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ガンダムAGE感想 35:呪われし秘宝  

バタバタした時期が続きます。
来週の36話感想も火曜日の朝ごろになることが予想されます。ご容赦ください。

アセムが残していったメッセージカプセルから、「呪われた秘宝」ことEXA-DB(エグザディービー)の存在と、その恐るべき正体が明らかになります。
いっぽう、ヴェイガンでもディーヴァ追跡と並行してEXA-DBの本格捜索が始まろうとしていました。




なお、私は39話までのあらすじバレを少し知ってしまっています。
今回の感想は、多少なりともその知識を前提で書いています。
なるべく隠すように書いていきますが、どうしても気になる方は37話くらいまで私の感想を読むのを控えていただく方が良いかもです。






今回はAGEでは珍しく「溜め」の話でした。
あらすじバレによると、次回以降で大きく動くようです。
見ればわかる流れだったので感想が書きにくいなー

・・・どうしよう。



とか思っていたのですが、細かいところで重要なポイントが多い回でした。
キオ編が今後ある程度進んでから、また、AGE全部が終わってから見返すと意味が変わってくる回のひとつだと思います。

何度か見返した結論。今回の話も転換点です。
何の転換点か?

「フリットとAGEによる救世主」の構造が、今回で終わっています。

フリット編の最初から今回まで、地球側でヴェイガンとの戦いを主導してきたいくつかの要素があります。
フリットの知略、AGEシステム、ガンダム、アスノの嫡子、ディーヴァファミリー、といったものです。
逆にヴェイガンサイドでは、イゼルカントの計画、Xラウンダー、ゼハート(進化するXラウンダー)がこうした要素に対応するカウンターパートになっています。
ポイントは、どちらのサイドも進化を続け、お互いの進化がお互いに影響を与え合う関係にあることです。

今回の戦闘では、地球側と火星側の「進化」が真っ向から激突しています。
スレッドまとめ系のサイトでオービタルのかませっぷりにタイタスが引き合いに出されていましたが、正鵠を射た意見のように思います。オービタルの役割は、「ヴェイガン側の進化」に敗れ去ることにこそあったと思うからです。

ただし、この進化には布石があります。
ロストロウランでキオのフォートレスと対決した際、ゼハートは「ウロッゾでも勝てないのか」という発言をしています。
ゼハートは一度ギラーガでキオと戦っています。
この発言から、ギラーガで勝てないものでもウロッゾなら勝てる、とゼハートが考えていることがわかります。

ウロッゾは地球侵攻用のハイエンド機ですし、ゼハート専用機はその中でも特に高性能にチューンされていてもおかしくありません。ただし、ウロッゾは地球侵攻の前、つまりキオと出会うに用意されていた機体のはずです。


また、パイロットとしての資質は、フリットによればキオ>>ゼハートです。
ただし、フリットがゼハートの潜在力の何割までを把握しているのかは不明です。
また、35話時点までは、フリットがゼハートの能力に驚いた描写がありません。
(ゼハートがフリットの予想を超えて成長していれば「ばかな・・・これほどとは」などの表現をされるはずです)

キオのほうが強そうなのですが、今回ゼハートが「更に成長している!」とか言っているので、キオの才能は完成されているわけではなく、まだまだ伸びるものであることがわかります。


まとめます。
ヴェイガンが事前に用意していた機体+ゼハート < AGEシステムが生み出した最新のAGE-3+キオ
パイロットとしても、 ゼハート < キオ

いっぽう、今回の戦闘の結果は
ザナルド+ザムドラーグ ≒ ギラーガ改+ゼハート ≧ AGEシステムが生み出した最新のAGE-3+キオ
です。

つまり、ヴェイガンの工夫+ゼハートの進化+2対1の状況になると、AGEシステム+キオの成長では勝てなくなってしまっています。

これはとんでもないことです。
AGEの今までの勝利の方程式「敵も進化するけど、こっちはもっと進化するから勝てる」が崩れているのです。

更に悪いことに、今回の結果は味方がベストを尽くした上での結果です。
AGEシステムは最速で結果を出していますし、キオにしてもフリットにしても相当頑張っています。

つまり、今回でヴェイガンがアスノ+AGEシステム「だけ」では手が届かないところにいってしまっています。


だから、次回から物語が更に大きく動きます。
いや今までもかなりいいペースで動いてるけど。



ところで、ディーヴァは今回いきなりピンチに陥っています。
かなり頑張って撒いていたのに、老朽艦一隻を取り巻く状況がいきなりこんなに変わるものでしょうか?
この問題は、作劇上の理由だけではなく、劇中にもある程度の答えがあります。
仮説ですが、ゼハートってなんなの?ガレットってなんなの?という質問の答えにもつながります。

