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ガンダムAGE感想 40:キオの決意 ガンダムと共に  

今回から最終クール「3世代編」が始まり、OPEDが変わりました。
キオがヴェイガンに拉致されてから4ヶ月後、アルグレアス以下の連邦軍は月のルナベース攻めに取り掛かっていました。
キオは決意を秘め、彼自身のための「いのちをまもる」戦いを始めます。ただ一人、新たなガンダム、AGE-FXと共に。

長いです。
【】の形でテーマをいくつか区切ったので、そこで止めると良いかも。
記事分けようか迷いました。今回はコレで行きます。


感想、コメントありがとうございました。
思うところが逆に多すぎて、返信がまだ言葉になっておりません。
でも、とてもありがたく受け取っています。





今回からキオの「たった一人の戦争」が始まります。
良くも悪くも、AGEらしさが出ていた話でした。



【悪い点】
まず悪い点からいきます。
フリット・アセムの考えていることがわかりそうでわかりにくいこと、ロマリーがキオをどのように送り出したのかが全くわからないこと、一見ウェンディの存在感が殆どないことです。シャナルアどこいっちゃったの?とかw
描写にムラがあったり説明が不足しているのはAGEの通弊。

ユリンやエミリーの描かれ方、ロマリーとの恋愛描写の少なさやアリーサとの関わりを見ていると、この話の女性キャラは、男にとって都合よく動いてくれる人たちだと感じます。
男の戦いや背負うものをいつの間にか理解して、待っていてくれたり導いてくれる女性、といったところ。
描写が淡白だったり地味だったり、「え?それだけ?」という肩透かしっぽいものも結構ありました。


あと細かい矛盾が色々あります。そのへんはアンチの方々が沢山指摘しておられる通りです。
そこも含めて全部いいんだ、とか、そこまで日野さんの計画通りだ、とかいう気はないです。欠点は欠点。



では、AGEの良さは何か?

今回のOP、ED、本編、それぞれ(全部まとめてパッケージとしても)に、埋め込まれていたように見えます。



【新オープニング】
まずOPのAURORA。
これは良いです。本当に良い。言葉にするのが野暮です。
私の文を見ている間に見返して味わって下さい。
このブログを見るくらいにAGEにこだわる方なら、何度聞いても元気が湧いてくると思う。
全部のシーンに意味とメッセージがあるし、細かい見所もあります。

今ここでは、一点ポイントを指摘するだけに留めておきます。

今までの3回のOPを比較した上で見ると、決定的な変化があります。

OP4太陽_convert_20120718002355

今までのOPの地球で徐々に顔を出していた太陽が、今回のAURORAで昇りました。
ガンダムにも光が当たっています。

OP4ガンダム_convert_20120718002447

つまり、アスノの男3人が見ているものは夜明けです。

いままでのOP3回で徐々に明けてきた夜です。
ただかっこよく見せるだけではなく、全体を踏まえた上で丁寧に見せようとして来ています。
歴代のOPにしても、本編のテーマにあわせて歌を作ってきているのがAGEです。

今までAGEを好きで見てきた方ほど、このOPは燃えたのではないでしょうか?
応援してきてよかったと心が奮い立つ、素晴らしいものでした。

あとは、本編がこの映像と同じ気合で押し切られることを祈るのみ。
でも多分大丈夫です。
逆風の中で応援してきた人間を見捨てない仕事をしよう!という姿勢を、このチームは持っているように感じます。



【不殺】
バレが来た段階からSEEDと比べられてきた、キオの不殺。
今回、キオは「徹底して人を殺さない戦いをする」という結論を出しました。
安直に不殺に走る傾向は大嫌いですが、私はキオは応援したいと思っています。
キオのアプローチの姿勢に、非常に好感が持てたからです。

前にいただいたコメントで「ハードルが高いほど超えた感動も大きいのでは?」というものがありました。
キオの戦いには理解者が殆どいません。現時点では彼一人といっても差支えがない。ハードルをどうやって越えていくのか?

