変を感知しても退避が遅れる。
※ゼハートも、26話の初見時にはそれなりの損害を受けていました。




こうしてみるとザナルドが馬鹿な悪役に思えてきますが、それも違います。
彼がどんな人間だったか、を見ると、まぁしょうがないかな、と思います。

上でも書きましたが、彼は決して無能ではありません。むしろ有能です。
艦隊を率いてMS戦をやらせたらA.G.164時代で最強クラスの将なのではないでしょうか。
だから、こうなりました。

というのが、ゼハートの戦歴がぱっとせず、ザナルドに比べると劣るからです。
抜擢された直後のビッグリング攻略に失敗、ノートラム攻めでも満足な成果を挙げられず、オリバーノーツ攻め、ロストロウラン攻め、ガンダム鹵獲戦、月防衛と、いずれも負け通しです。
恐らく、実際に艦隊戦をやらせたらザナルドの方が強いのではないでしょうか?

しかし、ゼハートの一連の敗戦はただの敗戦ではありません。
負けることによって敵の手の内を知る威力偵察であったり、工作員を潜り込ませる浸透作戦のための囮であったり、あるいは彼自身が敗戦から学んだりしています。つまり、ゼハートは「その場で負けてもあとあとに勝てる」負け方をしています。
また、ゼハートは本来、特務畑の人間です。諜報(相手の情報をスパイする)、潜入(相手の中に潜り込む)、調査(地理、歴史、相手の文化、習慣などいろいろな者を調べる)、調略(相手を裏切らせる)などが専門です。

大兵力のぶつかり合いは、一見すると力と力の激突です。
でも、その中での「力以外の部分の使い方」を磨いてきたのがゼハートであるといえます。

磨く、といえば、彼の部隊は乗機の乗換えやアップデートに余念がありませんでした。
接収したルナベースにも手を加えています。レイナのことも、戦力の大きさではなく、人間としての弱点を理解した上で運用しようとしています。また、レイルもフラムも戦いを通じて大きく成長しています。
このように、一見目立たないところを進化させ続けているのがゼハート隊です。
このように、「剛」のザナルドと「柔」のゼハートは、拠って立つものが全く異質な人たちです。


でも、ザナルドはこれを理解できません。理解する必要も従う必要も感じないことでしょう。
なぜなら、ぱっと見の大戦果を挙げ続けてきたのはザナルドの方だからです。
AGE-3を鹵獲したのも、フリットを蹴散らしたのも彼です。
ラ・グラミスを使ってビッグリングを一瞬で殲滅し、降下を成功させたのも恐らく彼です。
だから、ディグマゼノン砲の性能も「実際に使って」知っているのではないでしょうか?

また、彼はイゼルカントのレギルスの無双ぶりも、当代最強の兵たちであるビシディアンも、キャプテンアッシュの腕も、肌で知っています。
一緒に戦ってゼハートの指揮ぶりや腕も見ています。自分より劣ると感じていてもおかしくない。

このように、彼の中には「世界」のモノサシが出来上がってしまっています。
そのモノサシが確かなのは、彼が送り込んできたフラムの優秀さからもわかります。
彼のモノサシの中では、ゼハートに従うことは却って身を危うくします。

では、彼が非情で強欲な人間か?
それも違います。セカンドムーンを人質にとられたときに激昂しています。
ゼハートに対しての行動も、不甲斐ないヤツへのシゴキなのか、判じかねます。

確実なのは、彼の目にはゼハートが「認めるには弱すぎる」人間として映ることです。
弱いやつが総司令官では命に関わります。実際に、味方を巻き込んでも敵の1/3しか削れませんでした。
そして、残った敵がセカンドムーンに殺到しようとしています。

また、彼は地球種を見下しヴェイガンに帰属意識をもっている人間です。地球種に本国を踏み荒らされるのは我慢がならないはずです。ここも、エデン思想にかぶれて?ヴェイガンをやや相対的に見られるゼハートとの大きな違いです。つまり、ザナルドとゼハートでは「(本国を背負った)中央を手薄にすること」の心理的な重さが違う可能性が高い。


かくして、「強さを信用できない」ゼハートに代わり、自ら片をつけるべく、ザナルドが飛び出します。

では、ザナルドに欠けていたものは何か?
ゼハートの進化(成長)への信頼だと、私は思います。

これは端的には、「ディグマゼノンがもう一発撃てることを信じるか」という形で出ます。
ゼハートが説明する前に通信が切られていますが、仮に説明を受けたところで、ザナルドが信じたかどうか。
ザナルドにしてみれば、「ディグマゼノン砲のことはわしの方がよく知っているわ。アレを連射させるだと?さすが青二才は考えることが違うww己を知らないとは幸せなことだなww」程度に考えていてもおかしくありません。

