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ガンダムAGE感想 44:別れゆく道 (追記Ver1)  

ちょっとAGE離れをして、Gガンやら初代ガンダムやらを見ていました。
AGEかんっぜんにサボってました。コメントもブログも放置でした。
拍手・コメントありがとうございました。ぼちぼち気合入れ直していきます。

今回見て、改めてAGEは難しいなと思います。

叩かれるほどひどくない。でも、手放しでほめるには難がある。
ただ、物語には明確なメッセージがある。但し、そのメッセージ自体にアラがある。
割とうまく機能したのが火星編あたりで、逆に今回みたいな回答編では大味さゆえの穴が出てきてしまうのかな、とも感じます。

今回の44話は戦闘のない、いわゆるインターミッション回でした。
地球圏にセカンドムーンが到達したことを受け、連邦・ヴェイガンの双方が決戦に向け体制を刷新します。
連邦の指揮をフリットが、ヴェイガンの指揮をゼハートが執ることになり、ビッグリングがあった因縁の空域で両雄が再び相見える!と言ったところ。



※8月20日15時30分 緑字部分を追記


今回、試験的に結論だけ書いた簡易バージョンを作ってみました。レジュメみたいなものです。
またTogetterの草稿はこちらになります。



そういえば、知恵袋に関連して注記がおかしくなってました。あれじゃあ意味が逆だよ汗
このブログ、出典と引用元が明記されていればどんどんご紹介くださって大丈夫です。むしろありがたいです。
内容の剽窃(ひょうせつ=アイデアを盗み、自分が考えたもののように発表すること)だけ、しないようにお願いします。


まず苦言から。

月でのキオの戦いに誰も文句言わないの!?
ジラードは何だったの!?「裏切り者」への言及は?
アセム普通になじんでるしwww
てかゼハートに全部は説明してないよね。培養漕の人のこととか、ガンダムが何で大事なのかとか。
Xラウンダー論への言及ないの!?イゼルカントって結局何者!?ゼハートの素性は?ガレットって何?
この辺、答えが提示されませんでした。


何より、「光になる」ゼハートは何をしたらいいのでしょうか!?
嫌な予感しかしません。作り手の確信的なのかは不明ですが(後述します)


日野さんは大味な英雄物語が好みなのかな?と言うのは感じます。
AGEって、直感的には子供のころに読んだ『三国志』とか『太平記』とかの軍記もののイメージです。
たとえば、主人公の周りに女性キャラが二人いる意味がない。主人公の周りのどろどろした人間関係もない。
いや、過呼吸や勿体ぶった台詞やイケメンの過剰供給がいいとは思いませんが。
逆に、面クリ型のSRPGの話としてならまぁまぁ納得できるかな、と言う印象。


さて、前回散々長文を書いておいて、私も大事なことを見落としていました。
レイナはなぜ死なねばならなかったか?の意味です。

このナゾ、今回を見て解けました(じっさいは前回の内容だけでも十分に解けます)。

フリットを「ひとごろし」にするため。現時点で、コレが一番しっくり来ます。
前回レイナを殺したのが、フリットにとってこの火星戦争で初めての「殺人」になるはずです。
相手を人間と認識して、顔も名前も声も知っている上で、自分で殺す選択をして奪った初めての命が、レイナ。


ここまで踏まえて、今回は3枚のキービジュアルで攻めてみます。
ご覧になっているあなたも、恐らく「ああ!」とご納得いただけるものばかりのはず。


1枚目。

フリットふたり

今回の見所のひとつ、キオの救世主否定発言がらみです。

さんざん老害やらキチットやら言われるフリットですが、今回は妙でした。
キオが食って掛かったとき、たじろいでいます。

これ、おかしい。
というのが、今の状況はフリットとしては願ったり叶ったりの筈なのです。
第一話からヴェイガンの脅威を散々訴えていたのがフリットでした。

確かに彼は多くを失っています。
でも、地球圏全域がヴェイガンの容赦ない攻勢に晒されているのがA.G.164の状況です。
今ならば、地球に生きる民はフリットに共感できます。

つまり、彼は彼が当初望んだ意味で救世主になれるのです。実際に決戦の指揮官に(どういう思惑があるにせよ)選ばれました。

フリット編アセム編に続き、フリットは3度救世主になったわけです。
しかも、今回は文字通り地球圏全域の願いを背負う立場です。


なのに。
反駁するキオから、目をそらしています。やけに弱気なのです。
シャナルアが死んだときも、キオがセカンドムーンから戻ってきたときも、キオの寝言など歯牙にもかけなかったのに。フリット自身に後ろめたいことがある様子。だから、今回は大義ではなく個人的な事情でしか反駁していません。