明快な答えでした。「人一倍頑張る」です。
今回のキオは、人一倍目を配り、戦場を一番動き、人一倍手数を出しています。
真っ先に切り込み、味方も敵も守り、味方が着く前に敵を落としています。
味方の連携要請にも応え、要求された通りの仕事を完璧に果たしてのけています。
彼がいなければ艦隊に何隻か損害が出ていたはずです。
敵を撃墜したあとも目を配っているし、撃墜した敵に言葉で自分の意図と助かる方法を伝えています。
つまり、アフターケアまで責任を持って行っています。

最初の不殺からして、一番後ろからビームを撃ったのに、そのビームが着弾した直後に切り込み、近接攻撃で首を刈っています。つまり、ルナベース戦での一番槍も一番手柄も、挙げたのはキオです。
また、今回の交戦での撃破数のうち9割以上はキオの手になるものです(13中12)。
また、彼のポジションは艦隊近くの最後尾→最前列→敵陣内→味方艦隊近く→敵陣→月面、と目まぐるしく動いています。確かに素早い機体だけど、それで稼げる時間を無駄にしていません。このヒト休んでないんじゃないかな。

ファンネルも、「いけぇー!」と命令するのではなく、細かく操作している描写があります。

才能やお題目や主人公補正ではなく、自分の行動と実績で、キオは道を拓きに行っているのです。

「わがままを通したかったらまず自分の役割をきっちりこなせ。ズルをするな。」

これは万国共通のルールです(いや金と権力も強いけど)。

努力も、誰にでもできるけど、手を抜いてしまいがちなところを頑張っています。
目配りとか手数は、大人か子供かは関係ありません。
確かに能力の差はあるけど、「続ける」ことは誰にでもできます。意志の問題です。

キオが歩む道は、王道と言って差し支えないのではないでしょうか。
キオと同じ能力と設備が与えられたとして、同じことができますか?
というシンプルな問題です。


もうひとつ好感が持てるのは、キオが自分のやっていることを「馬鹿げている」とちゃんと理解していて、甘えていないこと。馬鹿なことだから、ガンダムだけを供にまず独力で実績を出しに行く。
今回セリックがキオの意図に気付いていました。味方からの詰問もしっかり描いてほしいところです。
こういう穴は潰してくるでしょうが。

褒めすぎかもしれないけど、やっぱり、キオは人間としてかっこいいです。
そういう、努力が正当に報われちゃうガンダムだから、AGEが子供向けなのだとも思います。
逆に言えば、だからこそAGEは本質的にガンダムファンと相性が悪いのではないか、とも思います。AGEの世界には不条理が少ない。


あ、でも。
AGEの物語としての伝え方は偏っていたり不条理があったりします。
わかりやすく出して来ていない分、説明が必要なもの、頭を使わなければいけないものも多いです。ていうか説明足りない。
OPやEDはその補完として機能しているように感じます。
そういうものがなければわからないのは、エンターテイメントとしては重いですよね?w
AGEの魅力は、あとになって見返して初めてわかる類のもののようにも感じます。



【フリット】
今回アセムとフリットが戦争観を述べていましたが、よくわからないです。二人とも言行が一致していないから。
まずフリット、殲滅殲滅言ってますが、実際に殲滅しようとしたのは今回が初めてです。ヴェイガンについても実は常に理解しようと言うチャンネルを開き続けている。そもそもデシルすら殺してないのがフリットです。

何を言っているんだお前はwww生身のヴェイガン見たら殺せないくせにwwww
紛らわしい過激発言やめろwwww


としか言えないです。

とりあえず、「馬鹿な・・・私の努力もイゼルカントの手の内だったのか!」というショックを受けていなかったのがポイントです。多分まだ気付いてないのでしょう。
彼は文字通り、ヴェイガンを人間だと認識できていないようです。抽象的に捉えている感じです。


もうひとつ重要なのは、彼にとって「ヴェイガンに奪われた大事なもの」にアセムとキオも入ると言うこと。
今回で、二人ともヴェイガンに関わって変質してしまったことが示されました。
アセムは海賊に堕ち、意味不明なことを言い出すようになりました。
キオも、ユリンのようにひどいことをされたのか、あまっちょろい綺麗事を言い出しました。そりゃ爺さんキレるわ。

なお、フリットにとっての理想のアセムは28話での自分の意を汲んで戦ってくれるアセムだと思われます。
また理想のキオは、33話くらいまでの、救世主として戦ってくれる優等生キオだったと思われます。

ただ、どちらに対してもフリットは意思を押し付けていません。
海賊アセムの拘束も、キオに新しいガンダムを作って与えることも、逆にキオをガンダムから隔離することもできたはずです。でも、やらずに二人の自由に任せている。こうした複雑さを持つのがフリットです。
基本的に、人間の良心を信じている人のように見えます。