いや、引っかかってたんですよ。ザナルドがなんでゼハートにあんなに敵対心を燃やすのか。
ヴェイガン主力艦隊を率いているのはザナルドです。
ロストロウラン侵攻戦でも、全軍を率いていたのはザナルドで、ゼハートは切り込み隊を率いていただけです。
ヴェイガンの公人としても、ザナルドの方がゼハートより地位が高そうです。
ロストローラン戦でも妥当な指揮をしていました。
フラムもかなり切れ者だし、幕僚の質がゼハート>ザナルド、という明確な根拠がありません。

となると、ザナルドとゼハートを比べた場合、使える兵力、権限ではザナルドの方がゼハートより上です。
ザナルドがゼハートに劣るとすれば「イゼルカントの覚えがめでたいかどうか」という一点だけです。
つまり、ザナルドが焦る理由は「現在のパワーバランス」にはないはずなのです。
理由があるとすれば、未来にパワーバランスが変わる可能性があるから。

可能性ってナニ?というところで、ガンダムが出てきます。


アセムの時代から、ガンダムを相手にすることが予想される任務にはゼハートが当てられています。
トルディアへの潜入に始まり、オリバーノーツ攻撃に今回の捕獲作戦と、ゼハートが登場して以降、対ガンダムの任務には必ずゼハートが関わっています。
ただし、ガンダムが出てくることが事前に予想され、かつ、戦域全体でより上位の指揮官がいる場合、に条件が限定されます。

そのゼハートはイゼルカントの直属隊のトップです。
言い換えると、ガンダム、およびAGEシステムのヴェイガン内での評価と、直属隊のヴェイガンの中での地位は比例する関係にあります。

そのガンダムのヴェイガン内での評価は、時代を追うごとに高まっていっているのではないでしょうか?
裏を返せば、A.G.164の地上での戦闘は、ヴェイガンにとってもう「ガンダム以外は先が見えている」レベルで決着している可能性があります。

今回登場した「秘宝」とあわせると、
ヴェイガンにとっての脅威度は 秘宝 >> ガンダム(AGEシステム) >> その他の連邦軍
だと思われます。実際、今までの戦争での結果もこんな感じでしたよね?


ならば、ガンダムなんて脅威は潰せるうちにさっさと潰してしまえ!
勝つことだけを合理的に考えると、そうなります。

ここで、イゼルカントの意図が絡んできます。
今回出てきましたよね。彼は80年前にEXA-DBを入手したらしいのです。つまりA.G.084前後です。
「連邦の腐敗を調査している最中」に。
いっぽう、天使の落日はA.G.101です。


・・・イゼルカント何歳なんだよ!
今までどうやって生きてきてるんだよ!
生きてこれたとして、どうやって権力を維持してきたんだよ!!


AGEなんで結構律儀にこたえてくれるように思います。
物語のキモでもある。

ここまでの情報だけを見ていると、どうも「地球種滅すべし」はタテマエにすぎず、ホンネが「地球種を試してみよう」あたりにありそうです。大多数のヴェイガンは前者だけしか考えてないし、地球側もそう受け取っているんだけど、後者に気づき始めている人間たちがいるのがA.G.164の状況。

で、ゼハートはどうも後者の目的がらみで選抜された人材のフシがあります。これは私の仮説。

ザナルドはそこまで気づいてないけど、本能で「ガンダムとゼハートを野放しにすると自分の地位が危ない」あたりまでは感じている、といったところ。


さて、ここまで見てくると面白い事実が浮かびあがってきます。
物語の主導権が、フリット主導からいつの間にかイゼルカント主導に移っている。
具体的には「試している」というキーワードが出てきた33話からでしょうか?


イゼルカントの存在が前面に出てきたからなのですが、もうひとつ理由があります。
フリットの限界はどこにあるのか?という問題。

思い返すと、アセム編での彼はあんまり救世主救世主言っていなかったように思うのです。
今回もアセムのことを軍人と位置づけていましたし、EXA-DBのことも知らなかった。
もしフリットが本当の意味で救世主であれば、28話で体制を確立して押し切るチャンスもありました。

でも、彼はそれをやっていない。
では、フリットの限界はどこにあったのか?どこかで諦めてしまったのか?あるいは、どこかで何かが歪んだのか?
※それでも、現在のフリットも相当バランスの良い優秀な人材であることは変わりません。

