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ガンダムAGE感想 46:宇宙要塞ラ・グラミス(5)  

さて、46話の特集をしているうちに47話の放映日になりました。
お付き合いを強いられて下さってありがとうございます。

46話の未解決部分を見ていくと、そのまま47話につながります。
47話の視聴を前提に、46話の残った見所を整理していってみます。
主に戦闘関連。今回はゼハート、ザナルド、イゼルカントについて。



バンダイチャンネル(2012年9月15日の午前11:59まで46話を配信中)

46話関連記事
46話感想(1) ゼハートとフラムについて
46話感想'    ナトーラとセリックの関係の変遷を追う
46話感想(2) キオとウェンディと、AGEでの空気について
46話感想(3) キオの出撃と不殺について
46話感想(4) キオとゼハートの対決について。なぜ今が「旬」なのか?




最初に、ゼハートがらみのもうひとつのポイント・悪堕ちについて触れます。

今回の戦闘シーンが見所盛りだくさんだったのは言うまでもないですが、戦術的にも見所があります。
コメントでご指摘くださった方もいました。今回、26話でゼハートがフリットに食らった戦術を、アレンジを加えてフリットに叩きつけています。
その結果、連邦艦隊の1/3が失われています。



26話との違いは、「味方ごと撃った」こと。
艦艇数に余裕があり、補給基地を抱えて戦っている今のヴェイガンだからこそ可能な戦術です。
※フリットの感知が遅れたのは、「今までではありえない」ことだったから、だと思われます。



が。
ゼハートのこれは、「味方を撃ってはならない」という、この時代の大きなタブーを乗り越えてもいます。
AGE世界では、味方への裏切りは非常に悪いことです。
ディーヴァを乗っ取ったグルーデックは罰を受けているし、ノーラの住民を見捨てようとしたフォンロイド艦長は船を奪われて放置されました。連邦を売ったオルフェノア一味は徹底的に狩られ、味方を殺したデシルは見殺しにされています。味方を売って敵前逃亡をかました月司令に至ってはフラムにゴミ扱いをされたわけで・・・

AGEが子供向けである大きな理由は、仲間を大事にすることだと、私は思ってます。

でも、ゼハートは味方を撃った。囮にしたのは無人のダミー艦(※)なのですが、タブーを踏み越えています。
ゼハートの「悪堕ち」は、この一線を越えられるようになったことなのではないでしょうか。
※ダミー艦が無人操作でないと、デレクによる看破が成立しません。


ただ、本質まで堕ちたわけありません。
今回のフラムとのシーンが、「ゼハートの本質は変わっていない」という証左にもなると思います。


でも、そうは見なかった人がいました。
「ヴェイガンのNo.2」、猛将ザナルドです。彼は、なぜ造反したのでしょうか?


ザナルドはヴェイガンの要とも言うべき逸材です。列伝を立てるに値するだけの重さを持った人物でもあります。
ただ、その評価は今日の47話で変わる可能性が大いにあります。
ポイントは、自分の造反の理由を彼がどう説明するか。

46話当時のザナルドの判断の基準になったであろう情報だけ、書いておきます。
キオ編を通じ、地球侵攻艦隊の主力を率いていたのは彼です。将才は確かで、35話の対ディーヴァ攻撃でも、タイミングはザナルドの方が正しい判断をしていました。

個人としても、彼はたいした豪傑です。
36話時点で、ゼハート、キオ、フリットを手もなくあしらっています。39話でアセムにも後れをとっていない。
また、彼の率いる兵は劇中一番の強兵です(同格でビシディアンがいます)。ゼハート隊やアビス隊より一回り強い。

一方、連邦はディグマゼノン砲の砲撃で戦力が半減してます。
どさくさにまぎれてゼハートを消し、そのままヴェイガンの指揮を執り続けて連邦を潰す。
ザナルド的には勝算が十分にあります。
もちろん、とても大きな誤算があります。彼はレギルスもFXも知りません。ゼハートの覚醒も知りません。


知らないからたぶん負けちゃうのですが、このように、勝算自体はあります。
では、彼はなぜ反乱を起こしたのか?理由は47話にならないとわかりません。
これが読まれているときには彼は何も語ることなく死んでいるかもしれません。



気になったのが、彼の部下たちが彼に同調していること。
ヴェイガンなのに、「イゼルカント様の後継者」を攻撃しているのです。


与太話ですが、私はこんなことを考えながら見ています。

ザナルドにはいくつか理由があります。
ひとつが、ゼハートへの禅譲劇が唐突で不透明なものであること。
関連してもう一つ、もっと直接的な理由が考えられます。これが決定的に重要なのではないかと私は思っています。



これは、ラ・グラミス決戦前のヴェイガン艦隊の配置です。

46ヴェイガン艦隊

右上から左下にかけてほぼ一直線に、ファ・ボーゼ、赤いゼハートの旗艦ファ・ザード、セカンドムーン、青いザナルドの旗艦が並んでいます。



これを正面から見ると、こうなります。

ヴェイガン艦隊配置

SUNRISEの文字に隠れて、ザナルドの旗艦がいます。
ザナルドはヴェイガン艦隊の左翼にいたわけです。彼が艦隊の指揮を任されていたのかは不明です。

さて、この先が、ザナルドから見るととんでもない大問題。

ヴェイガン艦隊配置(発射後)

この黄色の輪です。この輪が死活問題。


ちょっとだけクイズにしてみます。
絵に一つ円が加わっただけで、何で大問題になるのか?