もうひとつ大事なのは、「ヴェイガンを皆殺しにする」というスローガンの重さです。
アセム編から28話のあとくらいまで、彼は何でもできる立場にいました。そのときにやればいいじゃないか!という話です。でも、そのときには彼はプラズマダイバーミサイルは使っていない模様。本当に皆殺しにしたいなら、その段階で禁止規定を廃止してしまえばよかったはずです。
「つぐなえ」と散々デシルに言っていたフリットです。なのにやることをやっていない。
人間じゃないのなら、プラズマダイバーミサイルをゲシゲシ打ち込んで殺しまくればいいのに。

彼の「皆殺し」というスローガンはアセム編では目標であり、一方ある部分ではタテマエだったのではないでしょうか?
立場上、彼はコレをいい続けないとまずいでしょうし。
勿論、彼は本音を言える場面でも自発的に「ヴェイガンは人間じゃない」と言っています(16話)。
でも、ヴェイガンが生身の人間の集団として出てきたときに、彼は同じことをいえるのか?


一方、彼は求めた「つぐない」の手ごたえを得られなかったはずです。だからキオを育て、託しています。
つまり皆殺しスローガンは、言葉だけが独り歩きした空虚なもののように思えるのです。

しかし、ここにきてキオとアセムがおかしくなりました(フリットから見て)。
満足のいく成果が出ず、悪化していく一方の現実への焦りによりフリットも暴走し始めたという印象。
皆殺しという言葉はウワゴトに過ぎませんでしたが、ここにきて嫌な形に実行されようとしています。


とりあえず、ジジイ落ち着けwwwww



ただ、これには面白い解答が用意されてそうです。
そのためのジラードです。そのためのファルシアです。そのためのシャナルアでした。
だから今回、ルナベースの連邦側兵士の運命が「おそらく」というアルグレアスの推測形で語られています。
だから、今後月攻防戦で費やす話の数が多くなるようです。


脱線しました。
フリットについては、一言で言うと「複雑な人間。過激発言は彼のホンネの全部を反映してはいない」です。



【アセム】
言行が一致していない人、その2。
「均衡させる」・・・そもそも、あなたヴェイガンの邪魔をできたことありましたっけ?
ロストロウランで大規模戦闘やってましたけど?ビッグリング飛びましたけど?
それに、イゼルカントのことを「敵の親玉」とか思わず言っちゃってましたよね?

彼の均衡論は、EXA-DBまわりの説明とセットにしないと全貌がわからないように思います。
彼が明確に脅威と見なしているのは、現状ではEXA-DBがらみのネタだけです。
これは、彼の避けたい「戦争の悲劇的な終焉」とも関連してくるはずです。
つまり、彼の考える「巨大なアレのもたらす終焉」は今の全面戦争など比較にならない悲劇、だと思われます。
ザナルドたちも言ってました。失われた技術には数百機を操作できるMSや大量破壊兵器があったと。

現状ではここまでです。
彼がそれ以上具体的に何をどう均衡させていたのかはわかりません。考えるだけ無駄な気がします。
ていうかフリット体制の補完じゃなかったの!?

もうひとつ大事なのは、彼が「戦争が終わらないもの」で「自分が戦争を終わらせる力を持ってもいない」と決め付けてしまっていること。
なにこのヘタレ!というなかれ。強い説得力があります。
28話以降10年、フリット体制のピークのときにフリットの剣として最重要な場所で戦い続けていたであろう人間がアセムです。本編で言えよ。「父さんだって知ってるだろう!?俺たちがあれだけやっても結局跳ね返せなかったんだぞ!?」とかの台詞で済むから。

フリットとアセムの対話から見えてくることは、「現状では手詰まり」という認識が暗黙の前提になっている現実です。だから本編で説明しろよ一行で以下ry

アセムがらみでもうひとつ。
キオを抱きしめるときに、キオの目の高さにしゃがんでから抱きしめています。
フリットがキオを抱きしめるシーン(33話)、イゼルカントがキオの目の高さにひざまずくシーン(37話)、それぞれありました。この家族との接し方の対比も見どころです。