何かなーと振り返って、レイナのことに思い至りました。
このブログでも何度か言及した、フリットの矛盾と言うやつです。
つまり、「フリットの過激な主張は鵜呑みにしてはならない。彼のホンネではないから」
これ、アセムもキオも騙されてます。アルグレアスは半分くらいわかってる。フリットは物騒なことを愚痴りますが、アルグレアスに実行を強要したことも彼の決定権を奪ったこともありません。
「ヴェイガンは殲滅!」とか、聞き流してもいいレベルのウワゴトだったりします。(クレヨンしんちゃんの「ひろし足くさいぞ」というのとあまり変わらないと私は思っています)

実際、彼は一度も実行してないですよね?できるわけがないんです。

劇中で何度も描写がありますが、一番はっきりするのは27話の「みんなでダウネス押しましょう」のシーン。
相手に「人間」を感じたときには撃てないのがフリット。なぜなら、彼にとって「人類を守る」のが救世主だから。
※逆に言うと、彼が執拗に「ヴェイガンは人間ではない」というのは、自分が人殺しになりたくない反動、とも取れます。

この矛盾が思いっきり出ちゃったのが今回です。孫を守るために仕方なかったけど、あるいは、殺すしか救いがないと悟ったからかもしれないけど、とにかく彼は人を殺してしまった。人を殺した自分を自覚してしまった。

だから、彼はもうキオには強く出られない。ここはとても重要な変化だと思います。
火星編での経験だけでキオの思想は十分にフリットに対抗できますが、ここでもう一枚、フリットに足枷が加わったことになります。
うん、こういうのこそ劇中で説明してくれよ。


もうひとつのポイントは、フリットが頑張ったからこそ、アセムやキオが寝ぼけたことを言えてる、ということ。彼がしきりに悔いる「守れなかった無念」は孫子の代では再発していません。

その結果余裕が生まれたから、キオもアセムもああなってもいます。
今回のアセムとか、めちゃくちゃです。「(和平は)誰もが願いながら口にできなかった」?



おいおい、何を言ってるんだこいつは!?w
誰のおかげでそう言えるようになったと思ってるんだ!



フリット編での地球火星の誰がそんなことを願っていたか?アセム編では?
・・・誰も、和平なんて願ってなかったはずです。戦争がない状態は願っていたかもしれないけど。


ただ、アセムの言うことは多分正しいのです。
29話でのアビス隊とか、定期便のノリで出撃してましたし。
台詞から逆算すると、アセムの言うことが正しかった時期は、彼の失踪直後~29話の直前の13年程度だと考えられます。キオ編になってからの4ヶ月の方が、むしろイレギュラー。
それにしたところで、ラ・グラミスを悠長に浮かべたままですから、どこか弛緩した対峙なのが「アセムから見た」今の戦局なのかも知れません。月面ではヴェイガンと地球人が仲良しこよしをやっていたわけですし・・・

ここで重要なのは、フラムにしてもアセムにしてもセリックにしても、今回あからさまに嫌そうな顔をした連邦の指揮官連中にしても、情報の最先端にいる人間だということ。彼らはごく一部の例外です。
大多数の地球市民にとっては、ヴェイガンの地球侵略で焼け出され、進行形で「悪魔の環が浮かぶ空の下で」戦い続けているのが現状のはずです。

奇しくも、フリットがいるときは連邦は大負けをしていません。
また、ルナベース攻略戦は「フリットの仕込と戦場での活躍により敵の早期降伏が実現した」とは言える勝ち方をしています。
実際、対ヴェイガンで攻勢の画が描けるのは恐らくフリットしかいない。
だから、時代の風はフリットを後押しする方向で吹いている筈です。「この状況をどうにかしてくれるのはフリットさんしかいない!」というレベルで。
だから、キオの言っていることは正しいけど、普通に地球に生きている人からすれば寝言です。
※作り手が世論のことまで考えているかは微妙です。「ひとごろし」の方は考えているはず。


