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ガンダムAGE感想 46:宇宙要塞ラ・グラミス(3)  

そろそろバンダイチャンネルで46話が解禁のはずです。

てことで追いつかれそうです汗
今回は見所が多すぎます。
目立たない方を大体つぶしてきたので、この先は手垢がつきまくってる部分になっていく・・・はずです。



46話関連記事
46話感想(1) ゼハートとフラムについて
46話感想'    ナトーラとセリックの関係の変遷を追う
46話感想(2) キオとウェンディと、AGEでの空気について


ゲーム、小説、マンガ、アニメ本編と情報が錯綜していますが、「気になったものを楽しむ」でよいと思います。
全部「パーツが似ているけど、違う」話になるはず。Zガンダムの映画版とTV版が同時に来たような状況と考えればよいのではないでしょうか。何を「正史」にするのかも、実は些末な問題なのかもしれません。





さて、歴史モノの真骨頂、そしてAGEの真骨頂がいよいよ来た感があります。

まずは後半の冒頭、キオの出撃から。
今回のキオは「行こうガンダム、一緒に。みんなを守るんだ!」と言って出撃します。

前にも触れましたが、AGEでは主人公のガンダムへの呼びかけに特徴があります。
フリットは「行こう、ガンダム」、アセムは「ガンダム、一緒に生き延びような」です。

これはゲームでも(まだフリット編ですが)確認されています。
逆にいえば、ゲーム化を前提にしているから、主人公ごとに掛け声を固定させる、という作劇上の理由があったのかもしれません。
ただし、アニメ版AGEでは、この呼びかけは主人公のガンダム観や自己認識の象徴としても扱われてきています。


ではキオは?と思って注目して見ていたのですが、彼には固定メッセージがありません。
29話「じいちゃんのガンダム」では「よろしくね、ガンダム」
40話「キオの決意 ガンダムと共に」では「ガンダム・・・僕に力を貸してくれるよね?」
そして今回、「行こうガンダム、一緒に。みんなを守るんだ!」

・・・「行こう」?
これ、フリットのセリフです。なんでここにきて?
そういえば、第一話のフリットも、似たようなことを言ってなかったっけか?

ということで、第一話。いちばん最初にフリットがガンダムに乗ったときのセリフをご紹介します。

「さあ行こうガンダム。僕たちがみんなを救うんだ」

このとき、バルガスが「死ぬかもしれないのだぞ」と言ってフリットを止めようとします。
エミリーはフリットをわかっていて、行かせる。
このように、個々のパーツは似ています。

でも、違うものもあります。
それぞれのセリフにおける「みんな」の範囲。セリフの示す、話者とガンダムとの関係。
守るのか救うのかという、ガンダムにさせたい行為の違い。このそれぞれに、明確な違いがあります。

こう見てくると、今回の出撃シーン、初心との対比の意味でもかぶせてるのかなー、と思います。
対峙する相手も、「救世主ガンダム」の原点そのものの敵手、レギルスです。

このレギルスも、キオのFXに負けず劣らず、意味・使命・絆・思いを背負った、救世主の重さに相応しいガンダムです。


今回の両者の戦闘シーン、凄まじい。
各所で絶賛されてます、言葉なんて無用ですよね笑

私はテッカマンブレードのラス前のエビルとの戦いを思い出しました。
何度見ても涙が出そうになります。


次回で無粋に言葉にしてみます。
飽きるほど再生が終わってからでも見てください。
この戦闘シーンはAGEの集大成でもある、とだけ言っておきます。



さて、この戦闘で、キオの真価が問われました。
彼の命は本当に危険に晒されました。しかも、彼が抜かれると連邦軍は負けてしまいます。
彼を案じるウッドピットも、「FXを使え!」と呼びかけます。
でも、キオは頑なに不殺にこだわる。うん、よく言ったよ。キレイゴトを言うからにはこのレベルで狂ってないと!!!

ウッドピットがキオのよき理解者になりつつあることは、前回触れました。
今回、キオの不殺に反対するポイントで、反対者たちはまず、キオの身を案じています。
「死んじゃうかもしれない」は、基本的だけど重要なポイント。主人公だから死なない、と思うのは視聴者の都合です。

この視点はガンダムSEEDのキラとの比較にはなるかな、と思います。
SEEDの人たちは基本、自分たちの絶対優位が前提でした。
劇中人物が、「自分が死なない」というメタな理屈を、どこかでわかっちゃっています。

キオが恐ろしいのは、レギルスに殺されかけた「あと」で不殺の思想に至っていること。
このキオの異常さが、今回の対レギルス戦でまさに際立ちます。本当に自分の身が危なくなっても、なお不殺にこだわる。
おいおい、お前が負けたら味方総崩れだぞ!?しかも、お前の気持ちは相手には伝わってないのに!?
ただ、フラムが「あなた」という呼び方でFXを呼んでいるのはちょっと引っかかりました。


私は「自分も体を張る」というスタンスが大好きなので、このキオの突き抜けっぷりには非常に好感を持ちます。
でも、私はキオのことは異常者だとも思っています。よいか悪いかはともかく、キレちゃってる人。

今回のインターミッションでも、他の人たちと意見対立することはあっても、キオには恐怖がありませんでした。
前の戦いだって、死に掛けてフリットに助けられてるのに笑。
また、なぜかフリットも「お前が死んでどうする!」とは指摘しません。