家族愛の描写が深く描かれていないので片手落ちなのですが・・・どうやって送り出したのか、とか、銃後を描かない(描けない?)のはAGEの大きな弱点です。

家族と言えば、今回で、「戦うアスノの家」ディーヴァから子供達が降り、それぞれの家族の元へ帰っていきました。
レミやオブライトが「家」と評したディーヴァでしたが、戦争の終わりはこの家の役割の終わりも意味します。
それは恐らく、キオがアセムに言った「また会えるよね?」が実現するときでもあります。


この子供達はカツレツキッカのオマージュっぽいのですが、やはりポジティブな意味で再定義されています。
(ただし、ポジティブ ≠ よりよく描写されている、です)



でも、手詰まりなのに戦争は終わりうるのか?
ひとつの解はEXA-DBです。アセムはEXA-DBをフリットたちが先に手に入れる可能性を当て込んでいたはずです。
今回、もうひとつの強力な解が示されました。物語のテーマに直結する解です。

新たなるガンダム、AGE-FXです。



【キオ、ガンダムと共に】
今回は“最強にして最後のガンダム”AGE-FXの顔見せ回でした。音楽とあいまって、AGE-FXは美しかったです。
直感的には「ここから聖戦が始まる」という文句が浮かびました。
OPにしても、創世神話がかっているというか・・・
戦争を肯定、ではないです。単純な不殺賛美でもありません。

少年の挑戦をポジティブに描こうとしているな、という姿勢は感じました。

挑戦=体を張ってみんな(人間)を守ること、ガンダム=その挑戦をともに戦うパートナー、という構図です。

これは三世代を通じて共通します。大きな違いは、FXにはFollowの概念が入ること。
Followは追従することです。導くの対になる言葉です。
母から遺されたAGE-1に始まり、今までのガンダムは託され導くものでした。
実際に、ガンダムの性能によりアスノの男達が導かれてもいます。

でも、AGE-FXはフリットの手を離れ、子供世代が火星圏(=フリットたちの知らない世界)での戦闘経験を元に作り上げたものです。今までのアスノの呪縛を離れた、新しいガンダムです。
そして、FXになって初めて、人間の方が前に出ます。
まずキオの意志があり、それについてくるのがガンダム、という関係です。

だから、出撃の台詞は「ガンダム、僕に力を貸してくれるよね」になります。

なお、フリットは出撃の際に呼びかけるときは、必ず「行こう」です。同様にアセムは「一緒に生き延びよう」。
キオは「よろしくね」です(AGE-3には最初に会ったときの1回だけでした)。


また、今回ロディが「最強のガンダム」という言い方をしており、AGE-FXの潜在能力にも太鼓判を押しています。キオも「戦い抜くんだ」と言っています。
つまり、このガンダムのある場所からは終わりが見えているのです。
手詰まりになっているフリット&アセムと対照的です。

このFXの強さには、明確な根拠があります。
データを取ったときのオービタル、この時代の最強連中が戦ってる場所を軒並み経験して洗礼を受けているのです。

前回までの戦闘で、オービタルは当代の名だたるパイロット全員(フラムとジラードを除く)と同じ戦場にいました。
フリット対ゼハート&ザナルド、アセム対イゼルカント、アセム対ザナルドといったベストバウトが行われた戦場です。
また、セカンドムーン沖の戦闘はこの作品世界の中で一番参加者の平均レベルが高かった戦闘です。
そして、オービタルはイゼルカント以下ヴェイガンのトップ3全員と戦い、ボコボコにされています。
もうひとつ重要なのは、ここでキオとAGE-3はイゼルカントの本気の殺意に晒されていること。
加えて、キオの操作速度と、操作速度の伸びのデータもあります。

これだけ「本気の最強」に塗れていれば、経験値としては十分すぎです。
オービタルはただ宇宙で戦うためのガンダムでしたが、FXは最強の敵と戦うことが前提のガンダムです。

これ、象徴的な構図です。
AGEのテーマは人間の知恵と勇気による進化です。
一方、イゼルカントはEXA-DBを見て人類に絶望した人です。EXA-DBは過去の情報の集合体です。
ヴェイガンも過去の歴史の失敗から生み出された、棄てられた民です。
イゼルカントのヴェイガンによる戦争は、過去の遺物からの挑戦でもあります。
つまり、火星戦争 = 過去の英知 対 進化する未来 という構図でもあります。

