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けものフレンズ感想 かばんちゃんの、もうひとつのしょうたい。  

人気なのは知っていたのですが、TLで見聞きするほどに「これ俺のリアルライフそのものじゃん」との思いが強く、
視聴もサーバル訪問もギリギリまで控えるつもりでした。
で、ホントにギリギリになりました。

最終話開始12時間前より視聴開始、さすがにボリュームのある内容で大きく足止めされつつも11話視聴終了したのが最終話放映の20分前。


リアルタイムでの感想はこちら
(https://togetter.com/li/1095499)になります。


考察とか感想、出尽くしてるし言うだけ野暮なので、
今日このタイミングで言いたかったことだけ。
このブログにたどり着いた、全ての、「あなた」に。




最終話のネタバレがあります。
未視聴でかばんちゃんの素性が気になる方は先に最終話までの視聴をされることをとても強くお勧めします。



まずコレをご紹介しておきます。




かばんちゃんは何なのか?性別は?という謎は、ジャパリパークの正体や物語の結末についてと同じように、多くの考察が
なされていたように思います(本編見てないでTLでそれなりに見ていました)。

劇中でもかなり明確に回答がされており、その通りだとも思います。
それも、踏まえて。ってか上のまとめで書いたこと、そのものですが。

かばんちゃんの、もう一つの正体の可能性について。
公式で支持をされることはまずないと思います。
このブログを見たりまとめを見た人が拡散してくれて、あるいは公式になったら、それはそれでちょっと嬉しいけど。
でも、私の手柄でもないと思います。

ということで、表題の答え。
かばんちゃんのもう一つの正体は、けものフレンズを好きになったみんなの気持ちなんじゃないかな?

つまり、製作者やしんざきおにいさんは勿論、
アプリ版からプレイしていたファン、漫画も読んでいたファン、
放映当時毎回一喜一憂して「たーのしー!」と言っていた人たち、
いてもたってもいられなくなってサーバルちゃんやフレンズやかばんちゃんの絵を描いた人たち、
そして

今これを読んでいる、あなた。


そういう人たちの思いが集まって、あの「かばんちゃん」と、かばんちゃんが巡って繋いだフレンズたちの素敵な世界が出来たんじゃないかな?とは思いました。

リアルでも反響のおかげでお金が多く落ちるようになったり、社会現象化したり、今まで注目されていなかった偉大な才能が正当な評価を受けたり、その結果物語の流れが多少変わったり、色々あったようです。

それとは別に。いや、それもあるのだけど。


かばんちゃんという人を見ていて、ずいぶんかっこいい人だなと思いました。

すぐびっくりして怯えて「食べないで!」と叫ぶかばんちゃんは、トキさんの歌声を聴いた後にまず拍手をする人でした。
「ファンですか?」と聞かれた時、単語の意味を考えて、わかった時に「はい」と即答する人でした。
山頂でトキさんがもう一度歌い出した時、怯えるサーバルちゃんに対し、かばんちゃんは興味津々で待っていました。

普段は「食べないで!」と怯える人なのに、サーバルちゃんと二人揃ってライオンさんに捕まった時にかばんちゃんがとっさに口にしたのは「食べるなら僕を」でした。
かばんちゃんの旅は船で海を越えること、だけど、パークの危機に際して、かばんちゃんはみんなを助けるために船を沈める決断をします。そして、海を越えられなくなることを心配するサーバルちゃんの懸念を、かばんちゃんは「”そんなこと”より」と即座に退けました。

(よく言われていたことですが)、序盤で「泳げない、飛べない、走れない、木に登れない」の4拍子揃っていたかばんちゃんは、サーバルちゃんを助けるために4技能の全てを駆使し、躊躇なく危険に飛び込みます。

こうした「人間性」や「勇気」のほか、「知性」の点でも、冒険の途上多くの新しいものに驚き怯えつつも、決して悪意や先入観を持たず常に冷静に観察し、悲観的にならず、怒らず、相手の意図に沿ったものを作り出していこうとします。