長くなりました。まとめます。
「僕は救世主になるときがきた!でも、これでいいのかな?」という、救世主の責務を果たしたからこそのフリットの苦悩。




2枚目。

ゼハイゼ2-001

これ、触れるしかないですよね。37話のコレと対になります。

キオとイゼルカント

イゼルカントがひざまずいてホンネを語った相手は二人。キオとゼハートです。
二人に語った情報で共通する部分もあるし、違う部分もある。


今回のイゼルカントの表情は複雑です。


イゼ-001

後継者の同意を得て満足しているようにも見えるし、「計画通り」の顔にも見える。
直感的には、対キオの方が感情をむき出しにしているように感じました。

また、特に重要なのは、ゼラ・ギンスのことをイゼルカントがゼハートに言ったのかどうか。
今回のシーンの切り替えは、イゼルカントが本音っぽいものを全部言う→ゼハート同意→イゼルカントがニヤリ→ゼラの培養漕、となっています。わざと言わなかった、とも取れる。

イゼルカントがXラウンダー能力をどう見ているかも、まだ明言されていません。
また、ザナルドが大人しく引き下がるとも思えません。イゼルカントはその対策をしているのでしょうか?

もうひとつ、今回の冒頭で「ゼハートに全てを託す」とわざわざドレーネに告げ、ドレーネが複雑な表情をしたこと。
直感的に浮かぶ、ドレーネが想像したであろうゼハートの対抗馬はキオです。

この点、物言いに引っかかる部分があります。
37話ではゼハートはイゼルカントに対して「人のあるべき姿を取り戻す」と宣しています。
今回の継承劇のときは、ゼハートに「プロジェクトエデンの全権」が託され、「ヴェイガンを率いろ」と言われています。
額面通りにとるべきなのでしょうが、じゃあゼラの問題は?というところがどうしても引っかかる。

言うシーンがなかっただけなのか、それとも「あえて」今回スルーされたのか。
この問題はまだ情報が出尽くしていません。現状では保留にします。

一言で言うと、「ヴェイガンの継承劇は額面通りのお涙頂戴で受け取って良いのか?それとも洗脳なのか?」という問題。

ここで、3枚目が絡んできます。



キービジュアル3枚目。

イゼの地球


なんかもーなんていうか・・・
この話の本質コレだよね、という感じでした。
アスノの進化も葛藤も、全部、イゼルカントの掌の上。

色々突っ込みどころはあるでしょうが、兎にも角にもイゼルカントの「計画通り」にきちゃったのが「勇気の日」以降の人類史です。
優れた人類は誕生したか?キオやゼハートが出てきています。
イゼルカントの計画は彼が連邦相手に絶対に勝利できることが大前提になっていますが、これも実現できている。
フリットたちの改革をあざ笑うかのように、イゼルカントは先手先手を取り続けています。

彼らの情報戦の妙は今回も示されました。
地球侵攻の主力機のダナジンからして月面で生産されてた!とか、もう、笑うしかないです。
セカンドムーン本国にダナジンがやけに少ないこと、クランシェとダナジンの設計思想が似ていることが気になっていたのですが、謎が解けました。
月司令の裏切り、予想していたよりもかなり早かったようです。
ダナジンも、クランシェ(≠クランシェカスタム)の性能を前提にした上で作られていたのではないでしょうか?

43話で月のシモンズ司令の独白を聞いたとき、連邦のXラウンダー技術は売り物にならなかったの?と思っていたのですが、そんなレベルではなく、月司令は手持ちの情報をまるまるヴェイガンに渡していたものと思われます。
工房の技術も、最新鋭機の実機が渡ってしまっています。

これで、イゼルカントの「計画」がだいぶ見えてきました。
ガンダムの捕獲とEXA-DB探索は同時期に命じられています。
また、「計画」はAGE-3の入手、つまりキオの捕獲のあとで最終段階に突入しています。
言い換えると、EXA-DB絡みの報告を待っていません。

つまり、
「計画」の進行にとってガンダムとキオは必要条件ぽいが、EXA-DBは十分条件に過ぎないのではないか?


月から得ていたであろう情報を前提にすると、イゼルカントが持っていなかった連邦の情報はアスノ家がらみのものだけです。だから、ガンダムを入手すると連邦の技術情報は丸裸になります。
連邦軍の思考パターンもダウネス攻防のときに読めているし、情報戦はヴェイガンのお手の物です。
レギルスの完成と、「地球側の代表」キオの予想以上の仕上がり、イゼルカントはどちらに対しても満足しています。「さいごのしあげ」が足りませんが、現状で連邦を押し込んでます。

こうして見てくると、ヴェイガンは手持ちだけでもう一応勝てそうです。
つまり、EXA-DBは保険なのかな、とも思えてきます。
ただ、今回新キャラが出てきています。これも、今後の展開を待たないと全部はわかりません。



では、キオはイゼルカントの何を満たしたのか?
上で触れた寝言の問題です。キオの言っていることは寝言でしかないのか?