キオとガンダムはヴェイガンの世界に行って、イゼルカントという人物の底を見ました。
これは同時に、人類世界の果てまで踏破したことも意味します。その情報を、今回でAGEシステムが全て取り込みました。
過去の全てに触れ、そこから進化した、「いままでの最強」に克つためのガンダムがFXです。
確かに、戦争を終わらせるに足るだけの希望を背負っています。


このFXという機体は、記号としても大きな特徴があります。機体配色に赤がないのです。
AGEでは、青が地球の、赤が火星のシンボルカラーです。そして、キオの戦いは地球火星関係なく人間の命を守る戦いです。
また、アスノ家に通じるテーマは「みんなをまもる」です。
そのうえでEDの映像を踏まえると、AGEという物語のゴールが見えてきます。

青いFXから私が感じたメッセージは「ヴェイガンも連邦も関係ない。みんな地球(青)の仲間じゃないか!」です。
私の妄想ではなく、この意味のことをファーデーンでフリットが言っていて、それでエウパとザラムが和解しています。
だから、今こそファーデーンを見よ(以下ry)なのです。

青い旗を掲げ、キオは戦場を駆け抜けます。「みんな」を守るために。
立ちはだかるのはアスノ家の伝承そのままの(つまり過去属性を持った)、トリコロールのガンダムです。

この2機の激突は、未来に何をもたらすのでしょうか?
イゼルカントがエデンに託した最後の切り札は、そこにどう絡むのでしょうか?

今回投下された情報と、今までの話にヒントがあります。
面白くなりそうな要素がたくさんあります。
最後で下手なコケ方しなければ、この作品は素晴らしいものになるはずです。



キオの決意については、今回のアセムとの対話がとても重要です。
ポイントが二つあります。
ひとつは、アセムの「大切なものを守るためにできることをやる」発言がキオの背中を押していること。
この言葉でキオは強くうなずいています。お父さん、ちゃんと仕事をしています。

もうひとつは、ここでキオが、もう会えないと思ってた家族と再会する意味を知ったこと。
よく「ここで死んだ敵だって誰かの家族なんだ」とか言うお題目がありますが、キオは今回で、その感覚を実感として知った人間になりました。
だから、彼は人を殺せない。

アスノの血は「助けられる命があったら体を張ってでも助けよう」です。
でも、敵の命に対するアプローチは三世代で異なります。
敵を人間と見なすか、まだわかっていないフリット。基本的に大事だけど、必要なときにはさくっと殺すアセム。
キオはこのまま不殺でいくのか、それとも。


綺麗にまとめてきたな・・・ではないです。これは、「計画通り」なはずです。
そのためのフリット編です。
だから、このブログで再三(アセム編は私も弛んでましたw)「後で見ると意味が変わる」と繰り返していたわけです。

だから、私はこのAGEが大好きです。
このガンダム、1年の尺の中で丁寧に要素をつめて話を積み上げてきています。




以上、長文にお付き合いありがとうございました。
新クールの一発目と言うこともあり、とにかく情報が多い回でした。
今週はあと何本か記事を投下することになりそうです。

今後AGEはどんどん濃密になっていくと思われます。
魅力をなるべくわかりやすく伝えていくように頑張ります。良かったら、お付き合いくださいませ。






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コメント

いつも深いところまでの描写おつかれさまです。毎週放映後アンチ記事をみては同感し、こちらを拝見しては同感しという繰り返しをしております。結局私はAGEがいい所も悪いところも全部理解しながら楽しんでるってことですねw

今週はフリットが単なるわからず屋の偏った考え方しかできない、じじぃという描写がかなりでていたように思いました。こんな一般視聴者側から嫌われるような描写をする主人公っていままでのシリーズにいたでしょうか?第一世代シリーズの主人公であり現在の状況になるまで地球を守り体をはってきた人物です。なにか意図を持ってのこの立ち位置なのか、単にキオのかませ犬になるのか・・・今私が一番ラストまでの展開で気になる存在です。「ある意味間違った正義」を持ち続けてどのような最後になるのでしょうか・・・

フリットのモチベーションである(生きる支え?)ヴェイガン殲滅・・・本当に彼が報われることができるのはこの事なのでしょうか?違う道しるべが用意されているのでしょうか?我が子我が孫に今回はある意味裏切られました。その事をどう感じているのでしょうか?殲滅という名を借りた復讐に賛同(殲滅に対して)してくれる人はいても疑問を定義してくれる人がいないままに70年を過ごしてきたフリット・・・