つまり、ディグマゼノン連射を前提にしたゼハートの必勝の策を、確信を持って妄想だと断じてしまったのではないでしょうか。

ゼハートを信じなければ、目の前に展開している包囲陣は「来もしないものを当て込んで中央をスカスカにするより、さっさと敵を蹴散らした方がいい」という判断になります。
右翼に展開している第二攻撃隊についても、「どうせゼハートの手駒、せいぜい頑張ってくれ」となります。
また、もし「勝ったあと」の権力闘争を意識しているのであれば、ゼハートの切り札のXラウンダー部隊なんて削れるだけ削っておくに越したことはありません。
敵のディーヴァが脅威、といわれても、フォトンブラスターを実見していない彼の目には、「連邦の多少厄介な船のプロトタイプ」程度にしか映っていないはずです。ナントカ砲という武器を使ってくるらしいが、ゼハートですら避けられたものを、精鋭の我が艦隊がよけられないはずがない。



47ザナルドの盤面-001




かくして、ザナルドは中央に突撃を敢行します。
練度はザナルド隊の方が上です。ガンダムは脅威かもしれないけど、ザムドラーグで押さえられるはずです。
ザナルドの中では、勝算が十分にありました。


敵に、ディーヴァがいなければ。


フォトンブラスターの一撃で、ザナルド艦隊はその大半を失いました。
ザナルド艦隊は10隻程度いたはずなので、6割の損害を受けたとしても、ゼハートが会戦の最初、46話で稼いだリードが消えています。
のみならず、連携できないままやられた第二攻撃隊と、レギルス不在の分だけぼこられた第一攻撃隊がいます。
差し引きはマイナスです。




47終了時の状況-001




さて、ゼハートは事前にザナルドに挑発され、かなりキレています。
しかし、それとは別に、ザナルドのこの敗北は、二つの意味でゼハートを追い詰めています。
ひとつが、ゼハートの準備をザナルドが全ておしゃかにしたため、現実問題として勝利することが厳しくなってしまったこと。

もうひとつ。実はこっちの方が深刻です。
ザナルドの無理解が、実際に多くの味方を殺すということを知ってしまったこと。
繰り返しますが、ザナルドは無能ではありません。進化へに対する評価がやや硬直的なだけです。
ゼハート的には「頭が固くて強欲な人間」「先が見えない人間」あたり。


でも、その古さが今回、多くの味方を殺しました。
このブログを読んでくださってる皆様的には、「レイナの形見をザナルドの馬鹿が踏みにじりやがった」といえば、伝わるかもと思います。

ゴドムも、Xラウンダー部隊も、ゼハートに刃を向けながらも粛清されなかった兵たちも、みんな、ザナルドの無理解のせいで、無駄に命を散らしました。


今回の敗北で、ザナルドはその力の基盤を全て失いました。
だから、ゼハートが「もう逆らうなよ」と赦してやれば、ザナルドを飼いならせる可能性はあります。
でも、ザナルドの古い思考が人を殺す、となれば、ゼハートにとってザナルドは「生かしておけない」人間になってもおかしくありません。ザナルドの無理解は、そのくらいに人を殺しました。


レギルス譲渡以後、ゼハートの顔が険しくなっていっているのは周知のことと思います。
彼の生真面目な性格を考えれば、彼は他者に「託された」分だけ、強くなると同時に、どんどん追い込まれていっているのではないでしょうか?

彼自身の野望なら投げ捨てられる。
でも、もういなくなった者から受け継いだものは、彼は決して捨てることはできません。


homura2.jpg

暁美ほむらが、交わした約束から自由になれなかったように。


ゼハートが負けたら、彼を信じて託していった者たちもまた、なかったことになってしまう。
だから、勝たねばならない。


ゼハートはゼハートじゃなくなったから悪堕ちしたのではなく、今でもゼハートのままのゼハートであるからこそ、ああなったのではないでしょうか?


死者が生者に何かを託して死んでいくのが、AGEの流儀です(だから子供向けでもある)
ゼハートもまた、その流儀に則った敵手です。
忠実に則っていて、かつ戦いには明確な勝敗があるから、彼は追い込まれる。


かくして、ゼハートは破滅の道を突っ走ります。
ゲーム通りの?悲劇のエンドへ向けて。
さて、そこに救いはあるのでしょうか?


新時代の足音は、もうそこまで来ています。

47FXばーすと







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コメント

お疲れさまでした! 今回も大変読みごたえのある解説、とても面白かったです。

ザナルドの影響、自分は単純に「レギルスの後退とザナルド艦隊の撃破、ザムドラーグ撃墜」くらいにしか(それでも大きいですけど!)考えていませんでしたが、かくも重要なものだったとは…いやむしろ、ゼハート&ザナルドの戦術思想に驚きです。
すいませんグルドリンは「まーたネタ機体出しおってw」くらいにしか考えてませんでしたごめんなさい。本命は包囲からのディグマゼノン、その予備カードとするには確かに極めて優秀ですね。
おや?そういえばヴェイガンを敗北に導いたお方がもう一人いたような… 彼がスピード・回避重視だったのに対しザナルドはパワー重視ってのも面白いところです。