これは描写不足もあるのかもですが、そんな生易しい問題ではないようにも思います。
この話の「英雄」たちは、そろって根本的なところがキレちゃっているように感じるのす。
自分の体は張って当たり前。彼らは自分の命がとても軽いのです。
それを受け入れるヒロイン始め、周りの連中にも共通する問題。

つまり、AGEでは死狂いが当たり前のようにまかり通っている側面があるのです。
にもかかわらず、一方では「命をかけて行動すること」が他者を動かすから、そこにちぐはぐさが出ているように思うのです。



直感的には、身内の死狂いは空気化しうる。身内じゃないヤツがやると心を動かされる、という線引きになっています。

これはアニメならではのポイントだと思います。
第3話でAGE-1がノーラを体を張ってかばったときから始まり、8話でファーデーンでエウパザラムを動かしたのも体を張るフリットの姿でした(だから、Gエグゼスよりも明らかに劣るタイタスにフリットが乗っていることが重要)。
※なお、このどちらのシーンも、ゲームには登場しません。
そういうフリットだから、27話でダウネスをワラワラ押すヴェイガンは撃てない。

アセムにしても、18話冒頭で宇宙漂流したアブスを、同じ話の卒業式でゼハートを、身を挺して助けています。
ゼハートもしかり。24話でミンクを身を挺してかばっています。
だから、27話でアセムがダウネスの中にきたときに、ゼハートはすぐに意図を察する。
その後アセムがダウネスの破片に当たりそうになったときも、ゼハートは無言でアセムをかばっています。

この思想が、ドールやフラムにも影響していきます。

キオもどうもそのDNAを持っていて、フリットを助けに戻ったから鹵獲され(36話)ちゃったり、貧民Aでしかないルウのために秘伝をポーンと差し出してイゼルカントを瞠目させたり(38話)しています。

イゼルカントも、自分の大義のために命を捧げちゃってるところがあります。
彼がザナルドではなくゼハートを選んだのも、そのためでしょう。
全権譲渡時では、能力・実績ともにザナルド>>ゼハートでしたから。


こうして見てくると、英雄たちの異常なまでの自分の命の軽視っぷりは、重要なところで物語を動かしていることがわかります。特に敵同士だった者たちのの相互理解の点で。
最近よくゲームの結末が話題に上りますが、ゲームではこの「自己軽視」が今のところ出てきません。
この違いは相互理解がらみのキャラに影響してくるはずです。
具体的にはディーン、フラム、ゼハートあたり。あわせて、アスノメンバーの行動も変わってくるはずです。

今回戦闘シーンを見返して、やっぱりアニメのAGEはいい方向に行くなと確信しました。
劇中のAGEだけでなく、私たちもまた、ガンダムAGEというとても面白い時代(AGE)の中を生きているように思います。


なので、FX VS レギルスに割って入ったダナジン隊がキオに感化された連中だと一瞬夢想しました。
妄想で終わりました。ヴェイガンの結束なめてました。







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コメント

こんにちは。

また批判的な話になるんですが、キオの不殺ってキラのそれと現象は同じでも意識が違うと思うんですよね。(そこがわかりにくいといえば否定はしませんが・・・)
キラは別に敵を殺さないということを誓っているわけではありません、倒すべき敵がわかった気がするとは言っています。だからこそ倒さねばならない敵に対しては(実力的にもレベルが高いならばなおさら)手加減はしません。戦争と呼ぶにもおこがましい殺し合いに積極的に加担している者は倒さねばならないとしているんですよね。(戦いのドラマをやる以上はその矛盾から逃げられない・・)

ドクトルK #- | URL
2012/09/08 18:27 | edit

>>ドクトルKさま
ご指摘ありがとうございます。
意識のみならず目的も違うと思います。その点同感です(Twitterでも何人かの方の指摘を見た覚えがあります)。

また、私が紛らわしい表記をいたしました。「SEED」ではなく「SEEDシリーズ」、かつ、記憶にのみ頼っている状況での印象評価になっております。

かのガンダムには私が感情も入りやすく、現状だと正確な議論ができる自信がありません。また、SEEDとDestinyを単純に同一の流れとしてくくってよいか?という問題があります。

不殺についてはかなり的を絞っていて、意図を相手に伝えたか、と、どこまで徹底したか、だけが論じられるのかなぁ、と思ってます。
これも47話でまた問われることになりそうですが・・・

さわK #- | URL
2012/09/08 21:33 | edit

ありがとうございます。

実はもう少し続きがあったんですがどうも不正投稿に引っかかっていまして・・・

キオの心理の流れとして今までゲームのターゲットとして認識していたものが、自分と同じ(これはXラウンダーとしての感性も手助けしていると思いますが・・・)存在だということを強く意識していてそれゆえに死なせるようなことをひどく嫌うようになったんでしょう。

ただ、この状況は既にどちらも相手を叩きのめすことに迷いがなくなっている中で戦いによって決着を付けないという姿勢がどう見えるのかなと。

ドクトルK #- | URL
2012/09/08 22:46 | edit

>>ドクトルKさま
「korosu」を漢字で入れると不正投稿判定がされるようです。

>既にどちらも相手を叩きのめすことに迷いがなくなっている中
この前提はポイントだと思います。SEEDでは相手は既知ですが、ヴェイガンでは未知。同質集団の戦争なのか異文化の戦争なのか、っていう違いがあるので、単純にキオマンセーしちゃうとそれも違うかな、と思ってます。

さわK #- | URL
2012/09/09 23:06 | edit

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