ヴェイガンの現状を描写するのが遅かった気もします。最終クールで視聴者に素性を見せたら一般的にヴェイガンへの同情が多くなります。というか現在のフリットへの共感は誰もしづらいです。せめて第二世代後半か第三世代頭に盛り込んでいけば見る側も中立な判断をして現在視聴できたのでは?と思います。まぁ商業的に無理なのでしょうが^^;

長文すいませんでした。今後の展開とこちらの考察を楽しみにしております。

うら #- | URL
2012/07/18 09:29 | edit

>>うら様
早速のコメントありがとうございました。

アンチの方はこちらとは別方向に凄く突っ込んで見ていることがあります。
バランス取りながらご覧になると、深みが増すことと思います。

フリットは・・・かなりすっきりする救いになると思います。
死んじゃう可能性無きにしも非ずですが、生き残ると思います。多分。
いままで見てきてよかったと思える形で、彼の戦いの結末を迎えるはず。
それは同時に、彼ら家族の戦いとしても意味を持つはずです。

ヴェイガンの現状も難しいんですよね。
今の火星編を踏まえてアセム編を見返したりしたんですが、うかつに書いちゃうとテーマがばらけちゃうし・・・結構きわどいバランスのように思います。

逆に、今過去の世代の話を見返すと面白いと思います。
スタッフが言いたいけど我慢して小出しにしていたであろう部分が垣間見えます。

さわK #- | URL
2012/07/19 20:15 | edit

深い考察お疲れさまです。
今回の放送で今後の話の流れが大まかながら分かったような気がします。あとは肝心な部分を外さずに描写してくれれば良いんですが。

フリットは考えを改めることになるでしょうし、大量破壊兵器を使ってヴェイガンの一般人を殺戮でもしない限りは死なないと思います。もっとも物語の結末を見届けて老衰で亡くなるような描写はあるかもしれませんが。なんか戦闘で死ぬ姿が想像できないんですよね。異能生存体のような感じで。

今回の話とは違いますがアセム編を見返して、この時間軸での主人公はゼハートなんだなと改めて思いました。アセムが「もう一人の主人公」の立ち位置にいて彼が主役になるのは本編終了後になるでしょうか。なので、ヴェイガン側の情報が少ないのでアセム編て何だったのだろう?と感じてしまいました。三世代の物語なのでアセムを中心に話を進めなくてはならなかったのでしょうが、全体のバランスを考えると、ヴェイガン側の視点から話を進めた方がしっくりしたんじゃないかと思います。
まあガンダムのTVシリーズでそんなことは出来そうもありませんが…。

長文失礼しました。これからも考察を楽しみにさせていただきます。

KEI #- | URL
2012/07/22 16:02 | edit

もしかしてヴェイガンにイゴール・エバンスがいる?あの工場長みたいな、研究所みたいの爆破して去っていったメガネみたいな奴、ウルフとかまえの艦長に嘘ついたやつ、なぜかウィキペディアでは戦死って書かれていた、はっきしいうと超脇役…でもないか!

#- | URL
2012/07/22 18:30 | edit

>>KEIさま
いつもありがとうございます。
フリットは家に帰るんじゃないかなと思いつつ。
ユリンの呪縛が解けると、彼は普通の老人として男達と一緒に家族の待つ家に帰れます。

「ゼハートが主人公」、この指摘はKEIさまだったのですね。
ここ数日ずっとアセム編を見返してその通りだと思っていたのですが、誰の発言だったのかが混同していました。

アセム編は火星の実情を踏まえた上で見返すと、かなり意味が鮮明になります。
アセムが力を渇望するのに対し、ゼハートは力が過渡的でくだらないものだとどこかで達観している。だから力でアセムを止めるんだけど、ソレが逆効果になる。。。アレでいいのかな、と思います。勿論弱いところは弱いし、一回でわからないような話はどうかとも思いますが。

私も当時はよくわからないで書いていました。恥ずかしいです笑

>>-さま
二人の人物が混同されています。
イゴール・エバンスはアセムに討たれたヴェイガンの男です。テクノソロンのボスにも「ヴェイガンの男の死亡は確認しました」と明言されています。

テクノソロンのボスは名前がなかったはずです。仰るように生死不明です。
ヴェイガンではなくオルフェノアの手の者なので、フリットの粛清委員会に殺されたんじゃないかなぁ・・・?

さわK #- | URL
2012/07/31 15:23 | edit

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