キオが満たしたもの=「戦争が終わったあとの世界」を考えられる人間、という要素、なのではないでしょうか?
現状、この視点を持っているのはイゼルカントとキオだけです。ゼハートが現在啓蒙されつつある。
図にするとこんな感じです。

階層構造-001

イゼルカントの掌上の地球から飛び出し、今回のエンドカットで私達が見たように、地球を「外から」見られる人間です。一段上の次元に飛び出していないと、この視点は持ちえません。
そして、飛び出す人間が出てくることを一番待ち望んでいたのがイゼルカントでもある。

フリットもキオもゼハートも「救世主」ではあるんだけど、文字通り次元が違う。
次元が違うから、お互いの次元の主張は相手には受け入れられない。
いや、勝つことを前提に話ができるイゼルカントは十分凄まじいのですが。
勝って当たり前だから先の話ができる!とか、この人は別の意味で次元違いますね汗




さて、ここまで救世主たちについて長々書いてきました。
最後に、どーーーにも引っかかっていることを書いて、しめます。

「別れゆく道」には、もうひとつ意味があるのではないか?
3割くらいしか当てる自信がない仮説です。


今回のラスト、ゼハートは余計なことをしているのではないか?

シドは本来は守護者です。なのに、当たり前のように破壊者にされてしまっています。
また、上述のようにヴェイガンはわざわざEXA-DBの扉を開く必然がなさそうです。
あるにしても、守護者と連邦が戦っている間に近場の連邦を駆逐して漁夫の利をさらえば良いはずです。

ゼハートがシドに挑む必然が全くない。
というか、ゼハートがわざわざ余計なちょっかいをかけたから、シドが破壊者になってしまうのではないか?

ていうか、これってヴェイガンに後継者争いがあったらゼハート派を潰す絶好のチャンスですよね?
もっとも、ザナルド隊しかいなかったはずのセカンドムーン沖会戦の録音がゼハートの元にきている時点で、勝負は見えてますが・・・


何がゼハートを駆り立てたか、といえば、イゼルカントに吹き込まれたことによる気負いです。
「人類の過去の過ちの象徴だからぶっ潰せ」だなんて、イゼルカントは一言も言っていません。

ここで刺激してしまったのは、かなりまずいチョイスなのではないでしょうか?
そう、それこそ手の中にあった地球が飛び出していってしまうくらいに・・・

計画から道が「別れゆく」にもなるのかなー、とは、ちょっと考えています。
謎が謎を呼んだ今回。風呂敷はちゃんと畳まれるのか?


8月20日15時30分追記
ただし、このシドへの挑戦には重要な意味があります。
ゼハート&レギルスが、アスノのAGEシリーズ同様に「未来のために過去と戦う救世主&ガンダム」に生まれ変わっていること。ヴェイガンにしてもゼハートにしても過去属性を持った敵で、「過去(歴史) 対 未来(進化)」の対立構造になっていたのがAGEです。その属性が今回で変わりました。
主人公3人(&ガンダム3機)とゼハートが同じ未来属性持ちになったのは、とても重要な変化のはずです。




お別れはこの画像で行きます。


どれーね-001


だからこの人ほむらなんだってば!ほむ!

なお、ローソンのまどかマギカキャンペーンは本日が最終日です。
これからキュゥべえパンを買いに突撃してきます。


※コメントせっかくいただいてますが、以前に一度読んだきりです。これから読み返してきます。
今回読み返してもし追記がある場合、この記事自体に追記を加える可能性があります(タイトルに【追記】と書きます)




今回の簡易版はこちら
Togetterの草稿はこちら





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コメント

いつもの考察ありがとうございます。
最近思う事ですが・・・ここはAGEを否定するブログではないのは重々理解しておりますが、こちらの考察を拝見しないとAGEの本質が理解できないという状況に陥っております。

脚本家がする事ですよね?本来。ん~作り手にもっと才能があればな~って思ってしまいます。

着眼点もストーリーもすばらしい作品に十分成り得た作品だと思います。AGEって・・・・

トリプルガンダム回以降ネタバレもなくなりました。もう本番の映像を見るしかない状況になりました。予備知識なしで。

さわKさんの不満ってみんなが思ってる不満だと思います。

こちらの考察がないと本質を理解できないプロが作ったガンダム・・・・
なんなんでしょうね?