ゼハートの表情については自分も思っていました。ナトーラ艦長もそうですが、こういった部分はゲームでは表現しきれないので毎度楽しみにしてます。
今のゼハートとフリット、とてもよく似ていると思います。両軍の総司令官、死者の想いを背負って戦い続けている、内に優しい性格を残している、そして乗機は救世主…
つくづくこういった仕掛けがAGEはとても上手いですよね。アセム編でゼハートとフリットがライバル的に描かれていたのが見事に繋がってきています。
日野さんのツイッターで、ラストが少しゲームと違うと明言されました。変わるとすれば「ゼハート(+フラム)の生存」もしくは「本当に最後がちょこっと変わるだけ」のどちらかだと思うので、次話の展開がとてもとても楽しみです。

DOEO #- | URL
2012/09/10 22:32 | edit

>>DEDOさま
いつもありがとうございます。
ザナルドについてはディグマゼノンを撃てないと思っているところが引っかかりました。
そこから逆算するとこういうことなのかなぁと・・・

48話は、奇跡が起きるはずです。
ゲームのネタバレを聞いたときから、誰もが渇望していた奇跡が。
できるだけ毎日更新を目指してみます。
今しばらく、よろしくお願いいたします。

さわK #- | URL
2012/09/11 00:49 | edit

お邪魔します。なぜさわKさんが「違う」「リセットボタンは無い」と突っ込まれるのか、わかってきた気がします。

ひとつは、ネット上で「肖像画=黒歴史」を唱えられた方がいて、私のもそれと同じだと思われたのではないでしょうか?
もうひとつは、とにかく私の言葉が悪かったです。申し訳ないっす。コメントとかするのに向いてない人種なんだよなぁ。

え~と、私は最終回で、「AGEの世界で過去に何があったか」「あの肖像画のエピソード」が明かされるとは思っていません。(ていうか、されると困る。)そんなことはどうでもいいんです。最終回で補完されると言ったのは、そういう意味ではないんです。スマンでござる。<m(__)m>

いま振り返ると、あの肖像画、我々に問いかけているようにしか思えないんです。「ガンダムAGE、楽しんでくれましたか?」という感じに。ひょっとしたらこのコメント見る人がいるかもしれないので、あんまり具体的には言えないんですけど、私のは実に「AGEらしい」手順を踏んでいると思いますので、まぁ、アリなんじゃないかと。おかしかったら、ゴメンナサイ。

とにかく、黒歴史とかタイムリープとか、そんなんではないと思うんです。指摘されるまで、そういうの頭に浮かんですらいませんでした。

それから、また訂正です(^_^;)
●コロニーファーデーン=地球という発言
訂正っていうか、う~ん、これはセカンドムーン?セカンドムーンの危機が、地球の危機につながるのか、ちょっと分からないというか、そこには私、あんまり興味がないというか…(大事なことなのに)

ほかにもマズイ発言しちゃってると思うんですけど、それでも、ポイントをおさえとけば、オッケーなんだよってことで…

ビニールシート #- | URL
2012/09/12 10:46 | edit

お疲れ様です。
戦況の分析、恐れ入りました。とても解りやすく、面白い記事で、今から48話を見るのが楽しみでしょうがないです。
私もゼハートにはゲームとは違った結末を!と思っています!

シャチ #- | URL
2012/09/12 13:04 | edit

検索してたら辿りつきました。

見事な分析ですね。
AGE好きとしては、このようなブログがあり嬉しいです。

#- | URL
2012/09/14 14:10 | edit

>>ビニールシートさま

返信遅くなりました。
コメントはあとで消せます。
パスワードの4桁をちゃんとご入力いただければ大丈夫の・・・はず!
入力していなかった場合はそのまま削除できた、と思います。

ただやっぱり、面白いご意見とかアツい感想、私は消すに忍びないのです。
インフラとしても機能する場合があるので勿体無いのです。

コメントはもう大丈夫です。
ここ見るような方は2chとかまとめとかでも情報収集されてるはず。

ファーデーン=地球、は
「みんな同じコロニーに住んでいる仲間じゃないか!」が、「みんな同じ地球に住んでいる仲間」に置き換えられるのがミソ。

あと2回、よろしくお願いいたします。

>>シャチさま
コメントありがとうございました。
見返すと微妙に違ってたりしてお恥ずかしいです・・(そこも書いていきます)
これからゼハートがどうなるか、目が離せません。
コメントありがとうございました。遅くなってしまって申し訳ありません。


>>-さま
AGEはよく練りこまれていて、色々な楽しみ方があると思います。
コメントありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

さわK #- | URL
2012/09/15 10:18 | edit

46話に続き、3年後の未来よりw
戦況考察にゼハートについての、ザナルドとの対比、48話に至る追い詰められっぷり・・・と色々ございますが(個人的に、レイル君が第一陣を率いているという解釈が好きです)、
電ホビの、GGPの記事が出る数か月前、本放送直後にグルドリンのコンセプトについて割と正確な推定をしていらした方が!
己の井の中の蛙ぶりを思い知らされたのであります・・・

居合わせの #- | URL
2015/04/29 20:33 | edit

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