うーん、なんですかこの聖人君子ww
か弱い少女っぽい外見と低めの身体能力とビビりの仮面に隠れてるけど、とんだ完璧超人ですこの人。


でも、ちょっと考えてみてほしい。
かばんちゃんのやっていることは、実は誰でもできることばかりです。  
決して難しいことではあり…ある場合があるけど。

けものフレンズといえば、常に肯定的なサーバルちゃん、否定のない世界、魅力的なフレンズがタイムラインを賑わせていました。それはとても大きな魅力だし、ガルパンのヒットにも通じる要素だし、同時に、そういうものがヒットする日本は病んでいるのだとも思います。
ジャパリパークの優しさは、本来は僕ら自身の社会にあるべきものだったはずです。

では、それに対して自分で現実を変えられない人は「たーのしー」と言ったり、放映だけを待ったり、ありもしないジャパリパークのつかの間の夢を見ることしかできないのでしょうか?


かばんちゃんを見ていると、違うんじゃないかなーと思いました。
私が見たかばんちゃんは、とてもイケメンな人。
決して強くはないけど、守られるだけの人でもお客さんでもなくて、立派なヒーローでした。
やってることは基本的なことばかりだけど。基本を忠実にやりきるのはとてもとても難しいし、時に大きな勇気が要ります。


また、ジャパリパークはその特性上「人間の悪意」がまず存在しないから、かばんちゃんは不完全なヒーローです。
現実世界でかばんちゃんの真似「だけ」をしていると、詐欺師や悪党を相手にした時にやや不安もあります。

それを踏まえても、かばんちゃんみたいな人にいて欲しかった時や、かばんちゃんみたいに振る舞いたいと思った時がない人はまずいないのではないでしょうか?
裏を返せば、ジャパリパークという楽園にもし自分たちが行った時、劇中でかばんちゃんがしたように振る舞えれば、私たちはかなり納得できるのではないでしょうか?

最終話でかばんちゃん誕生のシーンを見て、帽子の元々の持ち主のミライさんがアプリ版の案内キャラ(プレイヤーのパートナーみたいな感じ?)だったと知って、劇中でのかばんちゃんのかっこよさを振り返って。


ミライさんの帽子の中に、彼女の同行者の思いの欠片が混じっててもおかしくないな、と、思いました。
アプリをプレイした人、テレビアニメの放映を画面の前で毎週ハラハラしながら見ていた人、漫画での奈々の活躍を追いかけていた人…
そうした人たちが、もしジャパリパークに行けたら。フレンズたちに触れられたら。

してあげたかったことをほぼ十全の形でやりきってくれたのが、かばんちゃんだったのではないか?
つまり、ジャパリパークの物語に触れた全ての人の良心の結晶がかばんちゃんである、とも言えるのではないか?

そんなことを考えました。
だから、このタイミングでこの記事。
あの物語で感動した人、感動を分け合った人、何かを追いかけてここにきた人、
みんなの想いがつながって、けものフレンズの快進撃の奇跡が生まれたのだと思います。

でもそれは画面の外だけじゃなくて、設定を振り返ると、物語の中でも実は双方向的に反映されていたのではないか?
作り手の人が意図する余裕があったのかはわからないけど。


現時点で物語に40時間程度しか触れてないニワカの私なので、わかるものには限度があります。
ただ、かばんちゃんは見てきたファンたちの思いや夢の結晶でもあるんじゃないか?と思ったら私ですらちょっと誇らしい気持ちになったので、最初から見てきた人ならひとしおだと想像できます。

このくそったれな世界に風穴を開けた、けものフレンズの奇跡。
かばんちゃんの冒険はフレンズたちの世界を救い、現実世界にも大きな旋風を巻き起こしました。
その伝説の欠片、そして、かばんちゃんの心は、今日や明日を生きるファンのみんな、そしてあなたの中にも、息づいているのではないでしょうか?


【オマケ】
生サーバルちゃん見てきました。(サーバルちゃんに会いに羽村市動物公園に行ってきたよ
サーバルメトロノームをリアルでやっていました。






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category: ほかアニメ・マンガ

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janre: アニメ・コミック

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コメント

色々な考察を見ましたが、この考察が一番しっくりきました。
アニメ的ではあるが、決して超人的な天才的な方法ではなく、日々のすさんだ生活の中でも現実に我々が出来そうでやりたいことを、かばんちゃんが「ジャパリパーク」の中で手本を示してくれていました。
素晴らしい考察、ありがとうございました。

#- | URL
2017/04/04 21:57 | edit

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