今回の話を見た私の最初に思った感想でした・・・

変なカキコミすいませんでした・・・・・

うら #- | URL
2012/08/20 22:23 | edit

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
とても大事な指摘だと思います。特に私みたいに良い所を拾いがちになってしまう人間には。
AGEには駄目な部分はいっぱいあって、そこを洗い出して踏まえた上で見ていかないと、信者の独りよがりになってしまうと思います。
AGEを知らない人とも楽しく話したいので、独りよがりはとてもまずい。

感想を書いていて思うのは、作り手の人たちは回収されてない伏線とか、出てくる疑問とかをリストアップしたのかな?ということ。多分してないんじゃないかな、って思います。コレは作り手の強いところと弱いところが相当はっきり出ています。

こうなった理由には意図があって、たぶん、日野さんが推したいもののために他の要素を削ったから。
ただ、一般人じゃない英雄の葛藤をいきなり描かれてもわかるのかな?とは感じます。

問題は、日野さんが恐らく自分の特異性を理解していないこと。
研究者や優れた選手が良い教育者じゃないのと同じで、何かがとても得意な子は、それができない子の気持ちがわからない、という問題。日野理論を一般言語に翻訳する人がいないという印象です。

もうひとつは、日野さんはSRPGの話を書く感覚で作っているのではないか?という問題(ルロイさんに指摘されました)。ゲームの面の合間の会話だったらこんなもんかな、とは思います。

アニメ畑から見ると「たりねーよ!!!」なのかもですが、ゲーム畑から来るとどこがどう足りないのかがわからない。

私が感じたのはこの辺です。うら様のお役に立っているのであれば幸いです。
ただTogetterお読みいただくと明らかなのですが、ネットには猛者がいます。
私でわからないことを発見してくる人たちがいるので、よかったらTwitterものぞいてみてください。

いつもありがとうございます。

さわK #- | URL
2012/08/20 23:58 | edit

>>灯枝さま
コメントありがとうございました。
お返事が返せないシステムのものがあったので、こちらで失礼致します。

フリットの変化は本当に微細なので、画面を注視してないと(たとえば音声だけ聞いていると)ニュアンスが全く変わってしまうシーンだと思います。3世代間の温度差は一番大事な部分なのに^^;
控えめなのがAGEのよさでもありますが、良し悪しかなぁと。

ご指摘のフリットとの温度差は難しいです。情報が出きっていない(明かされるかどうかもわからない)から。

ただ、ヒントがいくつかあります。
ひとつは、キオ編で登場する連邦軍人がアルグレアス以外ほぼ全員フリットを煙たがっていること。フリットはなぜか時代遅れ扱いなんですよね。ヴェイガンと戦える人間は彼くらいなのに。

もうひとつは、アセムが「誰もが」と断言していること。彼は強力な情報源を持っているので(だから連邦より情報が速く正確)、断言できるだけの根拠があることになります。

みっつめが、キオ編の時代は敵味方共に前線の空気が緩みまくっていること。
規模が一番でかい筈なのに、戦争をなぁなぁでやってます。死ぬなんてとんでもない、というノリ。

よっつめが、以上の状況が「フリットが好きなように改革できた筈の10年」の結果として起きていること。


ヴェイガンの浸透工作が相当程度うまくいっているので、連邦で彼らに協力した連中も相当数いる筈です。また、ヴェイガン側からの情報が連邦には漏れていない。誰がヴェイガンをかくまっているのか?誰が海賊に情報を流しているのか、と考えていくと、アングラ層が結構いる筈なんです。アセムの地盤でもある連中。
この連中の力はとても強い。なんせアセムのほうがフリットより情報はやいわけですから。「海賊ごとき」と言われていましたが、アセムは連邦軍からむしろ、キャリアアップしたのだと思ってます。押しも押されぬ第三勢力のボスとして。