答え合わせです。
ディグマゼノン砲がなぎ払ったのが、大体この範囲だと思われるのです。


大きさに誤差がある可能性は大いにあります。
ポイントはただ一つ。
「ゼハートとザナルドを分断するように撃たれていること」

そもそも、ゼハートは、吹き飛ばした味方艦がダミーだということを説明していたのでしょうか?


ひとつめの理由「キナくさい継承劇」と合わせると、「いきなり(何の連絡もなく)後釜に座ったゼハートが暴走し、あまつさえ味方を殺した。」
ザナルドにはこう見えてもおかしくありません。
つまりは、ゼハートによる簒奪。(さんだつ:乗っ取ること)
イゼルカントのメッセージにしても、どういう背景で流されたかもわかりません。


イゼルカントの指示した「ゼハートを助ける」は、兵の指揮権をゼハートに渡すことです。
躊躇なく味方を殺すような胡散臭いやつに、大事な兵隊を渡してしまっていいのか?
でも、今ならまだ艦隊にザナルドの声が届く。

せっかくフル装備している兵隊が、目の前で刃物を振り回している異常者にわざわざマシンガンを渡すようなものです。
今なら、自分の手にはマシンガンがあるのに。


だから、部下にはこう言えばいい。

「ゼハートがトチ狂って暴走した!お前たちも見ただろう?あいつ、味方まで見境なく撃ちやがった。
 ・・・君側の奸ゼハートを討ち、ヴェイガンを正す!!!イゼルカント様を救出するのだ!!」


今日の本編でザナルドがそう言うかは、わかりません。たぶん言いません。
でも、ザナルドにはあの行動をすべき理由も、そこに同情を得る余地も、勝算もあったことも強く主張しておきます。

ただ、ザナルドは実は戦う前に負けています。彼が本当にクーデターを起こすなら、チャンスは前回ゼハートが単独行動をしたときでした。でも、ザナルドは恐らく感知できていない。今回の継承劇のことも全く知らなかった。
情報戦の段階で、ザナルドは既に負けていたように思います。



では、なぜザナルドに情報が行かなかったのか?


ゼハートがザナルドを暴発させて消すつもりだったのではないか?、というコメントをいただきました。
現状での私の見解は否定的です。というのが、ゼハートはザナルドに完全に虚をつかれているから。
ゼハートもフラムも意識が連邦の方だけを向いていて、用意されていた第二波攻撃隊も「いつでも出られる状態」にはなっていませんでした。だからゴドムのダナジンの準備ができていませんでした(恐らくは彼の非業の死に繋がるはずです)。

でも、ゼハートにはザナルドへの対策は必要だったはずです。
少なくとも「私がヴェイガンを継ぎますよ」という挨拶があってしかるべきです。
それも、ない。

ないなら反発されて当然なのですが、その対策をしていない。
これは、ゼハートの人格やコミュニケーション能力の問題なのか?
でも、今回のゼハートの指揮には冴えがあります。こんな初歩的なミスを犯すとは思えません。

ならば、どうして?
・・・イゼルカントが、「ザナルドには私のほうから言っておく」といったのではないか?

状況証拠だけです。
ザナルドが事情をほとんど知らされていないこと、ザナルドにあった伝達がイゼルカントからの短いものだけだったこと、ゼハートがなぜかザナルドを警戒していないこと、あたりから逆算すると、どうもそういうことだったのではないか?


・・・オッサン・・・


彼の隠し事は、今後も物語を引っ掻き回すように思います。
間抜けだから言わないのか、別の意図があるのか?



これは、46話感想(1)で立てた問いの2:本当にイゼルカントは正しいのか?にも絡んできます。

現状、彼の「計画」は連邦相手に主導権をとり続け、地球連邦を後がないところまで追い込んでいます。あと一歩です。
機能はしています。イゼルカントは強い。

でも、そこで今回ザナルドが造反しました。
ゼハートにしても、焚きつけられたせいで?いらんことをして前回シドを野良シドにしてしまいました。
ゼラにしても暴走フラグがぷんぷんしてます。
キオはキオで不殺とか言い出してます。

では、イゼルカントはこの4人に何を見出していたのか。
キオ、ゼハート、ゼラはそれぞれ、後継者として見出されていたと思います。「使う側」(指導者)として。
ザナルドは特殊です。前の3人と位置づけが違う。ギーラとかメデルと同じ、「使われる側」だと思われます。

ゼラはまだ情報がないのでおいておきます。キオとイゼルカントも答えが出きっていないので保留します。
ザナルドが何で裏切ったのか、状況は述べました。
もし今日の47話で背景が説明されたら、そこも合わせて触れて行こうと思います。
引っかかっているのは、「これがザナルドではなくギーラだったら?メデルだったら?ゼハートだったら?」というポイント。