今回風に言うと、「不明だ」です。
ただし、いくつか強力なヒントがあります。

ひとつが、今回でキオとフリットの間に確執が生じたこと。
関連してふたつめが、アセムがフリット体制を理解したうえで補完しようとしているのに対し、フリットがその意図を全く理解していないこと。

今回のアセムのセリフの「この戦争に悲劇的な終焉を迎えさせない」なんて、とても意味深ですよね。
この言葉でアセムが意図しているものと、フリットが受け取ったイメージは、恐らく違うからです。
この違いを、いずれキオが比較し評価することになるはずです。
今後の展開を冷静に観察し受け止めていくため、キオがフリット熱から冷えかけた状態であることが重要になってきます。


みっつめがディーヴァという空間の意味です。オブライトが生き残った意味でもある。
ユリンとレミが退場させられた意味でもある。

フリット、アセム、キオ、いずれの編でも、ディーヴァの中での人間関係が「二番目の日常世界」として、平穏な日常世界と対になる存在として機能しています。ディーヴァは「戦うアスノ」の家とも言うべき存在です。
ことに、フリット編のフリットの場合はディーヴァの中での日常が彼の人生の全てだったといっても過言ではありません。彼にとって重要な人間も、彼が生きる理由も、全部ディーヴァの中で培われていったものです。ユリン以外は。

フリットが戦う宿命を逃れる可能性があるとしたら、UEをぶっ潰してユリンを迎えにいく未来だけでした。
でも、その未来は最悪の形で否定されています。フリットがAGEという作品の屋台骨である以上、絶対に成立してはならないエンドだからです。

アセム編以降で物語のスケールも人間のつながりも広がり、各人が色々な場所で物語に関わってきます。
アセムなど、いる場所も志もフリットとは「一見」大きく異なっています。キオにしても今後変わっていくことでしょう。

そのアスノの物語は、どこに収束するのか?
まずはディーヴァになるのかなと、私は思っています。


そのディーヴァの守人としての役割が、オブライトというキャラが登場した意味なのかなとも思います。
だから、最古参としてウルフに従っていた人間という属性を持たされる。
レミとの関わりも、思いは託されるくらいに心が通うけど、死に別れる必要があった。
逆に言えば、彼はレミと「ディーヴァの外に」家庭を作るというエンドになってはまずいのです。

彼がレミの形見のモップにすがるのではなく、モップを二本用意する形で折り合いをつける登場の仕方をしたのはそういうことなのかなと。



今回はひときわ長い記事になってしまいました。
今後のキオの変化のためのお膳立てと、フリットの限界&戻る場所の再確認の回でしたよ、って言えば割とすんなりまとまるのかな?

もうひとつ、最後に。
「転換点」って表現もおかしいですよね。私はシャナルアが死んだ話でも「今回はイゼルカントの手の中にあった戦争の終わりだ!」みたいなことを言っていたわけで。

なんで転換点がふたつあるのよ!
ごもっともです。でも、二つで良いのです。
私もこういう形で二つ目が来るとは思っていませんでしたが。


なぜ、転換点が「ふたつ」なのか?
この答えは次回以降明らかになっていくことでしょう。
本編を見習って、私も今回は引いてみます。36話以降に乞御期待!



興味をもたれた方は、過去の話を色々見返してみると面白いと思います。
今回レミがらみでアセム編を少し見返したのですが、まぁ、ホント無駄なくポンポン詰め込まれてます。

アタマ使わされますが、AGEはやっぱり、とても面白いです。





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コメント

はじめまして

はじめまして。今回の記事から初で拝見させていただいております。

今回の記事へのコメントではないのですが・・・こういう考え方で視聴するとAGEも面白いなと思いコメントさせていただきました。脚本の人が勝手に私のフィールドに入ってきて土足で荒らしやがって!って印象で批判記事を探しては「ざまぁみろ」と思ってた人間です。それなら見るなって感じなんでしょうがやはりファーストからリアルで見てた経緯があり視聴し続けてました。

率直な感想がこの考え方で視聴するとキャラデザはおいておいて、面白い!でした。過去記事もこれから全部拝見させていただこうと思います。今後ともよろしくおねがいします。

うら #ZQm6SRhk | URL
2012/06/15 08:28 | edit

>>うら 様
コメントありがとうございます。
こういうノリでゆるゆるやっていくので、楽しんでいただくことができれば幸いです。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

さわK #- | URL
2012/06/19 20:13 | edit

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バタバタした時期が続きます。来週の36話感想も火曜日の朝ごろになることが予想されます。ご容赦ください。アセムが残していったメッセージカプセルから、「呪われた秘宝」ことEXA...

まとめwoネタ速neo | 2012/06/13 01:18

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