この辺のバランス、描かれると面白いんですけどね。。。

さわK #- | URL
2012/08/21 02:47 | edit

ガンダムageというかレベルファイブというかこのブログを公式的に紹介しないとダメですよねぇ?公式は。正直自分もageは肯定的ではなかったんですがこのブログで肯定派になった人ですし、ageのほんとの面白さを知って欲しいです。見てるけど否定派の人に。(見てないくせに否定派はあきらめるしかないですが)もとから肯定派の人もこのブログ知った方がいいし。あと、記事で分かるようにやっぱフリットは本当の自分を押し殺してますよね。強いて言うならガチャ商法の心理といいますか、もう後戻りは出来ない的な感じですよね?というか100年にわたるってまだ64年?しかたってませんがマジでどうなるのか?そこをどう使うかがageの賞賛されるかクソ呼ばわりされるかの分岐点だと思います!

あ #- | URL
2012/08/22 19:39 | edit

とにかく今回分からなくて困ってるのが
ゼハートはイゼルカントの説明のどこまでに同意して継承を決めたのか、です。
制作側が今回ですべて説明したつもりなのか
わざと曖昧にしてこれから説明する流れなのかも私には分かりませんでした。
おそらく上でも触れてらっしゃる「光になる、は何をすることなのか分からない」とも繋がるのでしょうけど・・・

ヴェイガンを救う目的ではないということに関してはゼハートは反発していた
人類選別に関しても神のつもりか!と反発していた
ゼハートが反論できなかったのは「ヴェイガン地球移住が成功してもやがてその中で争いが起きる」のとこで
継承を決めたとすればその辺に理由がありそうとは思います。

だけどそうしないために何をするのか(多分ここが光になるのどうのの部分)は
イゼルカントとしてはこれまで通りの選別となるのでしょうけど
ゼハートがそのあたりどう考えるのかが分かりません。
将来的な争いは止めねばならないとは多分思ってるでしょう。
じゃあイゼルカントの選別法も含めて受け継ぐと言ったのか?(100%感化されたのか?)
それとも今までのような選別にはまだ反対で、他の方法を探るつもりなのか(部分的な同意なのか)
44話を見返しては見ましたが、やはり分からないままです。

継承したこと自体は問題ないと思うのですが。
たとえ本当は納得してなくて、あとで反旗を翻すつもりだったとしても
あの場では大人しく全権を継承しといて、あとで反乱するのが現実的ですし。
あの場で反旗を翻したところでゼハートに勝ち目はないでしょうしね
その場で射殺されても不思議ではない(笑)

dikon #- | URL
2012/08/22 20:37 | edit

Re: タイトルなし

>>dikonさま
ここ大問題ですよね。
ひとつは、イゼルカントの本当の目的が、ゼハートに説明されていた目的の上位概念であること。
(ヴェイガンだけのエデンを作ってもまた戦争が起きる→じゃあ人間を進化させるしかない)
ただ、その根拠と前提になぜかゼハートが合意してしまってます。

本当はイゼルカントが考えた根拠には多分EXA-DBの情報があって、だから「人類はいつも同じことを繰り返すwww」という結論になっているはずなのですが、そこがほとんど省略されています。ゼハートが納得したのは、彼自身の人生経験が少ないから?それ以上に劇中の都合であったり、日野さんが恐らく好きであろう「英傑同士だから話が早い」もあるのだと思います。

もうひとつは、イゼルカントも自分自身を捨石にして献身するつもりであることが再確認できたから。
イゼルカントの野望のために騙されていた(=ゼハートを踏み台にして使い倒した上でイゼルカントが生き残る)のであれば「話が違う!」なのですが、同じ目的のためにイゼルカントも死ぬつもりであった、だと、ゼハートが想定していたものと変わらないと思うのです(=イゼルカントとゼハートは同志)。

決定的なのが、イゼルカントが物証つきで決定権をゼハートに委ねていること。
口先で丸め込むつもりだったら口約束だけのはずですが、杖とレギルスの使用権を渡しちゃってます。
だから、ゼハートは自己をイゼルカントの後継者と喧伝ができる。

こうした理由で、ゼハートのイゼルカントへの不信は消えた、と私は思います。


じゃあゼハートがどこまでわかっているのか?イゼルカントをただ継ぐだけなのか?
コレは情報が出ていないのでなんとも言えません。今後しだいです。
あの説明「だけ」だと明らかに不足ですよね。両者の会話の前提が何か、という情報があまり明示されていないので。