これまで、イゼルカント体制の強さと危うさはどちらも描かれてきました。
いまは危うさが進みつつあります。今後3話でどうなるのか?
新時代の足音は、もうすぐそこまで来ているように思います。



ここまでお付き合いありがとうございました。
最後に、新時代のポイントをいくつか、もう一本分だけ記事を書いて、46話感想をしめたいと思います。


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コメント

考察ありがとうございます。

ゼハートがザナルドを警戒しなかった理由について、イゼルカントが言っていたというのは確かにあると思いますが、もう一つ、ヴェイガンであれば持っているはずのイゼルカントへの信頼を疑わなかったからじゃないかとも思えます。
ゼハートが挨拶に行った描写はなく、イゼルカントがザナルドにゼハートの事を話した描写はあるので、イゼルカントが自分が言っておくといった説はかなり納得です。
ただ、もしそれがなくても、ゼハートはイゼルカントへの信頼として皆が自分についてくると考えていたとしてもおかしくないと思うのです。
ヴェイガンにとってイゼルカントは絶対的な存在なので、その決定に逆らう人はいない、的な思考で。
でも、冷静に考えるとイゼルカントの行動は、実は不自然。
その不自然さにザナルドは気づいていたので、正直、イゼルカントへの信頼も薄れてきている可能性があると思うのです。
実際、キオへの待遇など不満はありましたしね。
そのあたりを考えていれば、もしかしたら、今回のザナルドの行動を予測できたのかもしれないかなと思います。

長文・乱文、失礼しました。

灯枝 #- | URL
2012/09/10 08:52 | edit

ゼハートはいうなれば純粋培養のお坊ちゃんですよ。他人が自分を憎んでいるとか、悪意を持っているからというのを意識しないタイプでしかも生まれた時からXラウンダーとしてヴェイガン社会では高位の存在です。潜入工作員の命と引き換えにしても守らねばならない存在です。
しかし、ザナルドのような叩き上げ(あるいはヴェイガンの貴族かもしれないけど)にはそうであるだけで特別扱いされるXラウンダーに反感があるのかもしれません。デシル、ゼハートともに「戦力を浪費させていて成果がイマイチ」というところは同じなんですからそれが後継者指名されれば腹も立つと。

あるいはイゼルカントの計画についてある程度知っているのか、そうでなくとも地球帰還を宿願としている者たちがとうとうイゼルカントの統制からもはみ出してしまったのがおそらくイゼルカントの後継指名によってその死を匂わせたからかもしれない。

ヴェイガンの中にXラウンダーに対する反感がある、それが地球を目の前にして爆発したということなんでしょうね。

ドクトルK #- | URL
2012/09/10 15:13 | edit

>>灯枝様
いつもコメントありがとうございます。
ザナルドが思ったより寝技をやってきた上に来週まで生存しているので、この話はこの先にも持ち越しになりそうです。ご指摘はああなるほどなぁと思って拝見してました。読みながら感じたのは、ゼハートは47話の終わりまではザナルドのことも同胞とは思っていたのではないか、ということ。刃を向けてきたザナルド隊の連中のことも処断してなさそうですし。造反?を予測できなかったのか、しても対応をしなかったのか。
答えが示されるかはわかりませんが、考えてみてもいい問いかなと思いました。そのつもりでアセム編やキオ編を見返してみると面白そうです。

さわK #- | URL
2012/09/12 08:25 | edit

Re: タイトルなし

>>ドクトルKさま
ザナルド絡みの動きは47話の展開でわからなくなりました。
ここまで見てきた限りでは、ザナルドはヴェイガンの人間であったからこそ反乱したのかな、と思います。
Xラウンダーへの反感はあったかもしれないし、ないのかもしれない。今のところ証拠が思い出せません。
過去の話の映像を見返してみると発見があるかも。

ゼハートについては、お人よし過ぎるというだけで反感とか空気は読める人だと思います。
というのが、完全にアウェイのトルディアで適応しており、周りから疑われてもいないから。さすがに四六時中は味方が援護してくれるわけでもなく、ダズとごく一部の工作員しかいなかったはずです。

トルディアで生き延びるため、セカンドムーンでみっちり地球種についての教育を受けたはずです。
1年半過ごしているので、学習したものを独自に発展させていると思われます。

さわK #- | URL
2012/09/12 08:42 | edit

一言ザナルドを擁護したい

>>では、なぜザナルドに情報が行かなかったのか?

間諜として送ったフラムが逆に籠絡されてちゃったから

通りすがり #- | URL
2012/09/17 23:36 | edit

>>通りすがりさま
間諜ひとり送って終わり、っていうのがやっぱ武辺者チームなのかなぁ。。。
フラムみたいのっていっそ政略結婚で送り込んでも良かったと思うんですが、ヴェイガンは宮廷闘争の寝技のノウハウそのものがなさそう。

さわK #- | URL
2012/09/18 00:05 | edit

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