地球での生活に溶け込めた事実や彼の指揮ぶり、とっさの行動を見ていると、ゼハートが相当に高度な教育を受けていることは見て取れます。帝王学も叩き込まれてるんじゃないかな。イゼルカント自身が背中を見せ、側において教育していた可能性も高いです。
逆に、人を切り捨てることに関してはゼハートの方が甘いように思います。ここはイゼルカントは見極めて、あえて情報を出してなかった部分もあると思う。

今言えることはこのくらいのように思います。今後の展開でまたお話していきましょう。
コメント、ありがとうございました。

さわK #- | URL
2012/08/24 04:45 | edit

Re: タイトルなし

>>あ さま
過分なお褒めをいただき、ありがとうございます。
そうおっしゃっていただけるのがとても嬉しいです。

100-3世代=残りの30余年、これどう埋めてくるつもりなんでしょうね。
イゼルカントの行動開始でいくと100年といえなくもなくて、そんな言及も劇中で(EXA-DBのあたり?)で一瞬あったようにも思うのですが、今からだともう間に合わないです(苦笑)

AGEはその辺は結構計算して作ってたはずなんだけどなぁ・・・
ありそうなのが、1世代=30年として30×3を単純にやっちゃって、ミスに気づいてなかった可能性。
当たり前すぎるものほど逆に見えなくなる、は良くあることですし。

さわK #- | URL
2012/08/24 05:01 | edit

お返事ありがとうございます。

お返事にあったアセムのキャリアアップ、確かにその通りだと思います。
が、海賊版アセムの初登場時、私だけじゃないと思いますが、「何があった!?」と思いました。
その後セリフでは説明がありますが、回想シーンとかでも活動してるところを映してくれないと、どういう繋がりを持ってるとかがわかり難いと思うのです。
とりあえず、マッドーナ工房は繋がってるのはわかりますが、外伝漫画(すみませんネタバレかもです)でファーデーンのラクトと先代の首領が会話してます。その繋がりは今も生きてると思うし、実際大きな作戦を阻止したなら、そういうセリフを誰かに言わせてくれないと(例えば、実行されなかった大規模作戦が幾つかあった とか)、本当に効果あったの?と視聴者でさえ疑問に思います。
実際、「内通者がいる艦を襲撃」はただの海賊行為としか思われてなかったようですし。
ただ、一斉蜂起はアセムの転向以前からの作戦なので無理だとして、以前言われていたビッグリングは、あの要塞が来ることは掴んでも、あの兵器は掴んでなかったから、一歩出遅れたとか かなと思ってます。
全く掴んでないという事はないだろうと。
ロストロウランは地上だったから手が出せなかったとか…。
ちょっと苦しいですね。
ちなみに、ルナベースは掴んでたのか不明ですが、掴んでたとしても戦艦一隻じゃ何もできなさそうです。
ただ、あそこまで活動してたと言い切ったからには何か理由が欲しいです。
前にも書きましたが、アセム好きなので。
あと40話感想のフリットですが、フリットの場合、微妙に自分でも複雑さがわかっていないようにも思えます。
自分では本心から言ってるつもりというような。
だから、紛らわしいセリフを何度も言う。
本人はそれを本心だと思ってるから。
フリットはまだヴェイガンを人間と認識してないというのを見て、なおさらこう思えました。
お返事のフリットの改革、十年間粛清などで規律を正し、ヴェイガンへの戦意を新たにしようとしたのだろうと思います。
ただ、かなり強引だったと推測しました。
なぜなら、お返事にあった、幾つかの事柄は、反動でなったように思えるからです。
ヒントのひとつ目にあったアルグレアス以外の軍人のフリットへの反感情、みっつめの軍内の緩んだ空気。
厳格なトップが抜けたからこその緩み。
尺がないのはわかりますが、もうちょっと過程というか幕間というかを見せてほしいと思いました。
長文、乱文失礼しました。


灯枝 #- | URL
2012/08/24 21:03 | edit

いつも丁寧な考察、お疲れさまです。
「救世主」と「エデン」という言葉が出てきてから薄々感じていたのですが、AGEは真女神転生シリーズ(あるいはさらに元ネタの聖書)のストーリーと似ている部分があるような気がしています。最後の仕上げを任せると言われていたゼラ・ギンスは裁く者サタンっぽいですね。恐らくシドを半身として最強の存在となって選別(大量殺戮?)を行うのではないでしょうか。それを倒すものが救世主ガンダム(ゼハート?)であり、選別された人々をエデンに導く役目も担うといった感じですかね。この辺がイゼルカントのシナリオだと思うのですが、自作自演的で目的の為に手段を選ばない感じが真メガテンシリーズのロウサイドのやり方っぽいです。イゼルカントはやっぱり神の立ち位置なんですよね。フリットは反逆者ルシファーに相当するでしょうか。キオはその間の中庸の立場で何とか事態を収束させようともがいていますが、まだ終着点がよくわからない状況です。EXA-DBを手に入れてなんとかする展開になりそうですが…。
正直あと5回でまとめることができるのかそれが心配です。

長文失礼しました。

KEI #- | URL
2012/08/25 22:59 | edit

Re: お返事ありがとうございます。

灯枝様

返信遅くなり申し訳ありません。
難しいネタばっかりです苦笑。「ご指摘ごもっとも」というものばかりです。

回答が二つあって、ひとつがまだ答えが提示されていないもの(=今後提示されるかどうかわからないもの)。
これは海賊のバックグラウンドとか、アセムが何を懸念しているか、とか。

ラ・グラミスとロストロウランはどうしようもなかったのかな、と思います。
コレは共通点がラ・グラミス。ロストロウランに降下した艦隊はラ・グラミスから出撃しているはずなので。
ビシディアンが対要塞、ないしは10隻規模の艦隊相手には戦えない、というのは説得力があります。
(過去の話でも5隻は大軍扱いですし、ダウネスクラスの要塞だと連邦軍には「予想外の大戦力」に映ったらしく、アルグレアスが息を呑んでいました)
もうひとつが、ロストロウラン戦まではヴェイガンから仕掛けた攻勢で、イゼルカントが直接立案したものであること。感知が遅れた可能性は高いですし、手も出しにくかったものと思われます。
少なくとも、ビッグリングへの攻勢時にはビッグリングに対ダウネス戦時の艦隊がいても多分抜かれています。
(ビッグリング壊滅直後の艦隊の規模・MS展開の動きから推測)

逆に言えば、セカンドムーン戦でアセムが有利だったのは、アセムから仕掛けていて、かつ裏をかけたからだと思われます。


もうひとつが、答えがあるけど、情報を拾っていくのに手間隙がかかるもの。
これはフリットの粛清と、キオ編までの連邦軍について。
月司令の転身にも密接に関わっているはずです。アセムの「(キオの願う和平は)誰もが願いながら口に出せなかったことだ」にも。
でも、フリットの粛清って効果挙げちゃってるんですよね笑 最後の一人まで、とか言ってますし。
「最後の一人まで」をどう判断するか、なのかなぁ。ナレーションなのかフリット自身による述懐なのか。
こんなの無理だと思うんです。実際に無理だったから、ヴェイガンの一斉蜂起が機能してましたし。

客観的事実ではなく、フリット自身の認識と捉えた方が妥当なのかなと思います。
これは本編全部終わらないとわからないかもですね。


どちらも、ご指摘の通り「作り手が説明しろよ!!!」にはなります。


フリット自身の認識については・・・これ、どうなんでしょうね。
自問はしてそうなんですよね。おっしゃったようなご指摘を本人も気付いてる。
あの世界であそこまで評価されている異状、その程度には優秀だと思うんです。
でも、理性が全部統御してるわけでもない。わかってるけどやっちゃうことってあると思うんです。
特に、このネタは彼は譲れないでしょうし。
フラムとどう接するか、かなぁ。

今後も目が離せないですね^^;

ただ・・・AGEは「読み取ってみろよw」と言われているようにも感じます。
こうやって皆様と頭使うの楽しいですし。

いつも応援ありがとうございます。

さわK #- | URL
2012/09/02 03:41 | edit

>>KEIさま
いつもコメントありがとうございます。
メガテンをプレイしておらず、この辺は予測の域を出ないのでなんともです。ごめんなさい。
ただ、「エデン」「救世主」「モンスター」あたりは何かあるかもですね。ヒントは日野さんの過去作や他の作品にもありそうです。

今PSPのAGEを全力プレイしてます。「ああこういうことやりたかったんだな」というのが伝わってきます。

やっぱ今後ですね。。。
今までを見ていると、劇中で語られるのが知りたいことのせいぜい6割、そのつもりで見て8割、位かなぁ。。。ゲームとアニメが違うことを期待しつつ。

さわK #- | URL
2012/09/02 05:34 | edit

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